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2020/1/27 21:35

【テレビ買い替え応援連載】ソニーの4Kテレビ「BRAVIA(ブラビア)」を全モデル比較【2020年版】

メーカー各社の4Kテレビをハイエンドからエントリーまで一挙に紹介し、テレビの購入や買い替えをサポートする連載企画。第2回目はソニーBRAVIA(ブラビア)を紹介していきます。

 

ソニー「BRAVIA」の4Kモデルは、パナソニックや東芝と同様に「有機ELテレビ」と「液晶テレビ」の2種類をラインナップしますが、どちらにも「MASTER Series」というフラッグシップモデルを用意しているのが特徴。他社では有機ELをフラッグシップに位置付けていることが多いのですが、ソニーは長年開発を続けてきた液晶テレビにもアドバンテージがあるとして、有機EL・液晶のどちらでも高画質な上位モデルを選択することができます。液晶モデルは、有機ELに比べて明るく大画面化もしやすいというメリットがあるので、そちらに魅力を感じる人はブラビアがオススメといえます。

↑同社のフラッグシップ機にのみ冠せられる「MASTER Series(マスターシリーズ)」

 

また、基本システムにAndroid TVを採用しており、動画配信サービスを視聴するアプリなどを後から追加しやすい点も特徴。GoogleアシスタントやAmazon Alexaなどの音声アシスタント機能にも対応しています。

 

【有機EL】画面から音が出るソニー独自のサウンドに注目

ソニーの4K有機ELテレビは、画面を直接振動させて音を出す「Acoustic Surface Audio」が特徴。映像と音が一体となったような臨場感のあるサウンドを体感することができます。

 

4K有機ELブラビア A9Gシリーズ

サイズ:77型、65型、55型

実売価格:77型/102万9760円、65型/51万6890円、55型/30万5230円

(55型)

 

最新の高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載。映像のノイズ除去性能が向上したほか、物体ごとに最適な超解像処理を行う「オブジェクト型超解像」や、細部までコントラストを高める「HDRリマスター」により、大画面でも精細な高画質映像を楽しめます。また、独自の有機ELパネル制御技術「Pixel Contrast Booster」により、画面全体が明るい映像や、画面の一部だけが明るくなるようなシーンでも、コントラストの高い映像を再現します。

↑A9Gは有機ELテレビならではの引き締まった黒が魅力

 

音質面では、画面を振動させて音を放出する独自の「Acoustic Surface Audio」技術がさらに進化した「Acoustic Surface Audio+」となり、音質を維持したまま本体の薄型化を実現。新開発のアクチュエーター(振動素子)とサブウーファーにより、2.2ch/総出力60Wのクリアなサウンドを再生します。立体音響技術「Dolby Atmos」にも対応。

 

4K有機ELブラビア A8Gシリーズ

サイズ:65型、55型

実売価格:65型/36万4230円、55型/19万4640円

 

映像プロセッサー「X1 Extreme」や、画面から音を出す音響技術「Acoustic Surface Audio」を搭載。BS/CS 4Kチューナーを搭載していないので、すでに外付けチューナーを持っている方や新4K衛星放送は見ないという方はこちらを選んでもよいでしょう。

 

スタンドを反転させるだけで、より映像に没入できる「標準スタイル」とサウンドバーをテレビ画面の真下にすっきりと設置できる「サウンドバースタイル」の2種類の設置ができる「2-Way スタンド」を採用しています。

 

【液晶】幅広いサイズ展開で選びやすい

ソニーの4K液晶テレビは、上は85型から下は43型まで幅広いサイズをラインナップしており、設置する場所や環境に応じて好きな大きさのモデルを選びやすくなっています。また、上位モデルは液晶テレビの弱点とされる残像感の解消や、高コントラストと広視野角の両立も実現しているなど、隙のない仕上がりになっています。

4K液晶ブラビア Z9Fシリーズ

サイズ:75型、65型

実売価格:75型/76万9640円、65型/35万8000円

(65型)

 

A9Gと同様、前モデル比約2倍の処理能力を誇る高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載。物体ごとに最適な超解像処理を行う「オブジェクト型超解像」や、細部までコントラストを高める「HDRリマスター」に加え、「4K X-Reality PRO」の持つ超解像処理用のデータベースを組み合わせた「デュアルデータベース分析」により、高精細な映像を実現しています。

 

また、液晶テレビの弱点であった動きの速い映像の残像感を低減できる独自技術「X-Motion Clarity」や、高コントラストなパネルで広視野角を可能にする新技術「X-Wide Angle」を採用。ななめから見てもクッキリとした画質で映像を楽しめます。

 

なお、こちらも新4K衛星放送用チューナーは搭載していません。

 

4K液晶ブラビアX9500Gシリーズ

サイズ:85型、75型、65型、55型、49型

実売価格:85型/70万5720円、75型/41万6780円、65型/27万8000円、55型/23万750円、49型/18万6760円

(49型)

 

最新の高画質プロセッサー「X1 Ultimate」を搭載。このほか、動きの速い映像で明るさを保ったまま残像感を低減できる独自技術「X-Motion Clarity」や、高コントラストなパネルで広視野角を可能にする新技術「X-Wide Angle」(85/75型のみ)、直下型LEDバックライト(部分駆動対応)などの高画質化技術を搭載しています。

 

音質面では、画面下部に備えるフルレンジスピーカーに加え、画面上部に新たに「サウンドポジショニング ツイーター」を搭載(49型を除く)。高音域を強化するほか、音像の定位を引き上げて画面から音が出ているような自然な聴こえ方を実現する「Acoustic Multi-Audio」に対応しています。

 

4K液晶ブラビアX8550Gシリーズ

サイズ:75型、65型、55型

実売価格:75型/32万9680円、65型/24万1920円、55型/18万5550円

(55型)

 

4K液晶ブラビアX8500Gシリーズ

サイズ:49型、43型

実売価格:49型/15万3780円、43型/13万7280円

(43型)

 

「X8550G」と「X8500G」は、画面サイズが異なるインチ違いモデル(X8550Gのみ「Acoustic Multi-Audio」に対応)。75/65/55型がX8550G、49/43型がX8500Gとなります。いずれも「HDR X1」プロセッサーを搭載するほか、120Hzの倍速駆動パネルを採用。新4K放送用チューナーも搭載しています。

 

4K液晶ブラビアX8000Gシリーズ

サイズ:65型、55型、49型、43型

実売価格:65型/17万6000円、55型/12万9540円、49型/11万9650円、43型/8万8870円

(43型)

 

地デジ放送などのHDコンテンツも4K映像にアップコンバートする超解像エンジン「4K X-Reality PRO」を搭載。豊かな色彩を再現する「トリルミナスディスプレイ」も採用しています。新4K衛星放送用チューナーは搭載しておらず、地デジやBS/CS放送、ネット動画を主に見るという方にオススメなエントリーモデルです。

 

映像やサウンドへのこだわりがつまったソニーならではの4Kテレビは、画質や音質を追求する人にオススメです。

 

※記事中の実売価格はすべて2020年1月24日現在のものです

 

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