本・書籍
2017/8/14 15:30

あの芸人が考案! 耳慣れない外国語はダジャレで覚えよう!

先日、久々に海外に行ってきた。弟の結婚式に出席するため、グアムまで。

9670128 - young traveling woman with her suitcases along the road

 

かつては年に1度は必ず海外に行っていたが、最近はめっきり機会がなく、いつの間にかパスポートの期限も切れていた。日常生活の中で英語を使うこともほぼゼロに等しいため、情けないことに単語がまったく思い出せなくなったことを痛感した旅だった。

 

「観光です」を英語で言うと?

簡単な単語もすぐに浮かばないほど脳が退化してしまった私だが、なぜかこれだけは絶対に忘れないという表現がある。昔、何かのバラエティ番組で見た、このセリフ。

 

入国審査で滞在目的を聞かれたら、「斉藤寝具店です」と言えばOK!

 

つまり、「sightseeing 10 days(10日間の観光です)」と通じるというもの。

 

今回も、入国審査のときにこのフレーズが真っ先に頭に浮かんだ。勇気がなくて「斉藤寝具店です」とそのまま言ったことはないが(そもそも10日間も滞在する機会がない)、「観光=sightseeing」と覚えるには便利なフレーズではないだろうか。やはり、語呂合わせなどで覚えると、忘れないものだ。

耳慣れない言語はダジャレで覚えよう!

英語であれば単なる語呂合わせでいいが、その他の外国語は耳慣れない単語ばかりなので、意味も含めた覚え方をしないと難しい。個人的には韓国語を覚えたいなと思うのだが、どれも似通った言葉に聞こえてしまい、ほとんど身についていない。言葉の意味も発音も一度に覚えられる、しかもちょっとユニークな暗記法はないだろうか。

 

そう、くだらないといいつつもクスリと笑える、ダジャレのような覚え方が。

 

調べてみると、あるではないか! しかも、芸人ますだおかだの増田氏が著者の本が。『ますだ式 ダジャレで覚える韓国語』(学研プラス・刊)には、韓国旅行のときに覚えておくと便利な単語や短い文章が、なんと全部で544個もダジャレで紹介されている。これは! というものを、いくつかピックアップしてみる。

 

ちょっと強引?でも結構頭に残ります

・日本人は謝りすぎ……と言われるけれど、「ごめんなさい」は覚えておきたい単語。

ごめんなさい=ミアネヨ(미안해요)

「ごめんなさい! 皆、寝よう!」

 

・お店などで店員さんを呼びたいときに使える「すみません」。これが言えると、話しかける勇気が出るかも。

すみません(人を呼ぶ)=チョギヨ(저기요)

「すみません、(じゃんけんで)チョキよく出してしまい」

 

・この旅がとっても楽しい!と伝えたら喜ばれるかも?

楽しい=チュルゴプタ(즐겁다)

「楽しい中国だ」

 

・旅を満喫しすぎて疲れたら、こんな表現を。

疲れている=ピゴナダ(피곤하다)

「疲れているけど行こな!」

 

・旅先でこの単語は必須です。

トイレ=ファジャンシル(화장실)

「トイレでバアちゃん死ぬ」

 

・こちらも、覚えておくべき単語のひとつ。

両替所=ファンジョンソ(환전소)

「両替所にファン上層部が…」

 

数字もますだ式で覚えよう!

価格や年月日、電話番号などで用いる数字(漢字語数詞)も、ますだ式なら楽しく覚えられる。

 

1(イル)2(イ)3(サム)4(サ)5(オ)6(ユク)7(チル)8(パル)9(ク)10(シプ)

「衣類、寒さをよく散らばる、苦しむな!」

 

いかがだろうか? 私はというと、もう、トイレの単語が頭から離れない。

 

なにそのダジャレ! と思いつつも、インパクトがあるものほど覚えてしまうもの。これから韓国旅行に行く予定がある人は、ぜひ携帯してほしい1冊だ。

 

(文・水谷 花楓)

 

【文献紹介】

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ますだ式 ダジャレで覚える韓国語

著者:増田 英彦/監修:チョ・ヒチョル

出版社:学研プラス

ますだおかだ増田英彦が自ら考案したダジャレで覚えるハングル会話ブック。斬新&簡単にハングルが身に付きます。監修はNHK「ハングル講座」でおなじみのチョ・ヒチョル先生。楽しく笑えて、しかもラクにハングルを覚えられる貴重な1冊です。

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