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2016/5/17 17:08

ソニーFEマウントの新レンズ「Gマスター」は“キレ”と“ボケ”を楽しめる次世代画質!

ソニーからフルサイズ対応Eマウントの新しいカテゴリー「Gマスターレンズ」が登場。解像力とボケ味の両立にこだわったというGマスターシリーズの実力を早速チェックしてみた。

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大柄ではあるが画質は一切妥協せず

ソニーのフルサイズ対応Eマウントレンズは、カールツァイスとソニーのいわば〝ダブルネーム〞のものと、ソニーブランドのものが存在する。これまでは前者が高級タイプ、後者が普及タイプという位置付けだったが、新たに「Gマスター」というブランドを投入する。独自開発では最高峰の品質を誇り、難しいとされる解像力とボケを高い次元で両立させるという。

 

今回実写できたのは85ミリF1.4と24~70ミリF2.8の2本。どちらも大口径レンズの定番ともいえるスペックだ。まず驚かされたのは85ミリの繊細な描写だ。α7RⅡとともに撮影した画像を拡大すると、ピントが合った部分は細部までリアルに再現。そこからアウトフォーカスに向かってきれいにボケていく。高い精度でボケ味を追求するため、製造時に1本ずつ収差を細かく調整しているという。

 

一方、24~70ミリもαユーザー待望の1本。すでに同じ焦点距離でカールツァイス銘のF4ズームがあるが、それに比べるとかなり大柄。とてもミラーレスの標準ズームとは思えないが、使ってみるとホールディング性がよく、ズームリングの操作感も良好だ。絞り開放から隅々までシャープで、ソニーの自信が体現された一本だと感じた。

 

ボケ味にこだわった大口径中望遠レンズ

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FE85ミリF1.4GM
4月28日発売 参考価格/221,000円
SPEC●レンズ構成/8群11枚●最短撮影距離/0.85メートル(AF時)、0.8メートル(MF時)●フィルター径/77ミリ●絞り羽根/11枚(円形絞り)●大きさ/外径89.5×全長107.5ミリ●質量/約820グラム

 

新技術による非球面レンズも

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表面を0.01ミクロン単位で管理した、新開発の超高度非球面XA レンズを採用。ED(特殊低分散)ガラス3 枚との組み合わせにより、さまざまな収差を良好に補正する。

 

絞りリングのクリックは1/3段と無断階を切り替え

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85ミリは絞りリングを装備。絞りは本体とリングどちらで設定しても、瞬時に反映される仕組みだ。さらに鏡筒に設けられたスイッチでクリックの有無を切り替えられる。

 

シビアなピント合わせをボタンでアシスト

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今回発表されたGマスターレンズ3本は、いずれもフォーカスホールドボタンを装備。AFモードにかかわらず、ボタンを押している間はピントを固定することができる。

 

11枚羽根の円形絞りでボケ味にこだわる

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85ミリはソニー製レンズで初めて、11枚もの絞り羽根を採用。もちろん絞ったときはきれいな円形を成す。描写力が高まるF2 ~F2.8 あたりを積極的に使ってみたくなる。

 

解像感溢れる描写力の大口径標準ズーム

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FE24~70ミリF2.8GM
4月28日発売 参考価格/272,700円
SPEC●レンズ構成/13群18枚●最短撮影距離/0.38メートル●フィルター径/82ミリ●絞り羽根/9枚(円形絞り)●大きさ/外径87.6×全長136ミリ●質量/約886グラム

 

リアルに再現するキレ味鋭い描写が魅力

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FE 24~70ミリF2.8 GM 絞り優先AE F4 1/80秒 ISO100 WB:オート絞り優先AE F4 1/80秒 ISO100 WB:オート

絞り開放からビシッとシャープだが、1~2段絞るとさらにキレ味が増していく印象。バスの車体にピントを合わせたが、メタリックな質感がリアルに再現された。

 

単焦点に負けない美しいボケ味が楽しめる

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FE 24~70ミリF2.8 GM 絞り優先AE F2.8 1/200秒 ISO100 WB:オート

近距離でも収差は少なく、ピントが合った部分はしっかりと描写。前後のボケ味も実に美しい。特に後ボケの滑らかさはとてもズームレンズとは思えないほどだ。

 

待望の大口径F2.8ズーム登場!

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FE70~200ミリF2.8 GM OSS
6月発売予定
価格未定
SPEC●レンズ構成/18群23枚●最短撮影距離/0.96メートル●フィルター径/77ミリ●絞り羽根/11枚(円形絞り)●大きさ/外径88×全長200ミリ●質量/約1480グラム(三脚座別)

 

FEレンズの望遠としては70~200ミリF4が発売されているが、待望のF2.8通しも登場。実写は間に合わなかったが、こちらにもXAレンズを採用し、その性能は十分期待できる。

 

Eマウントレンズ初のテレコンを用意

Eマウントでは初のテレコンバーターも発売される。オーソドックスな1.4倍と2倍の2種類。こうなるとFE70~200ミリF2.8のほか、テレコンが生きてくる超望遠レンズの登場にも期待がかかる。

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1.4×テレコンバーター
6月発売予定 価格未定

 

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2×テレコンバーター
6月発売予定 価格未定

 

写真・解説/鹿野貴司