ライフスタイル
2017/5/13 17:00

スイーツから伝統芸能まで、クールジャパンを凝縮! 銀座最大の商業施設 「GINZA SIX」の歩き方【前編】

ついに東京・銀座にオープンした「GINZA SIX(ギンザシックス)」。銀座エリア最大規模となる241ものブランドが軒を連ね、「松坂屋銀座店跡地」を含む、敷地面積が約9.080㎡という途方もない広さを持った“ラグジュアリーモール”です。中には、すでに訪れた人もいるかと思いますが、その規格外のスケール感は一日で堪能できるものではありません。とはいえ闇雲に館内を探索するほど、時間も体力もない……という皆さんのために、@Living流「ギンザシックスの歩き方」を、前編と後編に分けてご提案しましょう。

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@Livingが注目したショップはこちら。

①銀座 蔦屋書店

②スターバックス コーヒー 銀座 蔦屋書店

③KANZE NOH THEATER

④72 Degrees Juicery + Café by David Myers

⑤BEAUTY TERRACE GINZA ~DRESS CIRCLE~

⑥ミクソロジー サロン

⑦屋上テラス

⑧PAPABUBBLE

⑨meat&green 旬熟成

⑩CAFE´ EXPERTO

地下から屋上まで巡りながら、合間に緑いっぱいのテラスやアート作品を堪能しつつ、楽しい時間をバランスよく過ごせるラインナップです。

 

アートを意識したコンセプトに目を奪われる

まず入館すると目に飛び込むのが、吹き抜けに飾られた草間彌生の新作インスタレーション「南瓜」(トップ写真)。エスカレーターで移動する際に、どのフロアからも眺めることができ、ギンザシックスが“アート”を前面に打ち出しているのが伺えます。数々の華やかな旗艦店に目を奪われがちですが、こういった仕掛けがそこかしこに施されており、そこに目を向けるだけでも、ギンザシックスの楽しみ方が変わります。

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光のラインが美しい軌道を描くエレベーターホールは、一瞬ほかのウォールアートと見間違えるほど。ギンザシックスの顔となる吹き抜けの、全体のインテリアデザインを手がけたグエナエル・ニコラ氏による“右肩上がり”の縁起のいいデザインです

 

銀座店にしかない「アートと本」が詰まった空間

右肩上がりのエレベーターやエスカレーターで上り、まず訪ねたいのは、限定品いっぱいの宝箱のような「銀座 蔦屋書店」。フロア中央で存在感を放つ巨大なウォールアートが目印です。吹き抜けのように感じる高い天井に向けて本棚が並び、気軽に本を楽しむためにカフェを併設、ブックカフェとしての利用も可能になっています。もちろんこだわりの蔵書にはアートブックを中心に約6万冊のラインナップがそろい、銀座店ならではのオリジナル書籍もたくさん。

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圧倒的な蔵書棚の中央はイベントもできるスペース。現在は5月末まで、「Sensible Garden 感覚の庭」と題して杉本博司・名和晃平・蜷川実花、3氏の作品が展示されています

 

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文房具コーナーでは、多彩なブランドの万年筆を、壁面のショーウインドウにカラー別で展示するという個性的なディスプレイ。さりげなく置かれた関連書籍も気が利いてます

 

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万年筆のインクで、同店だけの限定色

 

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木目調のサイコロに見えますが、実は付箋! ペーパーの側面にレーザーでデザインが刻印されており、書店らしい“本”のイメージに仕上げています

 

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クロコダイルにこだわった高級バッグゾーン。左上の一番大きなサイズは一枚皮で作られており、お値段も450万円オーバーというリッチな逸品も、ここ限定

 

銀座 蔦屋書店
フロア:6F
営業時間:9:00〜23:30
電話番号:03-3575-7755

 

バリスタが“最上の一杯”を提供してくれます

本や雑貨選びの合間のひととき、コーヒーでも……。蔦屋書店に併設するスターバックスコーヒー「スターバックス コーヒー 銀座 蔦屋書店」では、生産量が少なく、世界でも限定された店舗でしか味わえない「STARBUCKS RESERVE(スターバックス リザーブ)」をコーヒー豆に使用。美濃焼のマグなどオリジナルグッズも販売しており、お土産にぴったりなのはもちろん、スタバ好きにはたまらないスタイルになっているんです。

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カウンター横の壁に大きく表現されるアート作品。他店舗とは一線を画す、ハイセンスな店内の雰囲気に驚かされます

 

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店内奥でブラックエプロンのバリスタと豆や飲み方を相談。オーダーに応じてサイフォンなど、抽出方法を提案してくれます

 

