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2017/5/4 12:45

【現地レポート】白い赤福餅に感激! GWは「お伊勢さん菓子博2017」に行こう!

今、伊勢は熱く甘く燃えています! お菓子の祭典「お伊勢さん菓子博2017」が4月21日にスタート。東京ドーム2個分の広大な会場に日本全国、世界各地のお菓子が集結。連日大盛況で、5日目に早くも入場者が10万人を突破しました。会期は5月14日まで。GWに向かってますます盛り上がることでしょう。

 

三重県出身で、僭越ながら「伊勢うどん大使」「松阪市ブランド大使」「おにぎりせんべい大使」も務めている私としては、じっとしているわけにはいきません。スタート前日の内覧会と初日に会場に駆け付け、その熱気と魅力を体感してきました。さっそく「5つの見どころ&食べどころ」をご紹介しましょう。

 

その1「会場限定! 今しか食べられない白い赤福餅」

赤福餅を販売している「赤福」は、1707(宝永4)年創業の超老舗であり、伊勢をあらゆる面で支えている伊勢最大の企業です(企業ではない神宮さんは別格として)。電柱の看板も駅のベンチも、みんな赤福。地元民にとって赤福というお菓子は、大きな誇りであり自慢であり、アイデンテティやDNAの一部になっている存在と言っても過言ではありません。

 

そんな赤福が「菓子博」を盛り上げるべく、310年の歴史の中で初めて「白い赤福餅」を作り、会場限定で提供するというのですから、盛り上がらないわけがありません。いつもの赤福餅と白い赤福餅、そして飲み物もセットになっている「祝盆」(税込210円)は、1日に2000食ほど用意されているものの、ゲットするための整理券は初日は開場1時間後にはなくなってしまいました。土日だった2日目、3日目は、さらに一瞬でなくなったとか。

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どうにかありつくことができた自分の幸運を天に感謝しつつ、白小豆を使った「白い赤福餅」をパクリ。いつもの赤福餅よりややあっさりした口当たりですが、小豆の風味が強調されている印象でした。いつもの赤福と交互に食べると、微妙に違うそれぞれの魅力を味わうことができて、「ああ、至福とはこのこと……」とウットリした気持ちになります。

 

ちなみに、明治時代の味をイメージして作られた「復刻版 赤福餅」(12個入、税込1100円)も、菓子博でしか手に入らない限定バージョン。「祝盆」と負けず劣らずの人気で、やはり整理券をもらわないと買えません。黒砂糖を使っていて、いつもの赤福よりも甘みが強く、砂糖のコクも感じられます。

※あまりの人気に、4月29日(土)から「祝盆」と「復刻版 赤福餅」の販売方法が、「先着順」ではなく「抽選」に変更されることになりました。詳しい情報や販売数量の予定などは、「赤福」のこちらのページを参照してください。→赤太郎スペシャルサイト

 

その2「伊勢うどんをはじめとした三重の名物がズラリ!」

「伊勢に生まれ育った私としては、やはり伊勢うどんを召し上がっていただきたいと思います」と、数ある三重のおいしいものの中で伊勢うどんを強力にプッシュしてくれたのは、実行委員長の濱田典保さん(ちなみに「赤福」の会長です)。内覧会のときに行なわれた囲み取材でのひとコマです。

 

50人ほどの報道陣の輪に加わり、せっかくなので濱田委員長に質問をぶつけました。「お菓子を入口に、三重のおいしいものに触れていただくのも、菓子博の重要な役割かと思います。三重県のおいしいものの中で、濱田さんがご来場の方々とくに食べてもらいたいものは何ですか?」。じつは濱田委員長とは顔見知りで、私が伊勢うどん大使であることは百も承知です。もっともらしい質問に込めた真意は、きっと察知してくれているに違いありません。

 

最初は「ええまあ、三重にはおいしいものがたくさんあり……」と無難な言い方をしていましたが、私が「伊勢のふんわりした雰囲気を感じてもらえる食べ物がありますよね」と水を向けると、観念して冒頭のセリフを口にしてくれました。感謝感激です! お菓子と関係ない上に、立場的には差しさわりがあるセリフを言わせてしまってすいません。ただ、私としては嬉しい発言でしたが、新聞やネットなどで菓子博を取り上げた記事の中で「濱田実行委員長のイチ押しは伊勢うどん」と書いたものはありませんでした。ま、そりゃそうか。

 

そんなわけで、ここで書きます。菓子博にお越しの際は、実行委員長のイチ押しでもある伊勢うどんも、ぜひご堪能ください。場内のフードコートのほぼ中央に、伊勢うどんが食べられるブースがふたつ並んでいます。伊勢志摩の海の幸や松阪肉など、ほかにも食べたいものがたくさんあるかもしれませんが、両方の伊勢うどんを食べ比べてお腹いっぱいになるのも一興。どちらも文句なしにおいしいので、後悔はしないはずです。

 

その3「匠の技を集結した巨大工芸菓子は迫力満点!」

メインアリーナに設けられた「お菓子のテーマ館」の中央に鎮座するのが、シンボル展示の巨大工芸菓子。三重県内100人以上の和洋菓子職人が、長年の修業で身に着けた匠の技を集結し、1年半がかりで作りました。歌川広重の「伊勢参宮 宮川の渡し」をモチーフに、幅10メートル、奥行き5.5メートルのスペースに、遊び心もたっぷり盛り込みながらお菓子の持つ無限の可能性を表現しています。まずは全体像を見て迫力にひれ伏し、さらに近づいて隅から隅までじっくり見ていくと、たくさんの楽しい発見があるでしょう。

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その4「お菓子の匠工芸館に行かないと来た意味がない!」

「伊勢で菓子博っていうのをやるらしい」と最初に聞いたときは、正直「まあ、お菓子を集めてもなあ……」と思っていました。しかし、さっきの巨大工芸菓子もそうですが、サブアリーナの「お菓子の匠工芸館」にズラリと並ぶ工芸菓子を前にして、お菓子をちょっとなめていたことを激しく恥じました。飴やソフトクリームはなめてもいいけど、お菓子の文化と底力をなめちゃいけません。それぞれの作品からは、全国の菓匠(菓子職人)の技術と意地を感じることができます。これのために4年に1度、菓子博が行なわれているんですね。

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その5「書ききれないけど、ほかにも魅力がいっぱい!」

日本各地や世界各地の選りすぐりのお菓子が買える「全国お菓子夢の市」、有名お菓子メーカーが資本力にものを言わせた充実のブースを出展している「お菓子にぎわい夢横丁」、連日さまざまなイベントが行なわれている「いせ舞台」などなど、ほかにも見どころ、食べどころがいっぱい。「しょせんお菓子でしょ……」というイメージをいい意味で激しく裏切る充実のイベントです。混雑は覚悟する必要がありますが、食いしん坊のあなたも歴史や文化が大好きなあなたも、いざ、お菓子博へ!

 

【著者プロフィール】

石原壮一郎
1963年、三重県生まれ。コラムニスト。月刊誌の編集者を経て、1993年に『大人養成講座』でデビュー。大人の新しい概念と可能性を知らしめ、以来、日本の大人シーンを牽引している。2004年に出版した『大人力検定』は、さまざまなメディアに取り上げられて、世に大人ブームを巻き起こした。近著に『大人の言葉の選び方』など。故郷の名物である伊勢うどんを熱烈に応援し、2013年に世界初の「伊勢うどん大使」(三重県製麺協同組合&伊勢市麺類飲食業組合公認)に就任した。

FBページ「伊勢うどん友の会」:http://www.facebook.com/iseudontomonokai

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