ライフスタイル
2016/12/3 16:00

“イケメン”の判断基準は「都合のいい妄想ができるかどうか」―― 女子がスポーツマンに萌える意外な理由とは?

覗けば深い女のトンネルとは? 第5回「我慢強い男は“かっこいい”」

 

スポーツマンっていいですよね。かっこいいです。女子界ではイケメンとスポーツマンの意味はニアリーイコールだったりします。なぜか!? それは、スポーツマンが「我慢強そうだから」ですよ!

 

人間、なにかと「自分の思い通りにしたい」生き物ですよね。思い通りに肉体をカタチづくりたいし、思い通りに身体を動かしたい。肌がたるんでくれば引き上げたくなるし、腰だってくびれてほしい。そしてだいたいのスポーツは、ここぞというときに身体を思い通りに動かせたら結果がついてくるんです。だけどそれができないから、みんな悔しい思いをしています。なかなか心技体の足並みをそろえるのは難しいんですよね。

 

で、まあスポーツマンは、そこそこ自分の思い通りに身体を動かしている人たちです。ムダな贅肉もないことが多い。贅肉がなければ若々しく見える。プロ選手ともなれば歯もキレイ(和久井は歯フェチなので口内衛生にはうるさいのです)。

 

でも、いくら見た目がよくても、それだけでは女子から「イケメン」認定されません。どれくらい女子に都合のいい妄想ができるかが、イケメンであるかどうかの判断基準になるんです

 

例えばテニス。

和久井は結構熱心にテニスをやっていたので、プロの試合もよく見に行きます。テニスはメンタルが非常に大事なスポーツです。冷静さを失うと思ったようにショットが打てなくなり、ネットやアウトを繰り返すようになってしまうんです。テニスは意外と地味なスポーツでして、スーパーショットを繰り返すよりも「ミスをしないほうが勝つ」スポーツなんですよ。だから、審判のジャッジが気に入らなくても、思ったプレイができなくても、ぐっと我慢してこらえる選手が多いんです。

 

萌えます。

 

テニスはコンマ数秒の判断が求められる場面が多いのですが、それを間違えてポイントを取られると、猛烈に自分に腹が立ちます。「馬鹿か俺は! なにやってるんだ!」と。そうして、思わずラケットをコートに叩きつけそうに……なって、直前で寸止めしたりします。テニスは貴族のスポーツなので、マナーに反する行為をすると、すーぐポイントだの罰金だのを取られてしまうんです。

 

その、怒りをグッとこらえて平静を保とうとしている姿や、どんなに劣勢になっても感情をあらわにせずに黙々と戦う姿に、たいへん萌えます。

 

なぜかって? そりゃ、もし自分が彼のパートナーになったとして、ぜったい怒られなさそうじゃないですか!

 

人生がかかったような試合で冷静さを保てる人たちですよ。女がギャースカ騒いだくらいで、激昂なんてしないでしょう。コンマ数秒で、3手先まで読んだ最善手を打ち出してくるに違いありません。そして、「君の言い分はわかった。じゃあ僕の意見を言うとね……」とか会話のラリーができそう……!!

 

いや、勝手な妄想ですけどね!

 

しかしそれよりももっと感動したスポーツがあります。

極真空手の全日本選手権を見に行ったときのことです。試合場の目の前で見ていたので、ものすごい迫力でした。拳や蹴りの当たる、ドン! パン! という炸裂音。胸元は内出血で真っ赤になり、胴着に血しぶきが飛んでいる選手もいます。

 

あの人たちはすごい……!

 

あんなに、蹴ったりぶったりされてるのに、誰も「なにすんだてめえ!」とか怒らないんですよ……!? じっと耐え、もくもくとやるべきことをこなし、勝っても負けても感情をあらわにすることなく、もくもくと去って行く……。

 

萌えました。

 

この人たちは、きっと女がギャースカ騒いで暴れても、すべて受け身で応えてくれるに違いありません。そして女が落ち着いた頃に、「話し合いをしよう、ちゃんと聞くから」とか言ってくれそうです。

 

いや、勝手な妄想ですけどね。

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一般的に男のほうが女より圧倒的に力が強いので、彼らが本気で暴れたら女は死にます。だから女は、どんなシチュエーションでも、理性で心をコントロールできて、冷静な男性を好きなんですよ。男性に理性があってクールなのは女の安全保障です。

 

たいていのスポーツには勝ち負けがあるので、自分の気に入らない結果でもそれを受け入れなければいけません。真剣にスポーツに打ち込むことは、自分を大きく成長させてくれます。

 

ね? そういう男性なんて、かっこいいに決まってるでしょ?