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2017/6/5 18:31

王道2-in-1? それとも初のクラムシェル型モデル?3種類の新型Surfaceがついに日本上陸!

日本マイクロソフトは、人気シリーズ「Surface」の新型デバイスを日本でも発売すると発表しました。日本市場に投入されるモデルは、Surfaceの代表的なモデルである2-in-1PCの「Surface Pro」、クラムシェル型のノートPC「Surface Laptop」、クリエイター向けデスクトップの「Surface Studio」の3機種です。

 

ファン待望の後継モデルがついに日本でも!

Surface Proは前モデル「Surface Pro 4」の後継機種にあたり、キーボードを取り外してタブレットとしても使用できる2-in-1PC。Surfaceの名を世に知らしめた代表的なモデルであり、シリーズの主力機種でもあります。

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↑マイクロソフトの新型2-in-1パソコン「Surface Pro」。参考価格は10万5800円~31万5800円。発売日は6月15日を予定

 

スペックとしては、インテルの第7世代のCPUを搭載し、エントリーモデルであるCore m3とミドルクラスのCore i5モデルはファンレスを実現。バッテリー駆動時間も長時間化するなど、モバイルシーンでの使い勝手が向上しました。

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↑Surfaceの象徴ともいえるキックスタンドはこの角度まで倒すことが可能になり、手書き入力がしやすくなりました

 

さらに、本機を最大限活用するためのアクセサリー類もあわせて発表されました。

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↑カバーにもなる別売キーボードの表面はアルカンターラという手触りの良いファブリック素材を採用。カラバリは3色展開で、価格は1万9400円。発売は7月7日を予定

 

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↑様々な動作を設定できる「Surface Dial」(左)と4096段階の筆圧に対応した「Surfaceペン」も発表されました。Surface Dialは価格1万8000円で6月15日発売。Surfaceペンは1万1800円で8月発売予定

 

今秋にはLTE対応モデルのSurface Proも発売予定とのこと。これは期待せざるを得ませんね。

 

ライバルはMacBook? シリーズ初のクラムシェル型Surface

「Surface Laptop」は2-in-1ではなく、シリーズ初の純粋なクラムシェル型ノートPC。OSにWindows 10 Sを搭載し、パームレストにはSurface Proと同様にアルカンターラ素材を採用しています。

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↑「Surface Laptop」。価格は12万6000円~14万6800円。発売日は7月20日でカラーバリエーションは4色展開(ただし、カラーによって発売日が異なる)

 

キックスタンドタイプは軽快に持ち歩けて非常にスマートな反面、膝に乗せての作業がしづらかったり、新幹線や飛行機のトレイ上では場所を取るなど不便な点がありました。その点、Surface Laptopは膝上や狭い場所での作業に適しているのが最大のメリットです。

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↑厚さ14.48mmの薄型でスタイリッシュなフォルム

 

クリエイター向けデスクトップもSurfaceファミリーに

「Surface Studio」はシリーズ初となるデスクトップパソコンです。昨年に発表されて以来、日本での発売を心待ちにしていた人も多いと思いますが、ついに日本上陸となりました。28インチの高解像度ディスプレイはペン入力に対応し、イラストや動画作成に適したクリエイター向けデバイスとなっています。

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↑「Surface Studio」。モニターは4500×3000ドットの28インチ。価格は38万4800円~52万9800円で、発売は6月15日の予定

 

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↑ゼログラビティとよばれるヒンジを採用し、軽く押すだけでこの角度まで倒すことができます。ペン入力作業時はこのように倒して、キーボードでの入力作業時は画面を直立させて、というように、作業にあわせて柔軟に変化させることができます

 

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↑ペン入力のスムーズさは素晴らしく良好。Surface Dialを画面上で操作することにより、割り振られた機能を表示させることもできます

 

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↑もちろん各種Adobe製品にも対応。Surface Dialを使って動画編集もお手の物。これぞクリエイターズマシン!

 

今回、日本で発売される3種類のSurfaceは、それぞれに個性があってどれも魅力的。趣味でイラストも描く筆者としては「Surface Studio」が気になっています。また、Surface Pro 4ユーザーとしては、秋に登場するというLTE搭載のSurface Proも気になる存在。今から資金繰りに奔走している次第であります。