文房具
2016/5/31 15:57

「勝負クリアホルダー」でクライアントの印象アップ!! 「ここぞ」で使いたい上質クリアホルダー3選

会社勤めを辞め、フリーで仕事をするようになってハッと気付いたことがいくつかある。その中のひとつが、クリアホルダーとコピー用紙はタダじゃない」ということだ。

 

 

↑セキセイ「セリオ クリップインファイル」

いや、勿論どっちもタダじゃないのは最初から分かっている。分かってるんだけど、なんとなく意識が薄かったのは認めざるを得ない。

 

貧相なクリアホルダーでは中身も残念に見える

とくにクリアホルダーの方は、必要な時に机の引き出しを探すと必ず一枚二枚はきれいなヤツが出てくる。ちょっと折り目が付いたような古いものなら、それこそいくらでも転がっている。とりたてて「買う」という感覚にならなかったのだ。

 

しかし一人でフリー仕事をするようになると、それがいかに甘かったかということを痛感する。クリアホルダーはオフィス通販でちょっとでも安いものを探して買うもので、床から勝手に生えてきたり、天から降ってくるものじゃないのだ。

 

で、安いクリアホルダーというのはだいたいにおいて質が悪い。薄くてペラペラで、入れておいた書類ごと折れる。擦り傷が付く。綴じ部からはがれる。安物には安い理由があるのだ。

 

自分だけで使う分には構わないが、例えばクライアントに資料を提出するのにそれでは都合が悪い。中身がどれだけ良かったとしても、入ってるホルダーが貧相ではもったいない。

 

そこで今回は「普段使いにはちょっと高いけど、ここぞという時に使いたいハイクオリティ・クリアホルダー」をご紹介したい。

 

その1 書類を冊子綴じで渡せる「クリップインファイル」

プリントアウトした書類をまとめてホチキス留めにすることはよくある。しかし、紙の角を留めたものは、意外とめくりにくいし、留めた針のところから紙がボロボロになってしまいがち。

 

だからといって、パンチ穴をあけてバインダーに綴じて渡すのも仰々しい。めくりやすくて、気軽で、それでいて失礼な感じのないものは……と探していて見つけたのが、セキセイの「セリオ クリップインファイル」だ。

↑セキセイ「セリオ クリップインファイル」(B5版180円+税、A4版220円+税)

 

使い方は簡単。背表紙のクリップを90度スライドさせたら書類をはさみこみ、クリップを元に戻すだけ。これで書類が冊子のように綴じられた状態になる。(コピー用紙でだいたい20枚まで。縦綴じ/横綴じあり)

↑バラバラの書類を冊子のように綴じられる

 

クリップを90°回転させてから書類をはさんだら……

 

↑クリップを戻すだけで簡単に綴じられる

 

 

このシリーズ、気の利いたことにクリップと紙の間にはカバーがついている。はさみこむ際に紙を擦って傷めることがないのだ。なので、クリップをはずせばきれいなままバラすことができる。表紙と裏表紙もしっかりと厚みがあり、ちょっと雑に扱っても折れ曲がる心配はしなくて済みそうだ。

↑クリップの擦れから紙をガード

その2 追加資料がたっぷり添付できる「ダブルポケットホルダー」

クライアントに打ち合わせに行く際、プリントアウトした書類だけでなく、一緒にサンプル的なものを付けたいことがあるだろう。

しかしバラバラにしてお渡しすると、あとで「追加でもらったサンプル、無くしちゃった。もう一度ちょうだい」ということもありうる。そういう時は、ライオン事務器の多目的クリアホルダー「イロキャリ ダブルポケットホルダー」が便利なのだ。

↑A4の書類はここにはさむ
↑ライオン事務器「イロキャリ ダブルポケットホルダー」(400円+税)

 

これ、通常のA4クリアホルダーにB5ポケット、はがき・小物ポケット、下敷きが一体になった複合ホルダーで、まぁ、とにかくいろいろなものが入る。

 

