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2018/11/28 10:00

「4K放送ってぶっちゃけどうなの?」 最新レグザの驚異の4K適正を語り尽くす

さて、前編ではバー「get navy」での珍妙な寸劇をお楽しみいただいた(と願う)が、後編では、マスターもいち編集者の顔に戻って座談会に出席! 次世代放送「新4K衛星放送」の魅力と、それを映し出す「レグザ」の魅力について語り尽くします!

→前編の記事はコチラ

↑左からGetNaviのプロデューサーを務める松井謙介、女優の奈津子さん、AV評論家の藤原陽祐さん、AVライターの山本 敦さん。中央のテレビは東芝4K有機ELレグザ「55X920」

 

【疑問その1】新4K衛星放送ってぶっちゃけどうなの?

奈津子「今回は“4K放送”について自由にトークするということですが、専門家である藤原さん山本さんは別として、松井さんは12月1日から新4K衛星放送が始まるってご存知でしたか?」

 

松井「ええ、メーカーさんの発表会に行かせていただいたりしていますので、一応知ってましたけど、正直詳しくは語れませんね」

 

奈津子「私ももちろん放送開始のことは知っていましたが、具体的にどういう内容になるかまでは把握していなくて……」

 

藤原「例えばNHKなんかは大河ドラマを、地デジに先駆けて最初にBS 4Kで放送します。地デジよりも早く、4Kの高画質で楽しめるということですね。それ以外にもライブやドラマなど、コンテンツが多彩に用意される予定で、各局とも力が入ってますよ」

 

奈津子「大河ドラマも4Kで放送するんですね。すごく楽しみです!」

 

藤原「また、注目すべきは新4K衛星放送の画質。今回、NHKでは4K解像度で撮影した映像が9割くらいになるといわれています。4K映像ならではのキメ細やかさやコントラスト感などが楽しめるので、期待していいと思います」

 

山本「放送開始日となる12月1日には各局で開局特番が放送される予定ですね。NHKの世界初の南極からの4K生中継やドローンでの日本各地の空撮、民放4局によるリレー形式の紀行番組など、盛りだくさんの内容のようです」

 

松井「すごい豪華ですね! 12月1日はテレビの前に正座して放送開始を待たなきゃ」

 

藤原「放送業界では、今後は4Kで撮るのが標準になっていくでしょう。そして、地デジやBSでは、4Kで撮った映像の解像度を『落として』放送する。本物の4K映像を楽しみたいなら4K放送を見てください、という流れが確実にできてくるでしょうね」

 

奈津子「過去の映像なんかはどうなるんですか? 例えば映画とか……」

 

藤原「むかしの映画などはフィルムで撮っていたので、そもそも画素という概念がないんです。これまではフィルムからHD解像度に変換していたものを、これからは4K解像度に変換することになるので、新4K衛星放送で流される映画の画質はいまより良くなると思いますよ」

 

奈津子「これまでよりもきれいな画質で見られるなんて、ますます4K放送への期待が高まりますね!」

 

【疑問その2】4K放送が見られない4Kテレビがあるって本当?

松井「ところで、4Kテレビを買ったのに4K放送が見られない、というニュースを目にします。私なんかは去年4Kテレビに買い替えたので、非常に気になりますが……」

 

藤原「4Kテレビの普及台数は約500万台だといわれています。日本の世帯数が5000万世帯だとすると。だいたい1割くらいの普及率ですね。ところが、そのほとんどはBS/CS 4Kチューナーが入っていません。だからといって新4K衛星放送が『見られない』ということではなく、別途、外付けのBS/CS 4Kチューナーを用意してもらえれば視聴できます」

↑東芝が発売する外付けBS/CS 4Kチューナー「TT-4K100」

 

松井「そうなんですね。でももうレコーダーとかHDDとかいっぱいつながってるから少し負担だな」

 

山本「そうですね。さらに、外付けのチューナーを使うと、リモコンがテレビのほかにもうひとつ増えますし、映像入力の切り替えなんかもちょっと面倒ですね。新4K衛星放送を視聴するために仕方ないとはいえ」

 

藤原「ですので、もしいまからテレビの買い替えを検討している人がいれば、BS/CS 4Kチューナー内蔵のものをお勧めしたい。やはり地デジやBSとシームレスに操作できるメリットは大きいですし、4KチューナーをHDMIで接続するより、内蔵のほうが高画質処理をやりやすい。何といってもテレビなんですから、チューナーが入っててるほうが良いに決まってます」

