グルメ
2016/3/31 10:00

絶景&美味で週末旅行にもってこい! 日本初オープントップのレストランバスはいち早く普及して欲しい!

地域商社のウィラーコーポレーションと株式会社umariが共同で新たな観光バスを開発。それは、絶景を楽しみながら食事ができる、日本初の2階建てオープントップのレストランバスとのこと。今回は、東京・大手町で開かれたプレス向けのお披露目会に参加し、その全貌をレポートしました!

 

提供する料理は1Fのキッチンでしっかり調理!

このレストランバスのコンセプトは、オープントップならではの絶景を楽しみながら、その土地の生産者や料理人と交流して旬な食材を楽しむ。解放感抜群のバスで移動しながら、農園で自ら採取した食材を使った料理を味わえるのが、レストランバスの魅力なのです。そんなレストランバスは、4/30(土)より新潟県で運行を開始します(運営はウィラートラベル)。

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料理は、調理済みのものをただバスの中に持ち込むのではなく、冷蔵庫やシンクなどを完備した1Fのキッチンで調理をしています。完成した料理は、ダイニングテーブルやイスが配備された2Fの客室に運ばれ、乗客は出来たての料理が堪能できるというわけですね。

 

なお、キッチンには安全性を考えてガスや火は使用せず、電気式の調理器具を揃えています。電気式とはいえ、3台のシンクとIHヒーター、魔法瓶と炊飯ジャー、冷凍冷蔵庫に調理台、オーブンレンジを備えており、一般的な業務用キッチンと何ら変わりはありません。

 

2Fの客室スペースの開放感がスゴい!

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実際のツアーでは新潟駅を出発して県内を巡る形になりますが、プレス向けの発表会は、春を感じさせるポカポカ陽気の中、フルオープンルーフで東京の街を走りました。フルオープンだと、東京タワーを見たこともない角度から眺めながら走行できるんです。春の風を感じながら楽しむバスツアーは、最高の気分ですね。

 

“でも雨が降ったら最悪だよね”と思う方、 安心して下さい。ポリカーボネート製の開閉式ルーフを備えているので、雨天や気温の寒い日でも安心です。こうした設備の改造費は、1Fと2F合わせて新車の大型バス1台分とのこと。お金をかけてでも、楽しさと快適さと両立する姿勢が見事です!

 

バス料理とは思えない旬の素材を使った料理の数々

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前菜の「焼き野菜のマリネ~新潟にある畑の風景~」。新潟県・大越農園の無農薬露地栽培の焼き野菜を、魚のすり身と一緒に合わせ、芽キャベツで包み込んだこちら。畑の土をイメージして敷かれた黒米のリゾットは、ドライ加工の越後味噌をアクセントにしていただきます。

 

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こちらが「山菜と干し野菜のスープ~春の芽吹き、潟の散策~」。伝統的な干し大根と旬の菜の花、うるい、せりを親鳥のダシで煮込んだスープ。口いっぱいに広がる爽やかな春の香りと、親鳥ならではのパンチの効いた強いコクが印象的でした!

 

急ブレーキや悪路対策も万全!

IMG_2160テーブル上には、コップとワイングラスの専用ホルダーを設置。走行時の振動や急な方向転換、急ブレーキなどでも滑り落ちる心配はありません。

 

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グラスは専用のホルダーが用意されているので心配は少ないですが、料理のお皿が大丈夫? と心配する方、安心してください。基本的に食事は停車中に振舞われます。

 

実際に運行する際は、新潟の農園で自分の手で摘んだ野菜を使い、バスの移動中に1Fのキッチンでシェフが調理。実際のツアーでは新潟県の阿賀野川沿いの田園地帯や福島潟、佐潟周辺の眺望の良いスポットに停車し、出来たての料理が堪能できるというわけです。

 

眺望と料理がいちどに楽しめて、移動時の不便さも解消したレストランバス。今後は新潟だけではなく、他エリアでも運行を予定しているとのこと。完成度が高いだけに、いち早く全国に普及して欲しいものです。

 

【レストランバス プラン概要】

催行日:4/30~7/31の間の土曜日

コース/料金:土曜日 ランチプラン 新潟駅→酒蔵見学→福島潟周遊・散策→収穫体験→新潟駅/1万2960円

土曜日ディナープラン 新潟駅→ワイナリー見学→収穫体験→佐潟散策→岩室温泉→新潟駅/1万800円

【URL】

ウィラートラベル(予約サイト) http://travel.willer.co.jp/restaurantbus/top.php

ウィラートラベル問い合わせ(メール) restaurantbus@willer.co.jp

タカギ農場 http://www.fruitstomato.com/