グルメ
2016/7/7 16:50

ひと味違うまぐろ専門店は六本木にあった! 熟成まぐろが安く手軽に食べられる「まぐろだけボーノ 白川」【安旨寿司の名店】

江戸前寿司の起源といえば屋台寿司。その伝統を受け継ぐ立ち食い寿司の店が、近年人気を集めている。対して、安くておいしい庶民の味である回転寿司には、大手チェーンだけでなく、独立店あるいは小規模チェーンとしてオリジナリティのある店が多い。また、回転レーンなしで客の注文に丁寧に応えつつ、安さとうまさを両立する老舗からも目を離してはいけない。

 

本稿では、“名店”と評判の立ち食い寿司店や回転寿司店を紹介していく。首都圏を中心に安定した人気を誇る店、北海道や石川など地方から鳴り物入りで進出してきた店、町場の店に匹敵するサービスと味を提供する店など、様々な営業スタイルをもつ店を網羅。店舗の看板メニューやサイドメニュー、店内・外観の写真を豊富に織り交ぜ、店のこだわりと魅力を余すところなくお伝えしよう。

 

■本日のお店

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まぐろだけボーノ 白川

【店舗情報】

住所:東京都港区六本木2-3-3 三重ビル1F

交通:東京メトロ南北線 六本木一丁目駅徒歩3分

スタイル:安旨寿司

 

メニューは熟成まぐろだけ! オンリーワンの味が楽しめる

↑握りとろ三貫(500円) 身にはほのかな酸味と甘みがあり、脂のクドさはゼロ。熟成まぐろならではのまろやかさで、あと味の余韻がリッチだ。中とろを基本に提供するが、運がよければ大とろが入ることも
↑握りとろ三貫(500円) 身にはほのかな酸味と甘みがあり、脂のクドさはゼロ。熟成まぐろならではのまろやかさで、あと味の余韻がリッチだ。中とろを基本に提供するが、運がよければ大とろが入ることも

 

六本木の「まぐろだけボーノ 白川」は、店名通りメニューがまぐろだけの店。握りは赤身、とろのみ。丼物は5種類と硬派だ。店主は寿司と日本料理の道を歩み、高級料理店の板長も経験。その過程で「もっと気軽にまぐろを食べてほしい」と考え、この店を開いた。

↑握り赤身三貫(350円) 熟成をかけた赤身はとろりと柔らかい食感。赤身独特の酸味はマイルドになり、より複雑で深いうまみを生み出している。まぐろの赤身の概念を変える味となっている!
↑握り赤身三貫(350円) 熟成をかけた赤身はとろりと柔らかい食感。赤身独特の酸味はマイルドになり、より複雑で深いうまみを生み出している。まぐろの赤身の概念を変える味となっている!

 

まぐろは三崎漁港から、店主も敬愛する目利きが厳選した1本をまるごと仕入れる。種類は本まぐろ、インドまぐろ、ばちまぐろから、その季節に最も味のいいものを選ぶ。

↑三色丼(1200円) 赤身ととろ、ねぎとろが入った豪華な丼。同店のまぐろネタがすべて味わえる
↑三色丼(1200円) 赤身ととろ、ねぎとろが入った豪華な丼。同店のまぐろネタがすべて味わえる

 

さらに店では、まぐろの質を見つつ12~24時間熟成。こうして提供されるまぐろは、他店のものとはひと味違う。赤身は味に深みが出て、脂はまろやかさと甘みが増大。ワン&オンリーの味で、まさに“ボーノ(イタリア語でおいしい)”なのだ。

↑葱とろ丼(800円) 中落ちを丁寧に削ぎ、筋と骨を除いて細かくミンチに。クリーミーな味で、極細に刻んだ葱や大葉、大根と一緒に食べるとより芳醇
↑葱とろ丼(800円) 中落ちを丁寧に削ぎ、筋と骨を除いて細かくミンチに。クリーミーな味で、極細に刻んだ葱や大葉、大根と一緒に食べるとより芳醇

※価格やネタは変動する場合があります