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2018/4/10 16:30

『絵でよくわかる こころのなぜ』――子どもの悩み相談で自分の「こころ」を見つめ直しませんか?

絵でよくわかる こころのなぜ』(東京学芸大学 松尾直博・監修/学研プラス・刊)は、心理学と道徳心を子ども向けに解説したガイドブックです。

 

世知にまみれた自己啓発書はひとまず置いて、童心に返ったつもりで「こころ」を見直しませんか?

 

 

「恥ずかしい」は、恥ずかしくない!

失敗しちゃってはずかしい。この気持ちを消すにはどうしたらいいの?

(『絵でよくわかる こころのなぜ』から引用)

 

失敗は、鏡(かがみ)のような働きをします。いまの自分に欠けているものをハッキリと映し出すからです。

 

失敗を認められないのは、身だしなみをせずに出歩くようなものです。失敗から目をそらさずに、鏡に映ったすがたを真摯に受け止めることによって、身だしなみ(=人格、能力)を整えることができます。

 

子どものうちは、小さな失敗を大げさに考えてしまいがちです。

 

お子さんが失敗してガッカリしていたら、大人は「自分もこんな失敗をした」と話してあげましょう。人生において「失敗はありふれたもの」であることを知ってもらうのです。

 

おとな同士でも、ひとりで抱え込まずに「失敗談」を告白してみましょう。同じような失敗をした仲間が見つかれば、こころが軽くなります。

 

 

やさしい人になるには?

「やさしくなりたい」と願うのは、とてもすてきなことだね。それには、いろいろな形のやさしさを知ること。
なぜなら、やさしくしたい相手によって、ほしいやさしさがちがうことがあるからね。

(『絵でよくわかる こころのなぜ』から引用)

 

「やさしさ」は、数学や英語のように教科書をつかって教えるものではありません。可愛がられて育てば、やさしくされると「うれしい」ということを自然に学びます。さらに、自分から「やさしさ」を与えれば、相手から「やさしさ」を得られることを学びます。

 

「やさしさ」は、万能ではありません。やさしさを「相手に好かれるため」に使いはじめると、むしろ険悪になることもあるからです。好意(承認)を目的とした優しさは、かえって相手に嫌われることもあります。「やさしさ」って難しいですね。

 

つぎに紹介するのは、「うらやましい」という気持ちです。おとなでも克服するのが難しい「嫉妬」について考えてみましょう。

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