グルメ
2016/4/12 18:11

発売4日で100万ケースを突破した「生茶」を新旧で比べてみた

国民的なペットボトル緑茶の「生茶」。3月22日より大幅リニューアルして発売されたのはCMなどでご存じかと思いますが、発売からたったの4日で100万ケースを突破したほど爆発的に売れています。この勢いは昨年の生茶リニューアル時と比較すると約180%となり、予想を上回る伸びだとか。しかも発売3週間後には200万ケースを突破し、その後も好調に売れ続けているようです。

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この人気の理由はリニューアル後の商品力にあると思いますが、何がどう進化したのでしょうか。そこで、自宅にストックしてあった従来の生茶と比較して、パッケージや味を中心に深掘りリサーチしたいと思います。

 

丸みを帯びた外装と統一カラーで和モダンなデザインに

まずはデザインから。新生茶(中)と従来の生茶(外)を並べてみると、見た目だけでずいぶん違います。クルマで例えるなら、マイナーチェンジではなくフルモデルチェンジといえるレベル。外装は丸みを帯びた形状に、カラーはグリーンで統一され、すっきりした印象になっています。洗練された和モダンなデザインといえるでしょう。

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ロゴは書体こそそれほど変わりませんが、ドロップシャドウがなくなってシンプルに。これは近年UIやWEBデザインのトレンドである「フラットデザイン」に共通するものがあると思います。

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キャップからは茶葉のイラストがなくなり「SINCE 2000」の文字が入りました。生茶が誕生して16年も経つんですね。「時代とともに緑茶も進化していくべき」というメッセージ性のようなものを感じます。

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そしてデザインとは少し違いますが、実は容量が25ml増えて525mlになっています。ちょっとおトクなうれしい進化ですね。

 

微粉砕した茶葉の粉が旨みの余韻を一層深化させた

次に味を比べてみました。ただパッケージの比較をしているときに気付いたのは、濁り具合が新旧でまったく違うということ。ボトルのラベルをはがして見てみると、一目瞭然です。

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左が新しい生茶で、右が従来品。こうして見比べてみると「新しいほうはまろやかで、いままでのほうはすっきりかな?」と予想しますよね。この違いが、味わいを進化させた最大の要因といえるのではないでしょうか。

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この濁りのヒミツは底面の沈殿物にもありました。見ためからして、きっと抹茶のような微細な成分が溶け込んでいるに違いありません。

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いよいよグラスに注ぎ、飲んでみました。個人的に一番感じたのは“やさしさ”です。従来の生茶ももちろんおいしいのですが、新製品のほうは、より旨みや苦味がバランスよく残る感じ。ビジュアルからイメージしていたまろやかさもありながら、甘み、深み、渋みといったトータルのおいしさが長い余韻となって続く味わいです。

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この沈殿物を調べてみると、最新テクノロジーで茶葉を“まるごと”微粉砕した“かぶせ茶”の粉末だそう。生茶葉を低温で丁寧に抽出した後にこちらを加えることで、凝縮したお茶の香りや旨みが溶け込み、いままでにないおいしさに仕上がるんですね。

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リニューアルした生茶、まだの方はぜひお試しを。その際は、飲む前にひとつアドバイスがあります。それはラベルにある通り、「よくふってからお飲みください」ということ。沈殿した旨み成分をよく混ぜて、ゴクゴク飲んでいただきたい!

 

キリン http://www.kirin.co.jp/

キリン生茶 http://www.kirin.co.jp/products/softdrink/namacya/