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2017/9/29 19:43

IWGP王者、最新の自動運転技術に複雑な心境…!? オカダ・カズチカ、本格SUV「日産エクストレイル」をお試し!

GetNavi Web × 新日本プロレス コラボ連載

バス・フィッシング番外編 

Kazuchika Okada  VS  NISSAN X-TRAIL 20X HYBRID

IWGPヘビー級チャンピオンとして過酷な試合に挑むオカダ・カズチカ選手。今回は多忙な時間を縫い、趣味であるバス・フィッシングの相棒として本格派SUV(※)「日産エクストレイル」のステアリングを握ります。かねてから、愛車のフェラーリのほかにアウトドア用にもう一台プラスしようか…と考えていたオカダ選手にとって、エクストレイルはどう映ったのでしょうか? そして、今回から同車に搭載された注目の自動運転技術「プロパイロット」の実用性やいかに? 以下で詳しくレポートしていきましょう!

SUV……スポーツ・ユーティリティ・ビークルの略。スポーツやアウトドアなどでも活躍するオールラウンドなクルマのこと

 

PROFILE

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オカダ・カズチカ

愛知県安城市出身、1987年11月8日生まれ。新日本プロレス所属。身長191cm、体重107kg。「レインメーカー」の異名を持つ現IWGPヘビー級チャンピオン。華麗なるドロップキックを得意とし、フィニッシュホールドとしてレインメーカーを持つ。趣味はルアーフィッシングで、フェラーリ好きとしても知られている。

オカダ選手のTwitterはコチラ

 

遊びの相棒として、タフなエクストレイルには注目していた

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――今回のクルマは、オカダさんの趣味にピッタリの日産「エクストレイル」をご用意しました。2000年にデビューを果たし、現在で3世代目へと進化を遂げたロングセラーモデルです。今季、2017年モデルとしてマイナーチェンジが施され、より魅力的なモデルへと生まれ変わりました!

 

オカダ エクストレイルは前から気になっていたクルマ。テレビのコマーシャルで泥道や雪道を気にせず走っているのがとても印象的です。最近のSUVは街中をオシャレに走るクルマが多くなりましたけど、なかでもタフなエクストレイルは遊びにガンガン使えそう。バス・フィッシングの相棒としては最適なんじゃないでしょうか。

 

――最近SUVが爆発的なブームになっていますが、クロカン(クロスカントリー)と呼ばれるヘビーなクルマは少ないですからね。コマーシャルを見ても、美しい街中や高速道路を走っているSUVばかりで、泥だらけになっているのはエクストレイルだけかもしれません。

 

オカダ ですよね?(笑) やっぱり、SUVはハードに使ってこそSUV。趣味の相棒として使う限り、タフであることは必須条件です。泥道を走れないSUVでは意味がないし、汚れることを気にしてしまうクルマはちょっと難しいですよね。

 

――エクストレイルは内装もタフ仕様。シートやラゲッジボードが防水なのもバス・フィッシングには最適かもしれないですね。

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オカダ それはありがたいですね! 釣りに行くと泥だらけになるし、急な雨で濡れてしまうことも少なくありません。湖や沼など水辺の遊びあので、移動するたびに泥だらけのスニーカーや長靴を履きかなえくてもいいのは便利です。汚れを気にしないで、思いっきり遊べるのは重要なポイントですね。

 

――このインテリジェントルームミラーも見てください! スイッチを入れるとミラーがバックモニターに変身するんです。

 

オカダ これはスゴイ! ラゲッジが荷物で山積みになっても、安全に後方確認ができますね。これなら、身体の大きな若手のプロレスラーを後部座席に乗せても大丈夫かも(笑)。それにリヤバンパーの下に足を差し出すだけでバックドアが開閉できるのも便利ですね。タフでありながらも、細かい心遣いが素晴らしいです。

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――遊びの相棒としては“タフさ”と“優しさ”が必要になるということですか?

 

オカダ そう。タフなだけでもダメ、優しいだけでもダメ。タフで優しいといえば…あっ、まるでオカダ・カズチカみたいですね(笑)。

 

高速道路で自動運転技術「プロパイロット」を実際に試してみた

――今回、用意したのは「エクストレイル20X HYBRID」という、最新のハイブリッドシステムを搭載したモデルです。驚くべきは「プロパイロット」という高速道路同一車線自動運転技術を採用しています!

