ライフスタイル
2017/12/20 10:00

毎年悩む年賀状…2019年は消しゴムハンコで子どもと一緒に楽しく作ろう

毎年インクジェットプリンターで年賀状を印刷してるけど、ママ友や娘の幼稚園のお友だちには、もうちょっとかわいいものを送りたい。でも、子どもが色紙を貼ったりクレヨンで描いたり失敗しそうだし何より散らかりそう……。それなら、ポンポン押すだけで手軽にたくさん作れる消しゴムハンコが良さそう! ご近所の消しゴムハンコ作家・mizutamaさんに子どもと作るときのポイントを教えてもらおうかしら。

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子どもと楽しみながらできる消しゴムハンコに挑戦

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年賀状って毎年同じようなデザインになっちゃうのよね……。無料素材だとイマイチ気の利いたデザインがないし、かといって素材集をわざわざ買うのもちょっと……。がんばりました感をそれほど出さずに、センス良く思われるアイデアはないかしら?

 

 

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お子さんと楽しみながらできる消しゴムハンコを作って押してみてはいかがでしょう。材料は、ハンコ専用消しゴム、スタンプ台、練り消し(ハンコのお掃除、スタンプとしても使える)、カッター(デザインカッターだとなお良し)、トレーシングペーパー(図案を写す)、鉛筆(図案を消しゴムに写すため)です。

 

 

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ハンコ専用消しゴム「ほるナビ」は、スタンプになる部分が色付きで残るからわかりやすい! 子どもにはトレーシングペーパーに絵を描かせて、それを転写すればいいのね。幼稚園で描いてきた絵をスタンプにしてあげようかな〜。

 

 

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失敗せずに作るための最大のポイントは、簡単なモチーフにすること。例えば動物の顔の場合、消しゴムハンコでは輪郭だけを彫って、顔の中は面にしたまま表情はペンなどで描き入れる方法です。練り消しを小さくちぎってスタンプにして、目や口を入れていく方法もオススメです。顔の表情は顔文字をヒントにするといいですよ!

 

 

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いきなり凝ったデザインにしたり文字を彫ったりするのは難しいのね……。でも、文字は印刷してしまえば解決するし、輪郭だけならクマ、犬、ネコ、お花、葉っぱ、お正月っぽいのだと梅なんかも作れそう!

 

 

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わざわざモチーフを作らなくても、▲や■、ランダムな形を重ねてたくさん押すことでも雰囲気を出せます。適当に切って偶然できた形を魚や鳥など何かに見立てるのはお子さんが得意そうですよね。あと使う色は3つまでに抑えること。メインのカラーを1色、それに合うカラーを2色、といった具合です。赤や金、黄、茶色はお正月の雰囲気になりますね。

 

 

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電車や車なら■と●を組み合わせればできるわね! ■と▲でお家、●をふたつ組み合わせてサクランボなんかもできそう。単純なモチーフでもアイデアがどんどん出てきたわ! あとキレイに見せるコツってあるのかしら? 写真を印刷した上に押すこともできるの?

 

 

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キレイに仕上げるポイントは、インクを変えるときに前のインクをしっかり落とすことと、表面のホコリやゴミなどを取り除いてから押すことです。練り消しやウェットティッシュでキレイにできますよ。これだけで仕上がりが断然違います! 写真へのスタンプは「ステイズオン」などの油性のインクがオススメです。ただし、乾くのに時間がかかるので、重ねたりこすったりしないように注意しましょう。

 

 

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似たような色ならいいかなぁとついつい適当になってしまうけど、基本的なことが大事なのね。油性のインクはすぐに落とさないと色が付いたままになってしまいそうだものね。

 

 

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宛名面の差出人のところにハンコを押すのもオススメです。どうしても文字を作りたい場合は、カタカナやアルファベットから始めるといいですよ。すべてのモチーフに共通することですが、断面が台形になるように外側を削いで中心に向かって盛り上げて彫ると安定します。

 

 

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彫ることに慣れたら、差出人スタンプはぜひ作りたい! 年賀状だけじゃなくて普段の生活にも活用できそうね。子どもの連絡帳や回覧板の「見ました」スタンプなんかを作ってみようかしら。さっそくお買い物に行ってくるわ!

 

 

【材料】

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・ハンコ専用消しゴム
・インク
・練り消し
・カッター
・トレーシングペーパー
・鉛筆

 

 

【作り方】

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①鉛筆でトレーシングペーパーに好きな絵柄を書き写す。

②トレーシングペーパーにハンコ専用消しゴムを押し付けて転写する。

③カッターの刃を寝かせながら絵柄の周りを削っていく。

④顔は練り消しで作ったパーツスタンプで押しでも、ペンで書いてもOK。

慣れてきたら絵柄の枠内を削って顔を作ってみるのもオススメ!

 

 

まとめ

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■や▲などの直線モチーフから

簡単なモチーフ彫りに慣れたら、顔の輪郭に帽子、リボン、ヒゲ、メガネなど自分の特徴やわかりやすいモチーフをプラスしてみましょう。また使い終えたハンコはしっかりインクを落とすことを忘れずに。保管は紙製の箱がベスト。プラスチックや缶は消しゴムが溶けてくっついてしまうので紙に包むなどして入れましょう。

 

 

【助けてくれたご近所さんは…】

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消しゴムハンコ作家 mizutamaさん
本屋で消しゴムハンコの存在を知り、ハマったことから作家の道へ。現在はイラストレーターとしても活躍中。自身の製作のほかワークショップも行っている。キングジムのスケジュールシールプリンター「ひより」の文字やイラストも手掛けている。http://www.mizutamahanco.com/