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注目は日本初登場の「スターバックス ナイトロ コールドブリュー コーヒー」。クリーミーなクレマと飲みやすい味わいが、豆本来の味を引き立てます

 

スターバックス コーヒー 銀座 蔦屋書店
フロア:6F
営業時間:9:00〜23:30

館内を巡る合間には、こんなアート作品に出遭えます。これは、1F~4Fまでの壁を突き抜ける形で設置されているデジタルサイネージ。表示されるのは滝だけでなく、時間によって内容が刻々と変わります。
館内を巡る合間には、こんなアート作品に出遭えます。これは、1F~4Fまでの壁を突き抜ける形で設置されているデジタルサイネージ。表示されるのは滝だけでなく、時間によって内容が刻々と変わります

 

能楽最大流派が先端アートと融合して鎮座

館内そこかしこにあるアート作品や銀座 蔦屋書店で、“アート”に触発されたら、日本が誇る伝統芸能を味わえる「観世能楽堂」に行きましょう。渋谷区松濤の能楽堂にあった檜舞台をそのまま移築したそうで、能楽最大流派である観世流の活動拠点となります。観阿弥・世阿弥から約600年の伝統を受け継ぐ観世流が銀座から日本の伝統文化を発信していく場となり、国内だけでなく海外からの来客も増えそうな注目のスポットです。

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480席、約1600㎡の広さがあり、ここ以外のフロアから訪れるとまるで異空間に紛れ込んだよう。歌舞伎座と並んで銀座の名所となりそうですね。写真は、能楽の定番演目『土蜘蛛』のひと幕。舞台を“糸”が華麗に舞うさまは幽玄な美しさ!

KANZE NOH THEATER
フロア:B3F

 

スーパーフードをふんだんに使った美カフェ

おなかが空いたからカフェ・レストランへ、となれば「72 Degrees Juicery + Café by David Myers(72°ジューサリー+カフェ バイ デイヴィッド マイヤーズ)」へ足を向けてはいかがでしょう。ミシュランスターシェフのDavid Myersがスーパーフードスムージーや、オープンサンド、サラダ、デザートなど、洗練されたカリフォルニア感たっぷりのオリジナルメニューを提供。色とりどりの食材が体に良さそう、かつ館内を歩き疲れてもリフレッシュしてくれます。

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スムージー (左)とベーコンエッグとレモンハリサ(右)。鮮やかな色使いは見た目にも楽しめます。インスタ映えもしそうですね!

72 Degrees Juicery + Café by David Myers(72°ジューサリー+カフェ バイ デイヴィッド マイヤーズ)
フロア:5F
営業時間:10:30〜20:30(L.O 20:00)
電話番号:03-6263-9872

 

カロリー消費も兼ねて楽しくエクササイズ

おいしいものばかりのギンザシックスでも、さすがに飲んで食べてばかりでは……というバランス感覚にあふれた人には、「BEAUTY TERRACE GINZA ~DRESS CIRCLE~(ビューティーテラス ギンザ ~ドレス サークル~)」はいかがでしょう。加圧を中心に最先端のビューティーエクササイズが集い、エイジングケアエステや筋膜リリース、骨盤・小顔などのエステメニューも充実。お買い物をして美しくもなれるって最高ですよね!

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ニューヨーク発の空中エクササイズ「シルクサスペンション」は、布を使っていろいろな態勢を取るもの。中には、こんなアクロバティックな格好で血流の促進や体幹トレーニングをすることも

 

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ヨーロッパで人気の全身EMS(電流で筋肉に負荷をかける方法)「X Body」では、走ったり息を切らしたりせずに効率的な筋トレが可能。もちろんトレーナーが丁寧にやり方をレクチャーしてくれますよ

 

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筆者も体験した最先端VRエクササイズ「イカロス」は、腹筋に力を入れた状態でVRによる空中飛行体験が。自身の姿勢が映像に直結するため、体幹トレーニングとゲームが一体化。遊び感覚でエクササイズができるんです。BEAUTY TERRACE GINZA ~DRESS CIRCLE~(ビューティーテラス ギンザ ~ドレス サークル~)

フロア:B1F
営業時間:10:30〜20:30
電話番号:03-5537-6681

 

DATA

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GINZA SIX

東京都中央区銀座6-10-1

■営業時間
ショップ 10:30〜20:30
レストラン 11:00〜23:30

■最寄り駅
東京メトロ 銀座駅 徒歩2分
東京メトロ 東銀座駅 徒歩3分
東京メトロ 銀座一丁目駅 徒歩8分
東京メトロ 日比谷駅 徒歩9分
東京メトロ/JR 有楽町駅 徒歩10分
東京メトロ/JR 有楽町駅 徒歩10分

取材・文=三宅 隆 撮影=@Living編集部

 

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