本・書籍
2018/12/5 21:45

「何だ、これは!」アウトサイドで生きる人たちが本当にかっこいい!!

日本のおじいちゃん・おばあちゃんアウトサイダーたちが元気すぎる

『アウトサイダー・ジャパン』には、

・憧れ
・異形
・描く
・過剰装飾
・家族
・老人芸術
・セルフビルド
・廃材
・楽園
・ヘアサロン

の10項目にわけられた全国135名のアウトサイダーが紹介されています。

 

これまで描いてきた1000人以上の有名人の似顔絵を自身が運営するコインランドリーに飾っている1936年生まれの菅野さん、牛乳パックでなんでもつくっちゃう1941年生まれの椿さん、福岡県で通称「カラフルおじさん」と呼ばれている1945年生まれの富松さん、72歳で初めてカメラを手にし「自撮りばあちゃん」として人気者になった1928年生まれの西本さんなど、本当にすごい方ばかり。

 

西本さんは、2017年からインスタグラムも始められていて、フォトショップで加工した写真なども掲載されています。フォロワーも20万人ほどいて、もはやアウトサイダーの域を超えているのでは? なんて思っちゃいますが、インスタグラムを眺めているだけでもとても幸せな気持ちになれます。

 

https://www.instagram.com/kimiko_nishimoto/

 

 

 

架空のお笑い芸人を考える「けうけげん」さん

先日、M-1グランプリが開催され、霜降り明星が史上最年少でグランプリを獲得しましたが、『アウトサイド・ジャパン』のなかには、架空芸人だけでM-1グランプリを開催している方もいるんです。

 

「最初は、雑誌とかで見た芸人さんの名前をメモしていたんですが、それだけでは飽き足りなくなって、13歳ごろから架空のお笑い芸人や番組を考えるようになりました。最初はノートの隅などに書いていたんですが、やがて広告の裏やメモ用紙に書くようになりましたね」

(『アウトサイド・ジャパン』より引用)

 

本書では、このけうけげんさんが作った。架空のお笑い芸人たちがイラスト付きで紹介されているのですが、「ニュースリース」「路地裏アジト」「はだしのきせつ」など思わず「いそう!!」と思ってしまうほどに、芸風からプロフィールまで細かく決められています。けうけげんさんは、ネタ番組などで投稿が採用されるなどの実力もあるので、もしかしたら「ん? なんか聞いたことある名前だな」と思った方もいるかもしれません。

 

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