ビジネス
2019/1/28 17:30

これからは二足のわらじが当たり前! 税理士が考える「副業」の選び方

副業が会社にバレるワケ

――サラリーマンをしながら副業をする際に注意すべき点は?

 

木下 会社に内緒で副業をしていた場合、普通に通帳を分けているつもりでも、給与として収入をもらっていると基本的にはバレます。2か所目の給与が20万円以下であればバレないと思われている方もいますが、「給与」は他の給与と合算であり、申告義務があるためアウトです。

 

バレないようにするためには、給与所得以外の業務委託契約のような「事業所得」又は「雑所得」として収入を受け取り、確定申告書2枚目の下にある給与所得以外の所得に関する住民税の選択方法を「特別徴収(給与から天引き)」ではなく「普通徴収(自分で納付)」を選択する必要があります。

 

なぜ会社にバレるのかと言うと、その原因は「住民税の通知」にあります。なぜならば、副業収入の受取を給与所得以外の業務委託形式で受け取っていたとしても、住民税の支払いを「特別徴収(給与から天引き)」を選択すると、副業分の住民税の支払につき会社へ「住民税の通知」を送ってしまうからです。

 

そうすると、「あなた、会社以外からも収入があるみたいですけど、兼業禁止規定があるでしょう」と本業の経理から怒られます。公務員の方は副業は絶対にダメですが、会社員でも懲戒処分になる恐れもあります。ここはよく注意してください。

 

副業で得た収入は無駄遣いをしないように注意してください。本業以外での収入ですから、パッと使ってしまいがちですが、家族や将来のために少しでも多く蓄えておくことが大切です。普段の通帳ときっちり分けて、貯金や定期預金をして貯めていくのが賢明な判断だと思います。

 

まとめ

日本人の典型的な働き方だった終身雇用制度が多くの企業で破綻している現在、本業と副業の二足のわらじを履くことは、長い人生を生きていくために不可欠なのかもしれません。副業をする場合、本業に支障をきたさない程度にやることがよさそうですが、「複業」という言葉が生まれているように、複数の仕事を本業として行う方もいるでしょう。どんな仕事も大変ですが、これからはもっと大変になりそうです。

木下勇人 | Hayato Kinoshita

相続・事業承継に専門特化した公認会計士・税理士。自らも不動産投資や起業をしている。税理士向け・一般向けセミナーを全国各地で年100回以上講演しており、ダントツでわかりやすいと評判。http://www.leding.or.jp

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