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料理
2018/11/26 21:45

簡単おいしいヘルシー。あなたは豆腐でいくつ料理が作れるか。――『豆腐100レシピ』

毎日食事を作っていると、想定外のことが往々にして起こる。珍しく手の込んだメニューを作った日に限って、子どもが眠いと夕飯を食べなかったり、家族みんなが好きなメニューだからと多めに作ったら、思いのほか減らなかったり。まあ、残るのはいい。翌日の朝食に出せばいいのだから。困るのは、おかずが足りなくなるときだ。

 

そんな緊急事態に備えて、冷蔵庫にできる限り常備している食材がいくつかある。なかでももっとも出番が多いのが「豆腐」だ。いろいろな料理に使えるので、助かっている。

 

とはいえ、豆腐を使ったレシピには個人的に限界が出てきた。冷奴、麻婆豆腐、揚げ出し豆腐、ゴーヤチャンプルー。あとは、味噌汁や鍋に入れたり、ひき肉に混ぜてハンバーグを作ったり、刻んだささみとあわせてナゲットを作ったり。このあたりのメニューをローテーションで出しているので、作っている方としてはマンネリ気味だ(おそらく食べている方も)。何か目新しい豆腐レシピが知りたい。

 

そこで今回は、料理家・堤 人美さんのレシピ本『豆腐100レシピ』(学研プラス・刊)から、新たな豆腐レシピアイデアをいただこうと思う。

 

 

豆腐のココがエライ!

そもそも、豆腐は本当にエライ。堤さんが挙げた豆腐のいいところは、次の4つ。

 

・醤油をかけるだけで一品になる

・高タンパクでミネラル豊富、大豆イソフラボンも摂取できるヘルシー食材

・和洋中エスニックなど、アレンジが自由自在

・とにかく安いのでコスパ抜群

 

こうして見てみると、本当に使えるヤツなのだ。改めて。

 

 

豆腐を料理するときのポイント

たかが豆腐、されど豆腐。誰でも調理できると思いきや、実は扱い方にコツがあるのだと堤さん。

 

まずは、「洗ってから調理する」ということ。豆腐は水をはった容器に入っているが、調理前にこの水を流水で洗い流しておくのが良いのだそう。私など、一度も洗ったことがなかった。次回から洗おう。

 

続いて、「切った豆腐をくずさない方法」。薄めのまな板でカットして、まな板から鍋に滑らせると◎。いつも手の上で切って鍋に投入しているが、バランスを崩して必ずいくつかを落とすので、困っていた。ぜひ取り入れたい。

 

それから、「残った豆腐は水に浸して保存する」こと。これは多くの人がやっていることだと思うが、ポイントは「清潔な保存容器に入れて全体がかぶるまで水を注ぐ」ことだろう。私はズボラなので売られている容器にそのまま残った豆腐を入れているが、水を入れすぎるとこぼれてしまうので、8分目くらいまでしか浸していなかった。だから、翌日なんとなく干からびた印象だったのか。

 

さて、事前情報はこれくらいにして、いよいよ豆腐レシピをピックアップしていこう。

レンジでチン!蒸し豆腐

堤さんがこのレシピ本で一番に紹介しているのが、「蒸し豆腐」。豆腐に酒と塩をふって電子レンジで加熱するだけの、超簡単メニューである。

 

バリエーションは2つ、豆腐に具材を乗せてレンジで蒸す方法と、豆腐をレンジで蒸してから具材を乗せる方法。

たとえばこちらは、「高菜と豚ひき肉の蒸し豆腐」。みじん切りした高菜の漬物と調味料で味付けした豚ひき肉を豆腐に乗せて、電子レンジで5~6分加熱するだけで完成!

 

レンジで豆腐を温めるとおいしくなるとは感じていたが、具材を乗せたことはなかった。ほかにも、生姜とじゃこを乗せてちょっと刺激的な味わいを楽しんだり、オイスターソースで味付けしたきのこを乗せて中華風にしたり。これだけで、十分ボリュームのある立派なおかずになる。

 

 

水切り豆腐の秘めたる可能性

新発見だったのが「水切り豆腐」からできる2つの食べ方である。

 

ひとつめは、水切りした木綿豆腐を手でつぶしてそぼろ状にした「ポロポロ豆腐」。なんでも、カッテージチーズのような軽い食感で、野菜と和えればボリューム満点のサラダになるのだとか。

 

そしてもうひとつは、「塩豆腐」。塩をふって水切りした絹ごし豆腐は、豆腐の旨味が濃縮されていて、なおかつほんのり塩味がついているのだそう。モッツァレラチーズのような食感だというから驚きだ。専用パスタ替わりに使ってラザニアを作ったり、サイコロ状に切って野菜と混ぜればキューブ状のチーズと間違えてしまうほど濃厚な味わいが楽しめる。いずれも、かなり低カロリー。残業後など夜遅くに食べても安心である。

 

このほかにも、『豆腐100レシピ』にはすぐに真似したくなる、そして簡単に真似できるレシピが満載だ。

こちらの「フルーツトマトの白和え」は、見た目にも鮮やかでいかにも美味しそう。フードプロセッサーさえあればあっという間にできるし、無くても泡立て器で豆腐をほぐしてザルでこせば、簡単に作れる。

 

タイトルそのまま100のレシピが紹介されているので、毎日豆腐メニューにしてもやっていける。あなたは、豆腐レシピをいくつ再現できるか? ぜひお試しあれ。

 

【書籍紹介】

豆腐100レシピ

著者:堤 人美
発行:学研プラス

人気料理研究家が人気の食材で100レシピを提案する。第2弾は堤 人美さんの豆腐レシピ。ヘルシーでボリューム感いっぱいの主菜、副菜にぴったりのやっこバリエや、おつまみおかずまで。厚揚げ、油揚げの豆腐の仲間のレシピも併せて紹介する。

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