グルメ
2017/8/20 18:30

目指したのは「かけそば」のようなシンプルな旨さ! ハンバーガー探求家がプロデュースした豪徳寺「tokyo omo style」

ハンバーガーストリート・松原好秀の「週末はハンバーガー」 tokyo omo style(豪徳寺)

 

関東地方は今夏は雨続きで、海や山へレジャーに出かける予定が中止になった人も多
いかも知れない。家でゴロゴロ暇を持て余す休日……そんなときはご近所探検。前から
気になっていた駅前のバーへ行ってみよう。例えば、この「トウキョウオモスタイル」のようなバーへ。

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人気ベーカリーが焼く極上バンズと粗挽きパティの競演!

同店は小田急線の豪徳寺駅、または東急世田谷線の山下駅前徒歩1分の地下1階にある。いまは夜のみオープン、夜明けまで営業。そんな若者たちで夜通しにぎわうカフェ&バーの、フードメニューの目玉が専門店にも負けないハンバーガーだ。実は筆者がプロデュースした。

 

同店はバーなので、厨房設備はガスコンロ2台のみ。その条件下で出来得るベストのバーガーを店主清水さんとともに考えた。目指したのは「プレーンが最もおいしい」バーガー。蕎麦でいうなら「かけそば」だ。パティとバンズ、それだけで「おいしい」といわせるハンバーガーを作ろうと考えた。

 

パティはUS産の極粗挽き125グラム。鉄板の表面に凹凸のついたグリルパンで強めに焼いて焦げ目をつけている。運ばれてくるとプーンとビーフのにおい。ジャンキーなシーズニングのフレーバーがさらに食欲をそそる。バンズは代々木上原「カタネベーカリー」製。食パン生地を丸めて作った非常に弾きの強いバンズだ。ヒール(下バンズ)に粒マスタード。オニオンはグリルド。サイズも手ごろで、酒の場にふさわしいバーガーだ。

↑名物「レモンチーズバーガー」(1000円)。芳ばしく焼いたパティの上にレモンピールソルト、そしてレモン汁を吸わせたモッツァレラチーズ。最後のひと口までレモン味!
↑名物「レモンチーズバーガー」(1000円)。芳ばしく焼いたパティの上にレモンピールソルト、そしてレモン汁を吸わせたモッツァレラチーズ。最後のひと口までレモン味!

 

バーガー8品の他に「親子丼」などのごはんもののメニューもある。「言ってもらえれば食べたい料理を作ります」と清水さん。仕事帰りに立ち寄って食事もでき、帰宅後あらためて飲みにも行ける。そんな使い勝手のよい駅前1分のバー。身近にあると重宝な一店だ。

 

↑清水さん愛用のグリルパン。なお写真は店外の別の場所で焼いたときのもの。オモスタイルにはガスコンロは2台しかない
↑清水さん愛用のグリルパン。なお写真は店外の別の場所で焼いたときのもの。オモスタイルにはガスコンロは2台しかない

 

― shop data ―

所在地:東京都世田谷区豪徳寺1-23-12 ささビルB1F

アクセス:小田急電鉄 豪徳寺駅歩1分・東急電鉄 山下駅歩2分

オープン:2010年7月7日

営業時間:19:00~29:00

定休日:なし(要確認)