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2016/12/6 13:23

理想の点音源を追求! バーチカルツイン方式のハイレゾ対応スピーカー「S-PM50」

オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは、音像・音場を忠実に表現するバーチカルツイン方式を採用したハイレゾ対応の2ウェイスピーカーシステム「S-PM50」と「S-PM30」を12月下旬に発売します。価格はS-PM50が20万880円、S-PM30が10万2600円です(いずれも1台の価格)。

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↑S-PM50(左)とS-PM30(右)

 

本機は、スピーカーシステムの理想とされる、点音源を実現するためのバーチカルツイン方式(ツイーターを中心に2つのウーファーを上下対称に配置)を採用。ツイーターとウーファーのクロスオーバー周波数を750Hzに下げること(従来製品のクロスオーバーは2~3kHz)で、主要な帯域を中央のツイーターで再生し、同軸型スピーカーと同等の確かな音像定位や豊かな音場感を表現しています。

 

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↑S-PM50

 

広帯域ツイーター「ワイドレンジドライバー」には、鋼鉄の1/5の軽さと5倍の強度を持つ高強度のバイオマス素材セルロースナノファイバー(CNF)を混抄した振動板とともに、不要な共振を抑える高強度のアルミダイキャスト製フレームを採用。ハイレゾ音源を余すことなく再生でき、大音量やパルシブな音でも破綻せず、クリアで抜けの良い高域を実現します。さらに、S-PM50には、「ワイドレンジドライバー」に「ウェイブガイド」を採用し、時間軸の特性をコントロールすることで、よりクリアな音質と豊かな音場感を再生します。

 

筐体のエンクロージャーには、ウイスキーの熟成に何十年もの間使用され、木質が固く緻密なホワイトオークの樽材を使用しており、通常のパーチクルボード(集成材)に比べ不要な共振が極めて少ないため、クリアな音を再生します。また、音の回折の影響を抑制するバッフル両端のラウンド形状により、自然な音場感を実現し、バーチカルツイン方式とあいまって確かな音像と豊かな音場を表現します。

↑S-PM30
↑S-PM30

 

スピーカー端子には、直出し金メッキタイプを採用。S-PM50はバイワイヤリング接続に対応しています。

 

また、S-PM50専用のチューニングを施した高密度木材製スピーカースタンド「CP-50」(8万8560円/2台1組)も12月下旬に発売されます。

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↑スピーカースタンドCP-50に、S-PM50を設置したところ

 

バーチカルツイン方式を採用し、ウイスキーの樽材を使用した高剛性キャビネットなどにより、よりクリアな音質と豊かな音場感を再生するスピーカーユニット。ハイレゾ音源にも対応しているので、本機なら繊細で自然な音を余すことなく楽しめそうですね。

 

【SPEC/S-PM50】
●サイズ/質量:W237×H435×D344㎜/13kg●型式:位相反転式、ブックシェルフ型●スピーカー構成:2ウェイ方式●使用ユニット:50㎜コーン型トゥイーター、130㎜コーン型ウーファー×2●クロスオーバー周波数:750Hz●インピーダンス:4Ω●出力音圧レベル:84dB●再生周波数帯域:40Hz~40kHz

 

【SPEC/S-PM30】
●サイズ/質量:W190×H357×D277㎜/8kg●型式:位相反転式、ブックシェルフ型●スピーカー構成:2ウェイ方式●使用ユニット:50㎜コーン型トゥイーター、100㎜コーン型ウーファー×2●クロスオーバー周波数:750Hz●インピーダンス:4Ω●出力音圧レベル:83dB●再生周波数帯域:50Hz~40kHz

 

【SPEC/CP-50】
●サイズ/質量:W350×H600×D380㎜(スパイクとスパイク受け使用時の高さ622 ㎜)/10kg