 

オカダ えっ、自動運転? 一体どんなシステムなんですか?

 

――「プロパイロット」はステアリング右側にあるボタンを押すだけで、アクセル・ブレーキ・ステアリングを自動制御して運転を支援してくれるシステムです。高速道路の巡航走行だけでなく、渋滞の時には前のクルマに合わせて勝手に追従してくれるので、ストレスも軽減してくれますよ。

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オカダ それはスゴイですね。矢沢永吉さん(※)の「やっちゃえNISSAN」がやっちゃったワケですね(笑)。面白そう! 早く高速道路で乗ってみましょう!

※ロックミュージシャンの矢沢永吉さんは日産のCMキャラクター

 

――では、高速道路に入りましたので、ハンドルの右側にあるプロパイロットのボタンを押してください。アシスト開始のSETボタンを押して、速度を80㎞/hに設定してみましょう。

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オカダ スイッチオンして速度を設定…これだけでいいんですね。

 

――自動運転の印象はいかがですか?

 

オカダ うおおおおぉ…。何これ? ハンドルがクイクイと勝手に動いてカーブも曲がるし、アクセルを踏んでないのに勝手に走ってる! ものすごく不思議な感覚ですね。

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(画像はイメージです ※以下同)

 

――前を走るクルマがいますが、そのままキープで!

 

オカダ 前のクルマ、ちょっと遅いですが衝突しませんか?

 

――大丈夫です! そのまま、そのまま…

 

オカダ うわ、本当だ! 自動的に速度を落として、車間距離をキープしながら追尾してます!

 

――お、前のクルマが速度を上げましたね。車間距離を保ちながらセットした80㎞/hまで自動的に加速しますよ。

 

オカダ おお…加速しましたよ! すごい、すごい…NISSANやっちゃてます! 何だかクルマに乗っているというよりは、知能を持ったロボットを操作している感覚ですね。

 

――実際に高速道路で「プロパイロット」を体験した印象はいかがでしたか?

 

オカダ 「ついにここまで来たか」って感じですね。子どものころ、アニメで見た未来のクルマを思い出しました。でもハンドルから手を離すと警告サインが表示されたり、車線を変更するとプロパイロットが解除されたりと、ある一定の領域で完全自動化を“寸止め”しています。でも近い将来、カーナビやGPSと連動させた全自動運転も夢じゃないな、という期待感がありますね。

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自動で危険を察知して安全に走る賢さに感心

――なるほど、“寸止め”とは面白い表現ですね。

 

オカダ でも、それくらいのほうがドライバーとしてもちょうどいいのかも。まだ気持ちが技術に追いついていないというか。「プロパイロット」を使っていながら「本当に曲がれるの?」とか「前のクルマにぶつからない?」と思ってしまう部分もありますから……。

 

――実はエクストレイルには「プロパイロット」に加え、コーナリングの安定性を向上させる「インテリジェント トレースコントロール」、凸凹の路面でも車体の振動を制御する「インテリジェント ライドコントロール」、正しいブレーキングをサポートする「インテリジェント エンジンブレーキ」も装備されています。

 

オカダ 自動運転を支援しながらも、クルマが自動的に危険を察知して安全に走ってくれるということですか?

 

――おっしゃる通り。ドライバーを支援するために、あらゆる方向からサポートしているんです。そして、エクストレイルといえばタフに使える4WDモデルですが、その4WDシステムにも先進の技術が投入されています。

 

オカダ 有名な「インテリジェント4×4」ですね。でも、普通の4WDとは違いは何でしょうか?

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――たとえば、センターコンソールのダイヤルを回すだけで、都市部では燃費を考慮した2WD(FF)に設定できる一方、雪道や悪路ではLOCKモードで前後のパワー配分を50:50に固定できます。通常はAUTOにしておけば、路面の状況を判断してフロントを100~50%、リヤを0~50%に自動調整してくれます。

 

オカダ 本当に賢い4WDですね。結構、釣り場でスタックする(動けなくなる)話を聞きますから、簡単に切り替えられるのも便利だと思います。

 

ラゲッジ容量も遊びには十分で走りは予想外にジェントル

――オカダさん、外観やサイズ感の印象はいかがでしたか?

