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2018/4/5 20:00

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【五反田編】社員の負担が少ない住職近接がかなうのが五反田の良いところ

――:ここからは五反田編の質問に入ります。五反田に支社を構えられたのはどのような経緯だったのでしょうか?

牧野:実はこのオフィスは五反田で2つめの物件になります。大阪で起業し、東京メンバーが5〜6人ほどになるまでは、別の場所のマンションの一室を東京支社としていました。でも、「そろそろオフィスに引っ越したいね」となったとき、新宿などでは借りられるオフィスビルが古かったり、窓がなかったり、隣との距離が近すぎたりして社風に合わなかった。

 

いろいろ探していたら、五反田駅の東側に新しいオフィスビルができたという。三面ガラス張りで、オフィス内も上から下まで窓で太陽の光が入って明るい。新築だから外観もきれい。そういうわけで即決したのが五反田との出会いです。

 

――:そして手狭になってこのビル(A-PLACE五反田)へ?

牧野:それもあるんですが、せっかく三面ガラス張りで明るいオフィスなのに、エンジニアたちが「窓から入る光がiMacの画面に反射して見づらい」と不評で、1日中ブラインドを下げることになってしまったんですよね。「これじゃ意味ないじゃん」と笑っていたんですが(笑)。

 

そうこうしているうちに、このビルが建ったので、こちらに引っ越すことにしたんです。

 

――:五反田から離れようとは思われなかったんですね。五反田の良いところって何でしょうか?

牧野:まず、交通の便がいいですね。本社が大阪にあるので品川駅にすぐ行けるというのがありがたい。

 

また、社員が近くに住みやすい、というのが大きいかなと思います。新宿や六本木、恵比寿では会社の近くに住もうと思うと、会社で住居手当を出したとしても社員の大きな負担になってしまう。でも、五反田駅や池上線沿線は家賃も安く、家族でも住みやすい。これが五反田のいいところではないかなぁと感じています。

↑「近くでなくても、横浜や千葉からも通いやすい。五反田という場所の利点だと感じています」

 

――:ところで、五反田でお気に入りの飲食店はありますか?

牧野:チェーン店ですけど、「一風堂」でよくランチを取りますね。あと、夜には「鳥料理 それがし」。五反田に住んでいる知り合いが多くて、そういう人とはよく食べに行きます。

 

――:五反田にはスタートアップ企業をはじめ、たくさんの企業があります。コラボしたい企業はありますか?

牧野:ん〜、同じビル内のクックビズさんとはよくセミナーなどを共催しているので、これからも親密になれればいいかな、と。あと、前述のとおり、わたしたちはデザインと技術を大切にする会社なので、IT部門などを持っていない事業会社のITやデザイン部分でのパートナーになりたいな、と考えています。

 

興味ある企業さんがあれば、ぜひお声がけいただきたいですね(笑)。

 

――:最後に、今後の展開を教えていただけますか?

牧野:弊社の主な事業はソフトウェア開発です。でも、デザインと技術を軸にしたものであれば、その枠だけにとどまる必要はないかな、と考えています。社長の柏木は、好きなものを仕事にしていく才能があるので、今後、ソフトウェアにとどまらず、さまざまな方面にプロダクトを広げていくかもしれません。

 

いずれにせよ、「デザインと技術」という軸と枠のなかで、ビジネスを続けていきたいですね。

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