グルメ
2017/8/4 16:00

【餃子の名店】小籠包のような肉汁がたまらない! 厚皮餃子の老舗・西巣鴨「華興」

餃子は全国に様々ありますが、ここでは「厚皮の餃子」の名店を紹介します。「華興」は1948年に中華料理店として創業。池袋の餃子スタジアムの人気投票で1位に輝いたり「北区の名品」に選ばれたり、その実力は確かな厚皮餃子の名店です!

 

まるで小籠包のような 肉汁がたまらない!

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華興
東京都北区滝野川6-9-11
【月、水〜金】11:00〜15:30、17:00〜23:00

【土日・祝日】11:00〜23:00

定休日:火曜日

 

戦後の物不足から生まれた甘味と旨味豊かな人情餃子

東京の北区・滝野川に、戦後すぐのオープン以来半世紀以上愛される「華興」があります。名物は創業時から変わらない「華興餃子」をはじめとする、多彩な餃子の数々。どれももっちりとした厚い生地と肉汁たっぷりの餡が魅力で、1週間で約2500個が売れます。

 

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↑「華興餃子」は540円。ツナギを 使わず小麦粉と塩だけで打つ厚 い皮の中に、豚肉、ニラ、玉ね ぎによるあんがぎっしり。小籠 包餃子との異名もあるほどジュ ワっとした肉汁がうまい!

 

皮が厚い理由はふたつ。ひとつは、具の野菜を搾らずに、生でたっぷり入れるには厚さが必要だったからです。そしてもうひとつは、物資が不足していた創業当時は機械がなく、手作りだったからです。現在は工場への特注ですが、いまも伝統の厚皮を職人が再現しています。そして具の中身も変わりません。

 

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↑女将の渡辺歳子さん。「私は先代の娘で、餃子とともに育ちいまや提供する立場になりました。餃子は人生のようなものですね。海老が丸ごと入った「円満餃子」(540円)や、スープを入れて食べる「壺餃子」(900円)などもオススメですよ」

 

食糧難のなかで、比較的価格と味が安定していた玉ねぎを現在も使用しています。さらに、今はやや高価な豚のカシラ肉を一部に使い、脂質が少なく味は濃いこの部位によって、甘味と旨味の豊かな餃子が生み出されています。通販もしているので、ぜひ無二の絶品餃子を試してみてください。