「ワイヤレスなので、自宅でヨガをする時、どんなポーズをしても邪魔にならないため、重宝しています。」

#01/上村愛子さん(元モーグル選手)

フリースタイルスキーのモーグル競技で、日本の第一人者として長年にわたって活躍した上村愛子さん。1998年の長野五輪から2014年のソチ五輪まで5大会連続入賞という偉業を成し遂げ、2007年ー2008年シーズンには日本人初となる種目別年間優勝を達成している。

2014年4月に現役を引退した後も、テレビ出演や競技解説など各方面で活躍。忙しい日々を過ごしている。そんな上村さんにとって、音楽とはどういう存在なのだろうか。

「私は若い頃から音楽が大好きで、現役時代からずっと音楽を聴いている人でした。朝起きてすぐにランニングをするのですが、走りながら音楽を聴いていましたし、ストレッチをする時も音楽を聴きながらでした。試合会場でもずっと聴いていましたね。スキーの試合会場というのは、選手だけが行き来している場所ではないんですね。一般のお客さんもいるし、スキーリゾートであれば旅行に来ている方もいるので、いろんな人がたくさんいる中で“選手”という自分の枠というか、自分の世界に入るためにはイヤホンがないと絶対にダメで、音楽にはすごく助けられてきましたね」

―そして、試合会場でどんな音楽を聴いていたのか尋ねると、実に独特な感性で曲を選んでいた。

「その日に滑るコースのコブの感じに合っている曲を選ぶんです。競技前日の夜に曲を探して、その中から4曲くらい選んで、プレイリストを作っていました。すごく緊張している時は、テンポが少しゆっくりの曲を選んだりもしましたね。そうすることで落ち着いて滑ることができたりもするので、クラシックからダンスミュージックまでいろんな曲を試していました」

―アスリートという人種は、常に自分の肉体と対話している。
聴きたい音楽を選ぶ際も、自分の体に問いかけるようなイメージで選んでいたのかもしれないと、上村さんは当時の感覚を振り返る。

「好きなアーティストの方はもちろんいるのですが、大会の雰囲気と違ったら聴きませんし、カラオケで歌えるような曲だと、聴いた途端に歌詞が頭の中にバッと浮かんでしまうから、コブのことを考えられなくなっちゃうんです(笑)。無心になりたい時は、言葉として聴くというよりも、音を楽しく聴いているという感じなんですね。そして、『今日の滑りはこの曲に支えてもらおう』という気持ちで選んでいたので、選曲にはこだわっていましたね」

―ただ、選曲にはこだわっていたという上村さんだが、最初の頃は音質に対するこだわりはそれほどなかったという。

「若い時は何を選んだらいいか知識もないですし、いいモノは値段もそれなりにしますから、なかなか買えなかったんですね。『耳に音が届けばいいや』というくらいの感じでした」

―それがあることをきっかけに音質にもこだわるようになった。

「2003年頃だったと思うんですけど、当時の私のコーチがカナダ人の方で、誕生日だかクリスマスだかに彼女からボーズのヘッドホンをプレゼントしてもらったと、すごくうれしそうに見せてくれたんです(笑)。その時、ボーズのヘッドホンを使わせてもらって、『音楽って本当はこんなにたくさんの音があるんだ!』『いい音を聴くと頭がこんなにクリアになるのか!』と、すごく衝撃を受けました。そこから高品質のヘッドホンを買ったり、イヤホンにこだわったりするようになりましたね」

―上村さんのイヤホンに対するこだわりは、音質がいいのはもちろんのこと、動きながら使う場面が多かったため、安定性を重視していたという。

「走る時につけることが多かったですから、体が上下した時の振動で揺れたりすると、気になって走ることに集中できませんからね」

―また、安定性とともにこだわっていたのは装着感。装着感に関しては、つけ心地の快適さももちろん大事だが、Bluetoothによるワイヤレス接続でコードがなくなった時の喜びが何よりも大きかったという。

「以前はコードでつないでいるものをそばに置いておかなければなりませんでしたから、CDの時代やMDの時代はリュックの中にプレーヤーを入れて、どの位置からコードを通そうかと考えながらスキー場でイヤホンをしていました。コードが引っかかってイヤホンが耳から抜けることもありましたから、コードがなくなった解放感は感動的でしたね」

―現役を引退して2年が経ち、今ではスキー場にいる時間よりも電車やバスで都心を行き来する時間のほうが長いという上村さんだが、そんな生活の中でもイヤホンは手放せないアイテムだという。

「スキー場にいた時と同じで、いろんな人がたくさんいる場面で、自分の居場所を作りたいという気持ちが今でもあるんだと思います。私は田舎育ちなので、外を歩いていても人に会うのは一人か二人ですし、しかも会うのは知り合いでした。東京に来てから初めて、知らない人の知らない会話がずっと耳に届くという環境に遭遇して、いろんな人がいろんな話をしているのを聞こうとしちゃって、すごく疲れるんです。きっと周りを気にしすぎる性格なんでしょうね。そういう時にイヤホンをつけて音楽を聴いていると、周囲の喧騒と切り離すことができるので、自分らしくいられる感じがするんです。東京で暮らすようになってから、スポーツをする時にイヤホンを使うというよりも、自分の内側と自分の外側を遮断するためにイヤホンを使うというか、きれいな景色を見て『きれいだな』と思いたい時に、他の人の声が聞こえたりするのがすごくもったいなく感じてしまうので、今はそういう使い方をしています」

――今回、上村さんにつけてもらった「SoundSport wireless headphones」は、スポーツ用に開発されたモデルだが、上村さんはスポーツだけでなく日常生活でもぜひ使ってほしいと語る。

「電車に乗っていて、バッグからコードが出ていると、人とぶつかったりした時に気になるじゃないですか。通勤や通学などで人混みに足を運ぶ機会が多い人こそ、ワイヤレスイヤホンはオススメです」

―また、上村さん自身は街中だけでなく、家の中で掃除機をかける際にもワイヤレスイヤホンで音楽を聴いているという。

「コードがあるイヤホンだと、家具の下の方のホコリを吸い込む時に、コードが引っかかってイヤホンが抜けることがあったんですよ。今はそれがないので、『なんて心地がよいのだ』と感動しています(笑)」

―さらに、自宅でヨガをやる時もワイヤレスイヤホンを使用しており、どんなポーズをしても邪魔にならないので重宝しているとのこと。

「現役を引退して最初の1年くらいは、何に対して一生懸命になったらいいのか分からなくて少ししょんぼりしていたんですけど、最近はヨガを続けることで『もっと歳を取ってもスキーができる体作りをしていこう』とか、『痛いところが出てこない体にしていこう』という目標ができたので、毎日を楽しく過ごせるようになりました」

―競技を引退しても現役時代と変わらぬペースで音楽を聴き続けている上村さんは、きっといくつになってもボーズのイヤホンを手に握り締めているのだろう。

SoundSport wireless headphones

BOSE

SoundSport wireless headphones

価格:¥18,000(税抜)発売中
カラー: Black /  Aqua / Citron

製品情報

・ エクササイズに最適な装着安定性
・ 防滴・防汗
・ BluetoothやNFCによるワイヤレス接続
・ 最大6時間の長時間再生
・「StayHear + Sport」チップで快適な付け心地
・ Bose Connectアプリによる簡単デバイス管理

主な特徴

1. 安定性:激しい動きでもずれない
2. 装着感:長時間使用しても疲れない
3. ワイヤレス:動きに制限のない解放感

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