AV
2015/6/1 8:00

音質と機能性を兼ね備えた「王道ハイレゾ」4機種、あなたはどれを選ぶ?

 

現在、ハイレゾ対応のポータブルプレイヤーはソニーのウォークマンシリーズと、アステル&ケルンのAKシリーズが人気を二分している状態。まさに、今回はそんなハイレゾの“王道”といえる4機種を紹介しつつ、AVライター、野村ケンジさんによるによる採点をお届けします。

 

世界最小最軽量、超絶ハイコスパの携帯ハイレゾプレイヤー

nw-a10

ソニー
ウォークマン NW-A16
実売価格2万6460円

リニアPCM最大192kHz/24bit対応のコンパクトプレーヤー。フルデジタルアンプ「S-MasterHX」が、クリアでパワフルな音を実現します。高級コンデンサーなど、上位機譲りのパーツを多く採用し、安定した電力供給で音質を高めました。サイズは持ち歩きに便利で、ポケットにもスッキリおさまる超コンパクトサイズで、重さも約66gと世界最小最軽量の携帯ハイレゾプレイヤーです。●サイズ/質量:約W44.4×H109.1×D9.1/約66g

 

AVライター、野村ケンジさんの採点!

80点

「3万円以下から気軽にハイレゾを楽しめる、『2.0世代ハイレゾ』の旗頭。ハイレゾのクオリティをしっかり引き出しつつ、驚異のコスパを実現しました」

 

最上位モデルのエッセンスをスタンダード機に詰め込んだ

ak100

アステル&ケルン
AK100Ⅱ
実売価格10万3040円

最上位機AK240の基本設計を継承し、高音質を実現したスタンダードモデル。DSD最大5.6MHzの再生に対応します。バランス接続で、雑味のない音が楽しめるのもウリです。細かいところまで高級感を重視したつくりで、ボディについている大型のボリュームツマミは、上質なダイヤモンドカットヘアライン仕上げです。●サイズ/質量:約W55×H111×D14.9㎜/約170g

 

AVライター、野村ケンジさんの採点!

85点

「ボーカルのニュアンスやライブ感など、ハイレゾならではの表現を再生できます。第2世代で質感の高いデザインに進化しましたね」

 

筐体の素材や電源の強化にこだわって、高音質を実現した

nw

ソニー
ウォークマン NW-ZX2
実売価格12万9470円

銅板とアルミニウムの総削り出しフレームで構成される新開発のハイブリッドシャーシを採用。部品の接続には「高純度無鉛高音質はんだ」を使用し、さらに7基の「OS-CON」がノイズの少ない電気を供給することで、全体的にクリアな音質に加え、量感のある低音、力強い中高域を実現しています。●サイズ/質量/約W65.1×H131.2×D18.5㎜/約235g

 

AVライター、野村ケンジさんの採点!

80点

「どんなジャンルでも、それぞれを魅力的な良音で鳴らせる優等生。音源の多様化が進
む現在のハイレゾ環境にふさわしいモデルと言えるでしょう!」

 

ボディ素材にも徹底的にこだわったプレミアムモデル

ak240

アステル&ケルン
AK240
実売価格26万3300円

DSD最大5.6MHzのネイティブ再生のほか、同シリーズのAK100Ⅱと同様バランス接続にも対応。2.5㎜4極バランス出力端子を備える不要な共振を抑えるジュラルミン削り出し筐体など、ハード面でも高音質化を徹底したプレミアムモデルです。背面プレートにはカーボンファイバー素材を使い、剛性や質感を高めながら軽量化を実現しました。●サイズ/質量:約W66×H107×D17.5㎜/約185g

 

AVライター、野村ケンジさんの採点!

85点

「据え置き型の高級プレーヤーをも凌駕する圧倒的なサウンド。これ1台で、いつでもどこでも最高のハイレゾ品質が楽しめて、文句なしのスペックです。難点は高価なことくらいですね」

 

以前よりラインナップが増えた携帯ハイレゾプレーヤー。3万円クラスのエントリー機、10万円前後のメインストリーム、さらに高価なハイエンドの3クラスと、選択の幅も広くなりました。今回紹介した王道モデルも、この価格帯を網羅しています。あなたにぴったりの1台もきっと見つかるはずです!