本・書籍
2015/11/9 0:00

飼い猫がなついてくれない。結局、エサ目当てなのでしょうか?

なつく猫。なつかない猫。なつかれる人間。なつかれない人間。その差はいったいどこにあるのか。わたしは「なつかれない人間」だ。飼い猫がなついてくれない。なぜだ。つらい。泣いている。毎晩、枕をぬらしている。

 

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なつかない飼い猫。憎たらしくなることがあります

わたしの家では、猫を2匹飼っている。オスとメス。猫にもプライバシーがあるので、ここではオス猫を「ペー太郎」メス猫を「パー子」という仮名で記す。

 

茶トラでオス猫のペー太郎は、絶望的なくらいなついてくれない。わたしが近づこうとすると瞬時に察知して駆け去ってしまう。わたしは毎日つらい気持ちでいる。胸がズキンと痛む。ペー太郎はわたしのことがキライなのだ。自己紹介の画像に使うくらい、わたしはペー太郎のことが好きなのに。

 

黒白でメス猫のパー子は、ペー太郎よりはなついてくれる。にゃーん♪とか言って、あちらさんから近づいてくれることもある。でも抱っこされるのはイヤらしい。抱えて3秒で暴れだす。無理に抱っこを続けようとすればツメで引っかかれる。

 

パー子はわたしのことを避けないが、さわられるのがあまり好きではない。頭をなでようとすると、イヤそうなゼスチャアをする。おさわり禁止。パー子は眺めるだけしか許してくれないのだ。

 

たまにパー子からわたしの方へ近づいてくるときがある。パー子は、ヒトの足が大好物なのだ。わたしが足のつま先を差し出すと、パー子がむしゃぶりついてくる。異常なくらいの様相だ。いくつか理由を考えてみたことがある。

 

 

足フェチの猫。異常な様子でむしゃぶりついてきます

はじめ、靴下の匂いが好きなのかと思っていたが、脱いだあとの靴下には見向きもしなかった。裸足のつま先を差し出すと、やはり、むしゃぶりついてくる。わたしとパー子による愛の時間だ。

 

パー子はほっぺをスリスリしてくるので、おそらく一種のマーキング(におい付け)だと思うのだが、それにしても執拗なくらいむしゃぶりついてくる。いくら習性とはいえ、マーキングを超越したパー子の行動には偏執性を感じる。うちの猫は、度を越した「足フェチ」ではないかという結論に、いちおう達した。

 

うちのパー子は、小ぶりの丸顔、ぽってり体型の外見からして日本猫の雑種だ。外国種を飼ったことがないのだが、猫の習性というものは海外でも変わらないのだろうか。

 

『ねこのプシーン バイリンガル・キャラブック』(クレア・ベルトン・著/早川書房・刊)を読むかぎりにおいて、にゃんこは全世界共通のようだ。

 

(『ねこのプシーン』表紙から引用)
(『ねこのプシーン』表紙から引用)

プシーンは「グレーのしまもようがかわいい、ぽっちゃりタイプのおんなのこ」という猫キャラクターだ。作者であるクレアさんが実際に飼っていた猫がモデルになっている。

 

 

キティのライバルになれるか!? ねこのプシーン

エサの缶詰をあければ、音を聞きつけたプシーンがダッシュで駆けつける。掃除機をかければ、目にも止まらぬスピードで部屋から逃げていく。

 

毛玉をゲーッするときには、フローリング床よりもカーペットの上でゲーッするのがプシーンのお気に入り。むしゃくしゃしたときには、ちょっと高めの革製品であろうとなかろうと、家具をつかって一心不乱にツメをとぐ。

 

お昼寝するときは、ベッドの上よりも、なぜかベッド下の暗がりを選ぶ。飼い猫の日常は、日本でもアメリカでもあまり違いはないようだ。

 

本書『ねこのプシーン バイリンガル・キャラブック』は、実録エッセイではなく、あくまでも架空のキャラクターとして様々なプシーンを描いている。日本でたとえるなら『リラックマ』のような位置づけのキャラクターだ。

 

この本を読むまで、わたしはプシーンの存在を知らなかった。どうやら海外ではかなりの人気キャラクターらしい。プシーンのFacebookページは、2015年11月時点で「896万いいね」を記録している。

 

Pusheen – Facebook
https://www.facebook.com/Pusheen/

 

Facebookの標準機能として『ねこのプシーン』コメント用スタンプが実装されている。海外におけるプシーン人気を証明するものだ。

 

このスタンプがけっこうカワイイ。普段あまり絵文字を使わない人、Facebookはいちおう登録しているけれどほとんど使っていないという人も、だまされたと思って試してみることをオススメする。スマホやタブレットならば、プシーンが動きます。(パソコン画面では、マウス矢印をプシーン絵に近づけることで動く)

 

(文:忌川タツヤ)

 

 

【文献紹介】

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ねこのプシーン バイリンガル・キャラブック
著者:クレア・ベルトン(著)
出版社:早川書房

もふもふねこのプシ-ンは、グレーの縞とぽっちゃり体型が愛らしいアメリカ生まれのおんなのこ。Facebookで880万「いいね!」を突破した大人気キャラクターの日英バイリンガル・キャラブック。

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