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2017/9/22 19:10

上質な音楽を日常に――テクニクスが提案するプレミアムサウンド「OTTAVA f」を聴いてきた

パナソニックは、テクニクスブランドから初のオールインワンオーディオシステム“OTTAVA f”「SC-C70」を発表しました。発売日は10月20日で、価格は10万円(税抜)。

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イタリア語で「強く、強い音」を意味する演奏記号“Forte(フォルテ)”を名称に冠し、プレーヤー、アンプ、スピーカーを一体化したオールインワンシステム。コンポタイプの「SC-C500」と同様に、CD回転時の様子がわかる透明なトップカバーを採用したソリッドなデザインが特徴。1台でCDからストリーミング音楽、ネットワークオーディオ、Bluetooth、ハイレゾ音源など様々な音楽ソースに対応し、リビングや寝室などに設置することで音楽のある生活を提案します。

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最大の特徴は、壁際やコーナーなど設置場所に合わせた最適なサウンドを楽しむことができる新開発の音場調整システム「Space Tune」を搭載していること。「Wall」「Corner」「Free」といったプリセットのほか、スマホやタブレット内蔵のマイクで聴取位置の音響特性を測定し、最適な音場になるよう調整することも可能(iOSデバイスのみ)。

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本体には、上位機種などにも搭載されるフルデジタルアンプ「JENO Engine」を3基搭載。スピーカー部は、2cmツイーター、8cmウーファー、12cmサブウーファーの3ウェイ構成とデュアルロングポートにより、40Hz~50kHzの超広域帯域再生を実現しています。また、ツイーターの前面には高域の指向性を高める「Acoustic Lens」と「逆ドーム形状フィン」を配し、広がりのあるパワフルなサウンドに仕上げています。

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音楽ソースはCD、ワイドFM/AMラジオ、Wi-Fi/AirPlay、Bluetooth、USB(ハイレゾ対応)、光デジタル、アナログ(ステレオミニ)などに対応。CDの音をハイレゾ音源相当にアップスケーリングする「CDハイレゾリマスター」も搭載しています。

 

発売を記念して、2017年10月20日~2018年1月19日まで(応募は2018年1月31日まで)に製品を購入した方全員に、5層構造のオリジナルオーディオボードがプレゼントされるキャンペーンも実施されます。

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↑オーディオボードメーカーと共同開発したオリジナルボードが当たります
↑オーディオボードは5層構造のしっかりとした造り

 

発表会の会場では実際に試聴することができましたが、一聴して驚いたことは、本体サイズからは想像できない豊かな低音が出るということ。中高域もクリアで、ハイレゾ時代にふさわしいメリハリのあるキリッとしたサウンドが楽しめました。また、Space Tune機能を使って測定すると、音に定位感が出てより芯のある音質に変化します。ジャズやポップス、ロックなどに適したサウンドチューニングといえるでしょう。

 

スピーカーの前に座って姿勢を正して聴く、というよりも日常の生活シーンに上質なサウンドを溶け込ませるといった使い方を想定したようなコンセプトのオールインワンオーディオ「OTTAVA f」で、生活のなかに音楽を取り入れてみてはいかがでしょうか。