デジタル
2016/9/5 17:32

はやりのランサムウェアにも対応! 軽快&防御力強化の「ウイルスバスター クラウド」登場

インターネットセキュリティ関連製品大手のトレンドマイクロは、同社の人気アンチウイルスソフトの最新版「ウイルスバスター クラウド」を発表しました。ラインナップは、パソコンやスマートフォン、タブレットに好きな組み合わせで3台までインストールできるマルチデバイスタイプと、それにサポートサービスが付属するプレミアムタイプ、スマホ・タブレット向けのモバイルタイプの3種類。

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ウイルスバスターといえば、シマンテック社の「ノートン」と並んで、多くのシェアを持つ老舗のアンチウイルスソフト。その最新バージョンでは、前バージョンである「ウイルスバスター クラウド 10」に比べて、いくつかの性能が強化されました。PC版では、横行するランサムウェア(身代金要求型不正プログラム)への防御力を高めた上で、動作の軽快性を実現したとのこと。サービス面では、24時間365日のサポートを開始することが発表されました。

 

また、モバイル版では、LINEやWhatsAppなどのメッセンジャーアプリで受信した不正なURLに対して警告を表示する機能を搭載。「ポケモンGO」などの人気アプリを偽装した不正アプリのダウンロードに対して、警告を表示する機能も健在です。

↑アンチウイルスソフトとしての性能向上とともにサポートの強化が盛り込まれた内容
↑アンチウイルスソフトとしての性能向上とともにサポートの強化が盛り込まれた内容

 

↑公式のアプリストアからインストールする場合もウイルスチェックしてくれます
↑アプリを公式アプリストアからインストールする場合もウイルスチェックしてくれます

 

猛威を振るうランサムウェアって何?

ランサムウェアとはコンピューターウイルスの一種で、パソコンがランサムウェアに感染するとファイルが暗号化されて使用不能になったり、アクセスできなくなる挙動を示します。その状態を回復するには、身代金という形で金銭などを攻撃者に支払う必要があるところがランサムウェアの特徴となります。従来のウイルスとは異なり、攻撃者に金銭的な利益があることから、ここ数年で急激に被害が急増しています。

↑ウイルスを配布する側に不当な利益をもたらす「ランサムウェア」が急増中と注意を喚起する
↑ウイルスを配布する側に不当な利益をもたらす「ランサムウェア」が急増中と注意を喚起する

 

素性がわからないファイルはとりあえず疑ってみる

ウイルスバスター クラウドでは、ランサムウェアとして認知されていない怪しいファイルに対して、数日間、動作を監視します。監視期間中に新たにランサムウェアとして認知された場合は、クラウドを通じてランサムウェアを駆除しコンピューターを保護する動作が行われます。さらに、ランサムウェアが行った活動をログで確認することも可能。

↑怪しいファイルは数日間の監視を経てランサムウェアかどうかをチェック
↑怪しいファイルは数日間の監視を経てランサムウェアかどうかをチェック

 

↑↑1ライセンスで3台までのマルチデバイス対応モデルと、ユーザーサポート付き、モバイル専用の3タイプ

 

新しくなったウイルスバスター クラウドは、PCやスマホなどのセキュリティを一括管理したい方や、数年前の古いアンチウイルスソフトから乗り換えたい方、もしものときのサポートサービスを求めている方にピッタリ。インターネットセキュリティに不安を感じている人は、ぜひ試してみて下さい。

 

ウイルスバスター クラウド

オンライン版 発売中
パッケージ版 2016年9月8日発売予定

 

価格(オンライン版、税込)(※)
ウイルスバスター クラウド 1年版 5380円
ウイルスバスター クラウド+デジタルライフサポート 1年版 7980円
ウイルスバスター モバイル 1年版 3065円

※1年版のほか、2年版、3年版があります。