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2017/3/4 19:02

【いまさら聞けない】「国産」=「日本産」は大間違い! 食品表記の正しい読み方を身につけよう

私たちの生活になくてはならない“食品”。スーパーで野菜やフルーツを買って料理を作ることもあれば、加工された食品を食べることもある。たいていの商品には原産国や販売元などが表示されているので、購入時の参考にしている人も多いはず。だけど、もしかしたら食品表示の意味を勘違いしているが多いかも?

※画像はイメージです

 

「国産牛」だからって安心できない! 「和牛」と「国産牛」

購入時に必ず産地を確認するという人が多いのが、お肉。「和牛」や「国産牛」と表記されていれば、日本生まれの牛かと思いがちだけれど、これは大きな間違い。農林水産省が決めたところによると、和牛とは「黒毛和種」「褐毛和種」「日本短角種」「無角和種」という4種類の牛、あるいはこれらを掛け合わせた交雑種で、日本国内で生まれて日本で育てられた牛のこと。

 

一方で国産牛とは、牛が育つ一定期間を日本で過ごした牛のこと。そのため、海外で生まれた牛でも、一定の期間を日本で過ごしてさえいれば、国産牛ということができる。和牛とは違って、国産牛の場合は純・国産というわけではないので、違いをハッキリと覚えておこう。

 

原産国と原材料の産地はまったく別物

お弁当や食卓のおかずなどに大活躍してくれる、加工食品。種類が豊富なので、どの商品にしようか迷ってしまいがち。そのため、お肉を選ぶ時と同様に「国産なら間違いないでしょ」と日本産の商品を選んでいるという人も多いかもしれない。

 

しかし、日本産だと思って買った商品が本当の意味での日本産ではないかもしれないのだ。例えば、食品の表示には、どんな材料を使ったかという「原材料名」や、どこで作られたかという「原産国」、どこが販売しているのかという「販売元」が記載されている。

 

「原産国」が日本であれば日本産と思っている人も多いかもしれないが、実は「原産国」とは最終的な加工がされた場所という意味。なので、輸入した原材料を使っているかもしれないし、さらには途中の加工までは海外で行っているという可能性もある。

 

2017年夏には原材料の産地判明! でも商品によっては意味がない?

しかし、2016年11月には消費者庁と農林水産省が共催した検討会により、原則的に国内で製造するすべての加工食品に原材料の原産地の表示を義務付けることが決定された。早ければ、2017年中にも導入されるとのこと。これにより、どこで作られた材料を使っているかが分かるので、消費者にとってはうれしいことだが、そこに新たな問題が……。

 

商品や会社によっては、季節によって異なる原産地の食材を使用していることがある。季節によって表示ラベルを変えていたのでは、手間もコストもかかるので、「アメリカ又はスペイン」といったように、原産国を複数表示することがOKに。また、輸入先が3か国以上ある場合で、かつ国産を使用している場合には「国産または輸入」という、ややこしい表記でも可能とした。

 

実施はまだ少し先の話になりそうだが、実際に導入されたとしても、参考にできるかどうかは今のところ不明瞭だ。

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