グルメ
2016/11/6 15:00

組み合わせは3000通り以上!? どんなハンバーガーも美味しく作ってくれる体重170kgの名物店主がいる高円寺「FATZ’S」

ハンバーガーストリート・松原好秀の「週末はハンバーガー」 「FATZ’S」

 

さぁ高円寺の名物店主の登場だ。東京生まれの日本語ぺらぺらアメリカ人。某テレビ番組の「おテブな店主」を紹介するコーナーで、乗った体重計が壊れたという伝説のおデブ。その体重は170kgオーバー。だから店の名は「ファッツ」という。

 

直火で焼いたスモーキーなパティとオーツ麦の乗るバンズ

店主ジョン(Jon)さんは三鷹の生まれで日本に20数年、アメリカに10年暮らした、日米どちらの言語・習慣もバランスよくマスターする人だ。でも心はアメリカ人。彼にハンバーガーを作らせると日本人にはマネのできない感覚のものができあがる。

 

ただし、注文方法が少し変わっている。パンは3種類から、野菜も3種類から、肉は4種類、ソースは7種類、トッピングは12種類、サイドは3種類……これらの中から何を入れるか・入れないか、好きに選んで「カスタマイズ」するシステムだ。バーガーだけでも組み合わせは3000通り以上! 初めての人はきっと戸惑うことだろう。でも大丈夫。「その組み合わせならこのチーズ」とか「このソースを加えると最高」とかアドバイスしてくれるので、とにかく何でも聞くといい。

↑カスタムの一例「BBQベーコンチーズバーガー」(1600円)。チーズはチェダー。開発に1年かかったというBBQソースは肉とベーコンとの絡みにちょうど。バンズの旨味が後を引く

 

国産牛パティは120グラムと200グラムの2サイズ。直火のグリラーで煙をあげながら、じっくりスモーキーに焼き上げる。オートミールを乗せた茶色いバンズは新宿「峰屋」製。オニオンはアーリーレッド。チーズはハバーティとか、プロボローンとか、日本では聞きなれないものが使われる。ニオイといい食感といい、やはり日本のものとはどこか違う。遠く異国の味がするバーガーだ。

 

何を挟むかはあなた次第。でもジョンさんはこう言うーーどんな組み合わせで頼んで来てもこっちの腕でおいしくします!

↑野菜なし、バンズの間に120gパティを挟んだだけの「チーズバーガー」(950円、写真右)と、以前出していた期間限定バーガー「マンゴーポッパー」(1300円、写真左)

 

 

― shop data ―

所在地:東京都杉並区高円寺北3-21-19 ライオンズプラザ高円寺E号

アクセス:JR高円寺駅歩3分

オープン:2011年4月29日

営業時間:火~土 12:00~15:00, 18:00~22:00、日曜日 12:00~18:00

定休日:不定休(要確認)

 

※高円寺「FATZ’S」は17年10月15日に閉店。吉祥寺に移転して、18年2月11日より「Fatz’s The San Franciscan」として営業中。