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カメラ
2018/7/20 11:00

「逸材を撮るならこのカメラ!」プロレスラー・棚橋弘至が認めた本格ミラーレス「FUJIFILM X-H1」

「タナハシ~!」黄色い歓声の響く後楽園ホール。最近のプロレス会場は、「プ女子」(女性のプロレスファン)と呼ばれる新たなファン層に牽引されるように、活気に満ちあふれています。そして、そのファンの多くがカメラやスマホを手に試合を撮影しています。しかし、プロレスに代表されるような、動きが速く照明が限られた室内でのスポーツ撮影はブレやピンボケが発生しやすく、上手く撮るのが非常に難しい被写体。そこで重要になるのが、高感度やAF性能に優れたカメラと、被写体に最適化したカメラ設定です。

 

GetNavi webでは、そうしたプロレス撮影向きのカメラや設定を知って、かっこいいプロレス写真を撮ってもらいたい! ということで、スポーツ写真家の山田高央さんを講師にプ女子読者を招待しての撮影会を実施。山田さんオススメの富士フイルム製ミラーレス一眼「FUJIFILM X-H1」と山田式プロレス用スペシャル設定を駆使して、存分に撮影を楽しんでいただきました。

 

さらに後日、撮影会当日の試合に出場し、今回の参加者がともにファンだという新日本プロレスの棚橋弘至選手に3人の作品をプリントして見ていただき、山田さんとともにプロレスやプロレス写真の魅力、面白さなどについて語ってもらいました。本稿では撮影会~インタビューまで、その一部始終をお届けします!

↑「色鮮やかで力強い写真を撮っていただけて感激です。表情などもすごくシャープに撮れていてスゴイ! X-H1は軽くて、操作も簡単。しかも、AFが速い! プロレスの試合を撮るならコレ! ですね」(新日本プロレス・棚橋弘至選手)。棚橋選手のインタビューは記事後半でたっぷりご紹介!

 

【今回紹介する製品はコチラ!】

富士フイルム
FUJIFILM X-H1
実売価格25万8660円(ボディ)

仕上がりの良さで定評のある「フィルムシミュレーション」や高感度性能に加え、シリーズ初のボディ内5軸手ブレ補正、フリッカー低減撮影機能などを備えるハイパフォーマンスモデル。防塵・防滴・耐低温構造を持つ高剛性・高耐久ボディも魅力です。撮影会では、このボディに小型で高性能な望遠ズームレンズ「フジノンレンズ XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS」(実売価格8万460円)を組み合わせて使用しました。現在、期間内(~2018年9月30日)に購入した場合に3万円がキャッシュバックされるキャンペーンも実施中。

製品の詳細情報はコチラ↓
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/x/fujifilm_x_h1/

■キャッシュバックキャンペーンの詳細についてはコチラ↓
http://fujifilm.jp/personal/digitalcamera/promotion/xh1_cash_back2018/

 

ロープにピントが合って選手がピンボケ――“プロレス撮影あるある”解決法とは?

撮影会当日、まずはカメラの使い方や撮影時の設定、撮り方のコツなどを山田高央さんが作品を交えながらレクチャー。その後、後楽園ホールに移動し、FUJIFILM X-H1(以下、X-H1)を使って実際の試合の写真を撮る、というプログラムです。

【講師】

山田高央さん。1968年東京都出身。日本写真芸術専門学校卒。出版社写真部を経て2005年からフリーとして活動開始。週刊誌・月刊誌などではスポーツ・ポートレートなどジャンルを超えて多方面で作品を発表している。日本スポーツプレス協会会員・国際スポーツプレス協会会員。

 

【参加者】

小山さん。海外遠征も厭わないプロレス好きで、普段はコンデジを使用。選手がピンチのときの表情が好きだが、ぶれてしまうことが多く、なかなか上手く撮れないと悩み中。

 

石塚さん。棚橋選手が好きでプロレスを見るようになり、写真も撮るようになったという。高倍率ズーム機のオート機能で撮影を楽しむも、ブレやピンボケ、露出アンダーなどで苦しんでいる。

 

野口さん。気合を入れてミラーレス一眼を購入するも、ロープにピントが合ってしまい、ピンボケになることが多いそう。

 

山田さんによると、プロレスを客席から撮る場合には、

①ロープが邪魔でピントが合わない

②シャッター速度が遅くなってぶれる

③照明の加減によって露出が変化しやすい

という3つが問題になってくるといいます。

 

①については、AF測距点の位置をいかに素早く、最適な位置に合わせられるかがポイント。ピントは必ずしも顔に合わせるのではなく、顔とほぼ同じ距離にあり、かつ比較的動きの緩やかな胸の位置などで合わせると、合わせやすいとのこと。②については、被写体を止めて写すにはシャッター速度を目安として1/1000秒以上にする必要があり、そのためにはISO感度を上げて撮らないと露出アンダー(暗く写る)になるため、高感度時の性能がキモになります。③については、写真の明るさを一定に保つ必要があり、自動露出ではなく、マニュアル露出の使用がオススメとのこと。

 

これらの条件を考えると、AF測距点の操作がしやすく、高感度でも画質が破綻しない、しかも連写に強いというX-H1はプロレス撮影にぴったりだと、山田さんは語ります。蛍光灯などの照明のちらつき(フリッカー現象)による露出や色のばらつきを低減する「フリッカー低減機能」が搭載されている点も、室内スポーツ撮影における確実性を高めてくれるでしょう。

↑X-H1は、フォーカスポイントを直感的に動かせる「フォーカスレバー」を背面に装備。ファインダーをのぞきながらでも、ロープの合間をぬうようにピントを合わせることができます

