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2018/10/26 9:30

ケタ外れの力強いサウンド!シュアが最新Bluetoothリケーブル「RMCE-BT2」をレビュー

発表会ではRMCE-BT2にSE846を装着した状態で、来場者持ち込みのプレーヤーによる自由試聴ができる時間も設けられました。筆者もaptX HDでの送り出しが可能なGoogle Pixel 3 XLを用意していくつかの楽曲を聴いてみました。音楽を再生してすぐに中低域の力強さに圧倒されました。中高域の情報量もBluetooth再生の限界を超えるクオリティに到達していると思います。広々と描かれる空間の透明度も驚くほどに高く、ボーカルや楽器の音の質感に見事なリアリティが感じられました。

↑グーグルの新しいスマートフォンでaptX HDのサウンドを確認してみました

 

シュアではBluetoothリケーブルのRMCE-BT2とBT1のほか、有線接続のデジタルリケーブルも商品ラインナップに揃えています。iPhone対応のRMCE-LTG、USB Type-Cを搭載したAndroid系スマホで活用できるRMCE-USBなどが主なラインナップになります。これでシュアのマルチ・デジタルリケーブル戦略がひとつの完成型に到達したといえるのではないでしょうか。

↑RMCE-USBはインラインのDAC/アンプを内蔵するリケーブル。USB Type-CコネクタによってAndroidスマホやPCによるリスニングに柔軟に対応します

 

プレス向け発表会の壇上でサリバン氏は「シュアはこれまでの20年以上に渡るイヤホン開発の中でたくさんのノウハウを培ってきました。2006年に発売したイヤホン、SE530が走りとなってMMCXコネクタによる着脱方式の“リケーブル”をというムーブメント、あるいはプラットフォームソリューションを初めてシュアがコンシューマ向けイヤホンの世界に持ち込んだとも言えるかもしれません。さらに2010年に発売したSE535がリケーブルの勢いを加速させました。」とブランドのイヤホンが辿ってきた軌跡を振り返りました。

↑SE535 LTD(Special Edition)

 

サリバン氏はさらに、今後もイヤホンリケーブルの先駆者として、そのメリットと楽しみ方を強く打ち出していきたいと意気込みを述べています。「汎用性の高いMMCXコネクタによる着脱式のメリットについては、ケーブルが断線した際のバックアップがまず最初に思いつくはずです。これからはBluetoothによるワイヤレスリスニングだけでなく、有線デジタル接続も含む多様化するイヤホンリスニングへ柔軟に対応できることの強みにも注目が集まるだろうと期待しています」(サリバン氏)

 

サリバン氏は今後も「つながる、ひろがる、自分の世界」というコンセプトを掲げながら、シュアは多彩なポータブルオーディオリスニングのオプションを展開していきますと力を込めて語っていました。新製品RMCE-BT2は10月27日・28日の2日間に都内で開催される「秋のヘッドフォン祭2018」に出展するシュアのブースに展示されます。Bluetooth再生の常識を越えたパワフルなサウンドをぜひチェックしてみて下さい。

 

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