 

オカダ マイナーチェンジとはいえ、フロントのデザインの存在感はバッチリですね。実際のボディサイズは大きすぎず、小さすぎず、使いやすいジャストサイズ。賢い4WDはタフに使えそうだし、防水シートも趣味の相棒には最適ですね。

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――クラストップレベルとなる565Lのラゲッジ容量は、遊びに使うには大きなアドバンテージですね。リヤシートのアレンジ次第ではフルフラットにもなるし、ラゲッジボードを利用すればパーテーションにもなるのも便利だと思います。

 

オカダ これだけあれば十分過ぎます。遊びに必要なものを厳選すれば荷物はそれほど大きくなりませんし、4人分のアウトドア用品でも十分に積めそうですね。

 

――試乗車はハイブリッド車でしたが、その点はいかがでしたか?

 

オカダ モーターのサポートが効いた発進加速はパワフルだしスムーズですね。タフを前面に押し出しているエクストレイルですが、走りは予想外にジェントル(笑)。唯一、気になったのはブレーキが柔らかめなこと。個人的にはもう少しカッチリしたフィーリングもいいかなと思います。

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――燃費のほうはいかがでしょう? カタログにはJC08モード燃費としてハイブリッドの4WDは「20.0㎞/L」と記載されているのですが……。

 

オカダ SUVですからこの数値は十分だと思います。最近の人は燃費を気にしすぎ(笑)。それにハイブリッドの静かさと環境性能は、遊びで使うにはナイスな選択になるはず。自然を相手に遊ぶバス・フィッシングの相棒なら、少しでも環境に優しいほうが精神的に気持ち良いですからね。

 

クルマ任せにする不安もあるが「プロパイロット」には未来を感じた

――最後に、今回、エクストレイルに乗ってみて、「これからのクルマ」はどうなると思いますか?

 

オカダ 「プロパイロット」を体験してみて正直、驚きました。市販されている自動車がここまで進化していたとは……。「プロパイロット」の技術は未来への入り口。ここから一気に自動運転へと加速しそうな気もしますが、操作の全てをクルマに任せてしまうことに不安もあります。あと、僕みたいなクルマの運転が好きな人にとっては、ちょっと物足りなく感じるかもしれませんね。でも「未来はそこまで来ている」…そう感じさせてくれたのは間違いありません。

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最新の自動運転技術に、素直な驚きを示したオカダ選手。高速道路で「プロパイロット」を体験したときは、興味深そうに「これはどうなってますか?」「こうするとどうなりますか?」と筆者にしきりに質問していたのが印象的。自らコントロールできないという点に違和感を覚えつつ、ワクワク感を禁じえないといった複雑な心情が見てとれました。今後も新たな技術が登場したら、オカダ選手がどんな反応を見せるのか…こちらも楽しみですね。

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【SPECIFICATION】

日産

エクストレイル 20X HYBRID

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●全長×全幅×全高:4690×1820×1730mm ●ホイールベース:2705mm ●車両重量:1640kg ●最小回転半径:5.6m ●総排気量:1997cc ●エンジン形式:直列4気筒DOHC ●最高出力:147ps/6000rpm ●最大トルク:21.1kgf-m/4400rpm ●モーター形式:交流同期電動機 ●最高出力:41ps ●最大トルク:16.3kgf-m ●トランスミッション:CVT ●駆動方式:4WD ●乗車定員:5名 ●燃料消費率(JC08モード燃費):20km/L ●車両本体価格:309万8520円

 

■試合情報

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【KING OF PRO-WRESTLING】
10/09(月・祝)@両国国技館
OPEN 15:30/START 17:00
※最新情報は新日本プロレスオフィシャルサイト

 

◆テレビ朝日「ワールドプロレスリング」
10/14(土)26:00~放送(予定)
※地域によって放送日時が異なります。詳しくは番組HP

 

◆CSテレ朝チャンネル2「ワールドプロレスリング LIVE 2017」
10/09(月・祝)
16:00~大会のみどころ
17:00~生中継

 

撮影/和田清志