デジタル
2015/11/29 10:21

【安全だけじゃない!】世界初の「五感」と「人工知能」を持つロボット型カメラが市場調査で活躍する!

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ふたつのカメラがつぶらな瞳のようにキラリと光り、まるで人間の顔のような形をしています。こちらは、小型監視カメラ「アースアイズ」。

 

カメラといっても映像だけではなく、なんと「におい」や「あたたかさ/つめたさ」など人間の嗅覚や触覚に相当する五感センサーと人工知能を搭載したロボット型カメラなのです。

 

不審を事前に察知し、警戒する知能を持った監視カメラ

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「アースアイズ」に搭載されている「earth eyesテクノロジー」は、五感に近い高度なAI(人工知能)。

 

音源識別センサーや臭覚センサー、触覚(に含まれる温覚)にあたる温度センサーなどを備えています。音源識別センサーは360°どの方向から音が伝わったかを把握し、人間の声や自動車の急ブレーキ、ガラスの割れる音など、音の種類を細かく判別。臭覚センサーは、人間の鼻と同様にガス漏れやガソリンなど様々なにおいを嗅ぎ分けます。また、「アースアイズ」は顔認証システムに加え、被写体を立体的に捉える3次元LEDセンサーも搭載しており、この2つの機能を組み合わせて性別や世代を判別することもできます。

 

「この人、怪しいな」と思った場合にはそのデータを登録し、万が一の事態にはデータ内から特定の人物を検索することも可能。カメラの映像はリアルタイムでスマホやPCから確認でき、高齢者向けにガラケーにも対応しています。

 

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「アースアイズ」の驚くべき点は、映像を記録するだけに止まらないということ。お年寄りがうずくまる、または赤ちゃんの泣き声が普段と異なっている、というときには「危険」と判断し登録された連絡先へアラートを送ることができるのです。

 

さらにカメラの前で人が襲われたり泥棒が入ったりすれば、音声による警告や警察への通報までおこなえる心強さは、考えて行動できるAI(人工知能)をもったロボットならではといえます。

 

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給電はワイヤレスで、窓ガラスを挟んで磁石で固定化できるため取り付け工事は不要。ひとり暮らしのお年寄りや女性でも簡単に設置できます。

 

立体的に空間を捉えられるため、特定の物を探すなどの些細な動作から、どの年代の人がどんな製品を手に取っているかというマーケットデータの蓄積まで、幅広い活躍が期待されています。

 

発売は2016年4月頃を予定しており、予定販売価格は本体6万5000円、月額利用料2340円です。