B5ポケットは、厚めの小冊子やパンフレット類が余裕で入る。元々は学生用に作られたホルダーなので、ルーズリーフ50枚がストックできる深いマチ付きだ。

↑A4の書類はここにはさむ

 

はがきサイズの印刷物などが入る小物ポケットも地味に便利。出張の時など、現地資料をホルダーに入れ、小物ポケットには電車・飛行機のチケットを入れるなんていうのもいいだろう。

↑B5サイズで50枚分のたっぷりポケット。厚みのある冊子もOK
↑小物ポケットはマチ無しだが、中の物が取り出しやすいようにフチに深い切れ込みが入ってる

 

さらにイイのは、ホルダーを裏向きにすると硬い下敷きになっている点。立ったままの姿勢でクリップボードのように使えるし、なによりこの下敷きの硬さのおかげでクリアホルダー自体が折れ曲がらない強度になっている。これはかなり頑丈!

↑専用のクリップボードほどではないが、緊急時には充分に役立つ

 

 

その3 とにかく書類をがっちりガードする「スーパーハードホルダー」

余分な機能はいらないから、とにかくがっつり書類を保護してくれるクリアホルダーが欲しい、というならコレで間違いない。キングジム「スーパーハードホルダー透明(マチ付)」だ。

↑キングジム「スーパーハードホルダー透明(マチ付)」(210円+税)

ラベルに「業界最厚!超丈夫」とあるぐらいで、まぁとにかく頑丈。指でつまんで水平にしても、しなりすらしない。クリアホルダーなのに、もうほぼ板である。

↑水平にしてもへにゃっと曲がらない、剛性の高いホルダー

 

これだけ厚みがあるので、ダブルポケットホルダーと同様に裏面は下敷きとして使える。さらに、置いた紙が滑り落ちないようにストッパーまで付いているというのもよく考えられている。

↑ストッパー付きで、これなら手で紙を押さえる必要がない。ちょっとしたことだが気が利いている

 

測ってみると厚みは約1.3㎜と、一般的なクリアホルダーの3倍以上の厚みがある。そのうえ、コピー用紙が最大で100枚入るというやたらと深いマチが付いているので、数字以上に厚く感じる。

↑普通のクリアファイルは約0.3㎜。比較にならない厚さだ

ただ、マチが深いホルダーは、中の書類の枚数が少ない時はスカスカになる。そうなると軽く揺すっただけで中身が勝手に外に出たり、というデメリットもある。

 

そこでスーパーハードホルダーは、まず綴じを通常のホルダーのL字(横1面+底面綴じ)ではなく、しの字(横1面+底面+もう片方の横の一部綴じ)にしてある。

↑フラップで押さえることで、封筒に入れたような安心感
↑赤い部分が綴じてある部分。ベラッと開かないので紙が落ちることがない

これだけでも充分だが、さらに上面が勝手に開かないようフラップがついており、これを閉じてしまうと、もう飛び出す心配はまったくゼロ。ほぼ封筒に密封したぐらいの安心感だ。

↑フラップで押さえることで、封筒に入れたような安心感
↑フラップで押さえることで、封筒に入れたような安心感

 

カバンの中に放り込んでも折れ曲がらず、紙が飛び出す心配も無い。手に持っただけで実感できる頑丈さと高級感。こういうとっておきのクリアホルダーを一枚机の引き出しに隠しておくと、大事な書類の受け渡しなどに効果を発揮するのだ。

 

【URL】

セキセイ http://www.sedia.co.jp/

セキセイ クリップインファイル http://www.sedia.co.jp/sinnseihinn/01-file/01-02-file/SSS-105.html

ライオン事務器 http://www.lion-jimuki.co.jp/

ライオン事務器 イロキャリ ダブルポケットホルダー http://www.lion-jimuki.co.jp/products/introduction/wpocket-holder/

キングジム http://www.kingjim.co.jp/

キングジム スーパーハードホルダー透明(マチ付) http://www.kingjim.co.jp/products/file/detail/_id_758T