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2018/3/18 9:00

どんな人でも必ずリーダーになれる――心を揺さぶる存在 「シェイカー」を目指そう

『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない』から学ぶ新・リーダー論⑥

3/23『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』刊行を記念して、どこよりも早く試し読み!本日は第6回目「心を揺さぶる存在 「シェイカー」を目指そう」

 

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「宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない」刊行記念先行試し読み!
第6回「心を揺さぶる存在 「シェイカー」を目指そう」

さて、先述のドリームキラーとは反対に、「魂を揺さぶられる」「一緒にいると(見ていると)頑張ろうと思える」人たちが存在します。

 

こうした人のことを、「シェイカー」と呼びます。

 

シェイカーは身近な人とは限らず、アーティストやミュージシャンであることも。たとえ面識がなくても、その存在から元気をもらえたり、作品から影響を受けたりすることもあります。『宇宙兄弟』の作者・小山宙哉さんは、多くのファンにとってまさにシェイカーです。

 

これは僕が実際にワークショップで実践していることですが、「あなたにとってシェイカーは誰ですか?」という質問をするのです。それに対しては、みなさん、わりとすぐに答えることができます。ところが、「あなたは誰をシェイクしていますか?」

 

と聞くと、一様に考え込んでしまうのです。中には悩んだ末に、「いないと思います」と答えた人もいました。

 

そこで僕は、

 

「いないと思うでしょ? でも今この時間、僕はあなたからシェイクされています。ここにいるほかの人たちもシェイクされているんです」

 

と、タネ明かしをします。

 

シェイクしているか、していないかの事実は別として、「自分は誰をシェイクしているのか?」と考えてもらうことが、この質問の目的なのです。

 

「自分は他人に影響を与える存在なのだ」と、自覚してくれればそれでOK。

 

リーダーシップは「自分の得意分野や強みを活かして、人に影響を与える」ことです。ただし、その方法は相手を自分の都合のいいようにコントロールすることではなく、シェイクすることだよ、ということをぜひ覚えておいてください。

 

六太にとってのシェイカーは、幼い頃から六太や日々人の成長を見守り、宇宙のおもしろさを教えてくれた、天文学者の金子シャロンです。

 

その関係は六太が大人になってからも続いていて、シャロンは彼の人生のさまざまなターニングポイントで大きな影響を与えています。とても魅力的なキャラクターで、ある意味、『宇宙兄弟』ファンにとってもシェイカーかもしれませんね。

 

シャロンの名言は本当に数多くありますが、ここで紹介するのは、小学生だった六太が「どちらが正しいか?」と悩んでいたときの彼女の言葉です。

 

「頭で考えなきゃいいのよ、答えはもっと下」。そう言って胸に手を当てたあと、「“どっちが楽しいか”で決めなさい」と、笑顔で伝えました

 

↑物事を選択するときの基準は、「どちらが正しいか」だけではありません。「どちらが楽しいか」で選んだことは、「Want」にもつながるはずです。(5巻#39)

 

この経験はのちに、宇宙飛行士選抜試験の重要な局面で、六太に大切なヒントを与えてくれることになります。

 

僕はこのシャロンの言葉を、リーダーシップにも通じると感じました。

 

もちろん、「正しいか、間違っているか」で判断したほうがよいこともあります。

 

でも、「どっちがより楽しいか」で決めたことは、その結果がどんな形であれ、受け入れることができるもの。

 

たとえそれが望んでいたものではなかったとしても、です。

 

あなたは、誰をシェイクしていますか?

 

これからシェイクしたい人は誰ですか?

 

 

【心のノート】
相手を自分の都合でコントロールするのはNG!
相手の心を震わせることができるのが、リーダーシップ。

 

 

 

2018年3月23日発売予定

宇宙兄弟 「完璧なリーダー」は、もういらない。
長尾彰[著]
1400円+税 /学研プラス

【内容】
弟・ヒビトと比べて、一見リーダーのようなタイプに見えない兄・ムッタ。しかし不思議と彼がいるチームはうまくいく。なぜなのか。チームづくりの専門家である著者が、大人気漫画『宇宙兄弟』を題材に、リーダーシップを磨き、チームで成果を出す方法を指南。

【著者】
組織開発ファシリテーター。企業、団体、教育、スポーツなど、幅広い分野で3000回を超えるチームづくりを行う。現在、ナガオ考務店の活動を中心に、非営利団体の経営やリーダーの育成に取り組む。

 

(c)小山宙哉/講談社

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