 

↑上面には感度ダイヤル、シャッタースピードダイヤルという専用ダイヤルを装備。難しい印象のあるマニュアル撮影も手軽に行えます。また、大きなサブ液晶モニターで細かな設定状況が一目でわかる点も◎

 

↑AF-Cモード時の動体追従性を、被写体やシーンに応じて3つのパラメーターで細かく設定可能。「加速減速に強い」「激しい動きに強い」など5つのプリセットに加え、ユーザーカスタムにも対応します

 

↑高精細で視認性の高い、369万ドットの大型EVFを装備。連写モードを中速の「CM」にすると、ブラックアウトする時間が短くなり、動く被写体も快適に追いかけることができます

 

そのほか、ホワイトバランス(WB)などもオートでは多少のタイムラグが出る可能性があるので、固定するほうがチャンスに強くなるそうです。それらを踏まえた、プロレス撮影用のオススメ設定が以下の表のようになります。

【山田式プロレス用“スペシャル設定”(後楽園ホール版)】

↑「フィルムシミュレーション」は、フィルムメーカーである富士フイルムならではの絵作り機能。プロレス撮影では、スタンダードである「PROVIA」に設定し、なおかつWBを3600Kにすることでやや赤寄りの鮮やか描写となり、筋肉を美しく表現できます

 

実際の撮影での狙いとしては、選手がコーナーポストに登っているシーンなどは写真撮影に邪魔なロープがなく、確実に押さえたいシーン。さらに、試合中でも選手がにらみ合っているシーンや組み技が決まったシーンなどは、比較的動きが緩やかなので狙いどころです。そのほか、動きが速いシーンは狙いにくいですが、その場合は動きを予想しながら、最適なピントの位置を考えつつ構図を決めるのがポイントです。

↑講義では技術的な指導に加え、「何よりもあきらめないことが重要。連写するのであれば、イメージしている動きが終わるまでは連写を止めない。あるいは、狙った次の瞬間も撮ってみる。そうしたことで、運を呼び寄せるのも撮影のコツ」と山田さんは語ります

 

↑初めて手にするX-H1に興味津々の参加者。がっちりしたボディですが、約673g(レンズは除く)と見た目の印象ほど重くはなく、グリップもしっかりしているため女性でも無理なく扱えます

 

「単なる記録じゃない楽しさがあった」クリアな描写に大満足!

講義のあとは、いよいよ後楽園ホールに移動です。イベント当日もホールは満員。周りを見渡すとカメラを持った方も大勢いて、気持ちが盛り上がってきます。ということで、参加者の皆さんに試合前の意気込みを聞いてみました。

「仕事では一眼も使ってはいるのですが、X-H1はファインダーがキレイで期待しています。かわいい表情をアップで狙えたらと思います」(小山さん)

「躍動感のあるシーンを狙ってみたいですね。本格的なカメラで(グリップがしっかりしているので)持ちやすいです。あと、いい写真が撮れたら自分で大きなパネルに仕上げたいと思います。」(石塚さん)

「あわてずに撮りたいシーンをじっくり撮れたらと思います。ロープに邪魔されずにピントが合わせられるかどうか、挑戦してみます」(野口さん)

↑後楽園ホールは満員。試合が近づくにつれ、会場の熱気が高まっていきます。ファンのコールや拍手が続き、選手が入場。いよいよ試合開始です!

 

↑みなさん、撮影中は真剣そのもの。決定的瞬間を収めようと、夢中でシャッターを押していました

 

試合前半は少し緊張気味でしたが、後半はカメラにもかなり慣れてきたようです。当日、棚橋選手はセミファイナルの出場で、ちょうどいいタイミングでの撮影となりました。熱戦が終わり、3人とも数百枚の写真を撮って満足した様子。撮影後の感想を聞いてみると、

「いつもよりもキレイに撮れていてうれしかったです。アップで撮れて、新たな萌えポイントも見つかるなど、単なる記録じゃない楽しさがありました」(小山さん)

「ファインダーをのぞいただけでもキレイで、撮っていてテンションが上がりました。瞬間瞬間がぶれずに髪の毛までキッチリ撮れていてすごかったです」(石塚さん)

「思った以上にAFが合っていました。クリアに撮れて、満足度は100点でした」(野口さん)

みなさん、いままでの失敗を克服しつつ、撮影を楽しんでいただけたようです。試合はもちろん、FUJIFILM X-H1で撮るプロレス写真の仕上がりに、心底満足されていた表情が印象的でした。

 

こちらが参加者のみなさんが実際に撮影した写真。ベストな1枚を山田カメラマンのコメントとともにどうぞ!

↑小山さん撮影。「フレーミングを横にとり、相手選手とレフェリーを画面いっぱいに入れることで、リング上の緊張感を表すことができました。相手に向けられる棚橋選手のシャープな視線が勝負の厳しさを感じさせてくれます」(山田さん)

 

↑石塚さん撮影。「相手選手をコーナーに追い込み攻め続け、次の技を繰り出す僅かな合間に見せた、棚橋選手の気合いに満ちた表情が見事に写し出されています。被写体から目を外さない心掛けが、このような素晴らしい作品を生みました」(山田さん)

 

↑野口さん撮影。「試合前のアナウンス、彼の耳には全く聞こえていないような集中力。棚橋選手の表情から緊張感が伝わってきます。一瞬の動きも見逃さず捉えることで、真剣勝負を十分に感じさせてくれる作品となりました」(山田さん)
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