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2017/6/30 9:00

サッカー界のレジェンド、マルディーニがプロテニスデビュー! 試合の様子はこんな感じ

サッカー界のレジェンド、パオロ・マルディーニが6月26日、プロテニスの公式戦に臨んだ。

 

現役時代はイタリアの名門ACミランでDFとして活躍し、セリエAを7度、UEFAチャンピオンズリーグ(チャンピオンズカップ)を5度制覇。イタリア代表としても4度のワールドカップにも出場した。ミランで彼がつけていた背番号3は、彼の息子が受け継ぐ場合を除き、永久欠番となっている。

 

そんなマルディーニが今回、なんとテニスに挑戦! 49歳の誕生日となる6月26日に公式戦初出場を果たした。マルディーニが出場したのは、ミラノで行われたアスプリア・テニスカップという大会。この大会は男子プロテニスツアーの「ATPワールドツアー」が開催する下部ツアー「ATPチャレンジャーツアー」のひとつで、マルディーニは自身のコーチを務めるステファノ・ランドニオとペアを組み、ダブルスでトマシュ・ベドナレク、ダヴィド・ペル組と対戦した。オレンジのシャツでプレイしているのがマルディーニだ。

 

映像にはミラン時代のチームメイト、クラレンス・セードルフの姿も。

 

試合はマルディーニ組にとって難しいものとなり、結局1-6、1-6のセットカウント0-2で完敗。残念ながら公式戦初勝利を飾ることはできなかった。しかも、実業家として多忙を極めることなどから、マルディーニはこの大会が最初で最後の公式戦出場であることを示唆。ロジャー・フェデラーが憧れの選手だという49歳のテニスプレーヤーの姿は、貴重なものとなるかもしれない。

 

ちなみに、テニス好きのサッカー選手は少なくなく、ユヴェントスなどで活躍した元チェコ代表のパヴェル・ネドヴェドはかなりの腕前だったとのこと。また、昨年のウィンブルドン選手権では、同じくチェコ代表の守護神ペトル・チェフが友人選手の練習でボールボーイを務める一幕もあった。

 

チェフは地元ロンドンの強豪クラブであるアーセナルに所属しており、地理的にも友人をサポートしやすかったといえそうだ。しかし、196cmのボールボーイはやはり目立つ……。