デジタル
2015/10/11 9:14

腕に巻くだけでゲーム操作できる「触感型ゲームコントローラー」が登場!

日本のベンチャー企業「H2L株式会社」より、腕に巻くだけで直感的にゲームを操作でき、ゲーム内の感覚も得ることができるゲームコントローラー「UnlimitedHand」が発表されました。

 

バーチャルの世界をより皮膚感覚で体験できるこのギアは、一体どのようなものなのでしょうか?搭載されたテクノロジーの詳細に迫ってみます。

 

モーションセンサーと筋変位センサーでいままでにない直感的な操作を実現

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この「UnlimitedHand」は、リストバントのように腕に巻き付けて使用するコントローラー。内部にはモーションセンサーと筋変位センサーが内蔵されており、ユーザーの手の動きと筋肉の動きをダイレクトにゲームへ伝達できます。

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これまでゲーム用コントローラーは、ボタンを押して操作するものがメインでしたが、VR(バーチャルリアリティ)やAR(オーグメンテッドリアリティ)ゲームでは直感的な操作ができないというデメリットがありました。

 

この「UnlimitedHand」は、腕に巻くだけでユーザーとゲーム内のキャラクターの腕の動きを連動させることができるため、これまでにない没入感のある操作が得られるそうです。

 

“機能的電気刺激”でゲーム内のアクションをもっとリアルに!

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さらに「UnlimitedHand」の内部には“機能的電気刺激”というシステムが内蔵されています。

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“電気刺激”と聞くとTVでよく見る罰ゲームの電流を思い浮かべてしまいますが、“機能的電気刺激”はEMS運動器具などに内蔵される“筋肉を伸縮させる電気”と似たようなシステムなので痛みを感じることはありません。ゲーム内のキャラクターに触れたり、銃の反動を感じたりなど、バーチャルなリアルさを強めるような役割を果たしてくれます。

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この「UnlimitedHand」には、他にもジャイロスコープや加速度センサーが内蔵され、BluetoothによってPCなどと接続できる仕組みとなっています。

 

現在はプロトタイプの段階で、海外のクラウドファンディングサイト「Kickstarter」にて出資を募っているので、一足早くこのコントローラーを体験してみたいという方は、是非プロジェクトをチェックしてみてください。