乗り物
2017/4/12 19:24

【画像多数】塗り方ひとつでロードバイクの寿命が大きく変わる! グリスアップのポイントを徹底ガイド

ロードバイクのメンテナンスの基礎知識を伝授するコーナー。今回は、固着を防ぎ、自転車が疲弊しないようにするための「グリスアップ(グリス=潤滑剤を塗り込むこと)のポイント」についてレクチャーしていきます。

 

【圧着する箇所はグリスアップ】

自転車には、強い圧力がかかるポイントが点在する。そうした箇所はグリスアップし、サビを防いで固着やパーツの疲弊を防止する必要がある。グリスは数か月ごとに塗り直そう。このグリスの効果は絶大で、グリスアップ次第で自転車寿命は大きく変わるものだ。注油同様、グリスアップもメンテナンスの重要項目として頭に入れておきたい。

 

1.グリスアップするのは写真で示した箇所。圧着される場所だ。これらの箇所には注油は厳禁。グリスの粘度を下げてしまう。

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【ハンドルバー】

ヘッド周辺で圧力のかかる場所は、ハンドルバーとステムの固定箇所だ。まずは古いグリスをきれいに取り除いてしまう。かなり硬くなっている場合もあるのでディグリーザーなどの溶剤を使って落とすと作業が楽になる。グリスはたっぷりと塗ろう。これできしみ音なども防止できる。

 

2.ハンドルバーにグリスを塗る。固着防止、きしみ音の予防にもなる。

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【コラム】

3.次はヘッドチューブに。写真はスレッドステムだが、アヘッドステムの場合は、ステムを抜いてコラムに塗る。

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【シャフト】

4.クイックリリースのシャフト部分もグリスアップのポイント。

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【サドルのレール】

忘れがちなサドルレールにもたっぷりとグリスを塗っておこう。

 

5.サドルレールも常に力がかかる部分なので忘れずに塗る。

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【シートチューブ】

シートピラーはシートチューブの口に塗り、上げ下げして全体にグリスが行き渡るようにするのがコツだ。

 

6.シートチューブに塗る。そのままシートピラーを入れると必要な箇所全体にグリスが行き渡る。

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7.余分なグリスは拭き取る。そのままにすると、ほこりを寄せ付ける。

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