日本各地には、現地を訪れないとわからない魅力というものがございます。その土地ならではのお酒を飲むことも、そんな魅力のひとつ。本連載は、お酒好きOLコンビがお酒に酔って道草を食いながら、土地に根付く不思議な魅力に触れていくショートストーリーです。

会社の飲み会帰り、駅に向かわず姿を消す正宗が気になり追いかける千穂。たどり着いたクラフトビールのお店「常陸野ブルーイング・ラボ」で二人でしっぽり飲むことに。飄々となんでもこなす正宗に、複雑な思いを抱く千穂をよそに、秋葉原の夜はふけていきます――。