 

奈津子「ちょっとした手間が増えるだけでもストレスになりますし、やっぱり毎日見るものだから使いやすさって大事ですよね」

 

松井「いま現在、BS/CS 4Kチューナー内蔵のテレビの発売を発表しているメーカーさんって、どこがあるんでしたっけ?」

 

藤原「1番最初に発表したのが東芝レグザで、液晶ではほかにも数メーカー続いて発表していますね。ただし、有機ELテレビでBS/CS 4Kチューナー内蔵しているのは東芝レグザだけです」

 

山本「東芝の4Kレグザの2018年モデルは、エントリーからフラッグシップまで全モデルがBS/CS 4Kチューナー内蔵なので、どれを買っても新4K衛星放送が見られるというのがわかりやすいですね」

↑東芝4Kレグザの2018年モデルは全機種BS/CS 4Kチューナー内蔵

 

【疑問その3】同じ4Kテレビでも画質に差があるのはなぜ?

松井「ところで奈津子さんは女優としてテレビに出るほうの立場にいらっしゃいますが、4K放送ってやっぱり気になりますか?」

 

奈津子「いつも自分が出演している番組を録画してチェックしているんですけど、新4K衛星放送になると肌や髪がどう見えるのか心配なんです……」

 

松井「いやいや、奈津子さんは何の問題もないでしょう」

 

奈津子「そんなことありません(笑)。仕事柄、いろいろな4Kテレビをお借りして使ってみるんですけど、同じ4Kテレビでも結構見え方が違うので、顔色とか肌の質感がどう見えるのかな、ということは常に気にしていますね」

 

実は地デジもスゴい!? レグザ驚異のアプコン力

藤原「ここまで新4K衛星放送の話をしていましたが、実際に見る時間で考えると地デジもまだまだ出番は多いと思います。そうなったときに、新4K衛星放送は確かにきれい、でも地デジはどうなの? というと、このへんは同じ4Kテレビでもメーカーによってかなり差があります」

 

奈津子「え~!? それはなぜなんですか?」

 

藤原「地デジの解像度は4Kの4分の1なので、4Kテレビに表示するためには4倍に拡大しなければならないんです。ですが、それを単純に引き伸ばすだけでは画質が粗くなってしまう。そこでメーカー各社は独自の技術でなるべくきれいに見えるように拡大しているんですけど、そこに差が出てしまっているんです」

 

藤原「例えば東芝4Kレグザなんかは地デジの画質がすごくいいんですけど、地デジの映像を4Kにアップコンバートするまでに3段階に分けて超解像処理を行っているんです。そういうやや『変態的』な(笑)、超細かい処理を行うことで画質を上げています」

↑東芝レグザでは3段階に分けて超解像処理を施すことで、地デジを高品質な4K映像にアップコンバートしています

 

奈津子「だから同じ4Kテレビでも見え方が違うんですね」

 

藤原「それからもうひとつ、いま放送業界で話題になっているのはHDR(ハイ・ダイナミック・レンジ)です。新4K衛星放送はHDR規格にも対応しているんですが、このHDRというものは、簡単に言うと白から黒までのレンジを広げるものです。一般的にはコントラストを上げてメリハリのある映像になるとされていますが、もうひとつ、階調の表現力を上げるという効果もあります。テレビではよくスポットライトを当てて意図的に白とびさせることがあるんですが……」

 

奈津子「あ、大御所の女優さんがよく使っているようなやつですか?」

 

藤原「そう、顔に光を当てて白とびさせ、肌のアラを隠したりしますね。ところが新4K衛星放送では、HDRによって従来白とびしていた部分のグラデーションまで描くことができるので、スポットライト当てても小じわなどが隠れないと、業界ではちょっとした騒ぎになってますよ」

 

奈津子「なんだか怖くなってきました! 4K用のお化粧しなきゃ(笑)」

 

【疑問その4】タイムシフトマシン機能ってどういう機能?

