グルメ
2017/4/1 10:00

「お好み焼き+ごはん」がベストマッチ!? 簡単に作れるお好み焼きレシピを紹介

名物として有名な大阪だけでなく、いまや日本の国民食とさえいえる「お好み焼き」。しかし、いざ自宅で作るとなると面倒で二の足を踏んでしまう人も多いのでは。ここでは、学研プラスが誇るフーズチーム編集部員が手軽に作れるお好み焼きレシピをガイドします。

※本記事は航空会社・バニラエアの機内誌「バニラプレス 2017年4-6月号(創刊号)」に掲載された内容の完全版となります

 

日本には地域によってさまざまな食文化があります。沖縄ではソーキそばやゴーヤチャンプル、北海道では新鮮な魚介類の丼など、どれもおいしいものばかり。

 

私(フーズチーム編集部員/女性)は生まれも育ちも東京ですが、姉が仕事の関係で大阪に住むようになってから、たびたび大阪を訪れるようになりました。大阪の代表的なソウルフードといえば、「お好み焼き」。実は小さいころ、父親がしきりにホットプレートを欲しがっていたのですが、母親が頑として賛成せず、食卓にお好み焼きが出ることはありませんでした。だからこそ、大人になった今食べるお好み焼きが新鮮でたまりません。特に大阪で食べるお好み焼きは絶品です。

 

大通りから、くねくねとした路地に入り込んだ小さなお店に行列ができていたりします。そんなお店が大阪にはいっぱい。東京はお好み焼き文化の薄い地域だけあって、私はお店で具材をもらい、テーブルにある鉄板で自ら作るのは大の苦手です。お店のおばちゃんが見かねて最初から最後まで作ってくれたことも。

 

ただ出版社のフーズチームの一員として、何でも作れるようになるのが鉄則。ということで、自宅で簡単にでき、しかもよりみんなに親しんでもらえるものを試案しました。編集部にあるバックナンバーを片っ端から引っ張り出して、あらゆるお好み焼きを調べてみました。その中にピッタリのものが――。「お好み焼き弁当」です。これならお好み焼きをもっと身近に感じられるはず。しかもリーズナブル!

 

レシピは以下の通りです。

 

お好み焼き弁当

 

●材料(1人分)

A キャベツ(ざく切り)…2枚分(80g) 桜えび…5g 小ねぎ(小口切り)…3本分 卵…1個 小麦粉…大さじ3 顆粒(かりゅう)和風だしの素…小さじ1/2 水…大さじ2

サラダ油…大さじ1

お好み焼きソース…適量

青のり…適量

紅しょうが…適量

ごはん…120g

マヨだれ*…適量

 

●作り方

①Aをよく混ぜ合わせます。

②卵焼き器かフライパンにサラダ油を熱し、1を両面こんがりと焼きます。

③ごはんを容器に入れ、2をのせてソースをぬり、青のりをふって紅しょうがをのせて完成。食べるときに好みでマヨだれをかけます。

 

※マヨだれの材料

マヨネーズ…大さじ6 玉ねぎ(みじん切り)…1/2個分 レモン汁…小さじ1

 

食べてみての感想ですが、やはり、白いごはんとお好み焼きの甘いソースがあわないわけがありません。桜えびはそのまま混ぜ込めばいいので、火が通るまで待つ必要もなし。朝時間がないときでも、すぐに作ることができます。お弁当箱の中の配置に悩む必要もなし。ごはんの上に、ドンッと乗せればすぐに完成です。

 

ごはんは少なめのレシピですが、上に乗せるお好み焼きは、お弁当用だと見くびっていたらボリュームたっぷりで、大満足。刻んだキャベツはお箸で簡単に崩れるので、ざっくりと箸で切り取り、ほおばれます。お好み焼きは桜えびと出汁の味がしっかりとしていて、お好み焼きだけで食べてもおいしいし、ご飯と一緒でも美味。

 

見た目はシンプルですが、そこは大阪のソウルフードということで、笑い飛ばしてしまいましょう。

 

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↑断面図。ご飯は少なめでもボリューム満点です

 

 

最近になって大阪府が、主食となるものを一度の食事で二種類以上食べる頻度は太っている人のほうが高いとの調査結果を発表しました。そうすると、「お好み焼き×ごはん」も太る原因ではないか、という疑念が湧いてきます。たしかに、炭水化物は減らしたほうがいいらしいというのもよくわかります。でも、ソース味とごはんの組み合わせは、ごはんがどんどんすすみます。大阪府もお好み焼きなどの粉もんとごはんの組み合わせは、「大阪ではよく見られる食習慣で否定はしない」と、大阪の食文化に配慮したコメントも出しています。ただ「太っている人は回数を減らすなど工夫をしてほしい」とフォローすることも忘れませんでした。

 

おいしいものはおいしいんだから。あとは、体重計と相談しながら、私も恋しくなったらまた作ってみようと思います。

 

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