奈津子「4Kとは関係なくなっちゃうんですけど、このあいだ、初めて東芝4Kレグザのタイムシフトマシン機能を家で使わせてもらったんですけど、すごく便利でびっくりしました。いまはテレビにつないだHDDに録画していて、番組表から録りたい番組を選んでひとつずつ予約しているんですけど、その作業がなくなるとこんなに楽なんだ、と思いました」

 

山本「あれを使い始めると、テレビを見る時間が充実しますよね。タイムシフトマシンで録っていると、番組の途中で帰宅してもボタンひとつで簡単に冒頭から再生できますし、面白くない番組をだらだら見ることもなくなる」

 

奈津子「私は家電のお仕事をさせていただいているので情報番組をよく見るんですけど、お昼のワイドショーや情報番組って録画予約することってないじゃないですか。だから、ワイドショーとかで家電を取り上げられても予約していなくて見逃しちゃうことが多かったんです。タイムシフトマシンだと、後から『あの番組で家電のことやってたよ』と聞いても、数日分の番組が6ch分録れているので見逃すことがなくなりました」

↑タイムシフトマシン機能では最大6ch分のテレビ番組を丸ごと録画可能

 

松井「最近だと、ネットで『あの番組であの人があんなこと言って険悪に』みたいなニュースが出ますけど、それ確認できるのデカいですよね(笑)」

 

藤原「そうそう。全録に否定的な人は、『それだけ録っても見る時間がないでしょ』といいますけど、そんなことは絶対にない。見てつまらない番組だった途中でやめてもいいし、通常録画にムーブしてあとでじっくり見てもいいんですから。録画されていることにこしたことはない」

 

山本「最近、Netflixのようにいつでも好きなコンテンツを見られるVOD(ビデオ・オン・デマンド)サービスが流行ってますけど、タイムシフトマシンはその先駆けというか、『テレビ放送をVOD化』するようなイメージですね。テレビとの付き合い方が本当に変わります。あとは、VODサービスのように、全録した番組を外出先でスマホから見られるようになってくれるとありがたいのですが……」

 

藤原「そこはレコーダーを使ってください、ということになってますね」

 

山本「あと、今度の4Kレグザはスマートスピーカーに連携して、検索性が格段に向上しましたね。音声アシスタント機能は昨今のトレンドなので、だいたいどのメーカーも対応しています。でも、『OK Google、レグザを使って、音量を上げて』とか『OK Google、レグザを使って、1チャンネルにして』と話すよりも、リモコンでボタン操作した方が実は速い(笑)。実際には使う機会があまりないんですよ。それが、タイムシフトマシン機能のあるレグザだと、『OK Google、レグザを使って、○○を再生して』と番組名を話すと、タイムシフトマシンの番組や録画してある番組を簡単に再生できるんです。録画番組の検索に関しては音声アシスタントを使ったほうが断然速い。これは全録機能を備えた4Kレグザにしかできない技ですね」

 

松井「確かにそれだと使いたくなりますね!」

 

奈津子「あと、『みるコレ』機能も便利でした。わたしの好みに合わせて録画している番組を提案してくれたり、ドラマパックを登録しておけばドラマだけズラーッと表示してくれたり」

 

山本「『奈津子パック』を登録しておくと、奈津子さんが出演されている番組だけピックアップできますよ。ご家族の方やファンが奈津子さんのテレビ出演を見逃すことがなくなります」

↑「みるコレ」のイメージ画面。好きな俳優やタレントなどを登録しておくと、出演番組やシーンだけ表示させることができます

 

奈津子「それすごくいいですね! 実際、そういうことよくあって、『出るんだったら言ってよ~』と家族に言われるんです。教えてあげなきゃ」

 

藤原「タイムシフトマシンはすごく便利ですが、むかしからBSの全録はできないんですよ。わたしはゴルフが好きなのでゴルフ中継をよく見るんですけど、ゴルフ中継って土曜日の試合はBS、日曜日の決勝は地上波と分かれることが多いので、タイムシフトマシンだけだと追いつかない。そういうときは『ゴルフパック』と登録しておくとすべてのゴルフ番組を録ってくれるので、タイムシフトマシンの補完的にも使えますね」

 

松井「いずれは新4K衛星放送にも対応したタイムシフトマシンが出るのかな? 期待したいですね」

 

奈津子「みなさんのお話しを伺って4K放送が始まるのが楽しみになりました。今日は本当にありがとうございました」

 

“松井のまとめ”

・新4K衛星放送が始まる以上、これからテレビを買うなら4Kチューナー内蔵一択

・地デジのアップコンバートは、レグザが「変態的」に綺麗!

・タイムシフトマシンはテレビと人の付き合い方を変える革新機能!

 

奈津子さんは、新4K衛星放送に関する疑問も全部解決し、放送開始が楽しみになったとのこと。12月1日の放送開始まで間もなくとなりましたが、ぜひみなさんも次世代の映像体験に備えて4Kテレビやチューナーを準備しておいてみてはいかがですか?

 

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