グルメ
2018/4/21 21:00

世界のVIPが訪れる「うかい」に新店が誕生!そこはケタ違いの美食劇場だった

2017年11月、トランプ大統領が訪日した際の会食で利用されたレストランといえば、「銀座うかい亭」。同店をはじめとするうかいグループは、鉄板料理に懐石など和洋多彩な業態の一流レストランを展開していますが、新店を3月29日、六本木ヒルズの一角にオープンしました。それも、異なるジャンルを2店舗同時に! 今回はそれぞれの一部をレポートしていきたいと思います。

 

 

物語のある食空間。これが世界に誇るうかい亭だ!

ふたつのニューフェイスは、鉄板料理「六本木うかい亭」と割烹料理「六本木 kappou ukai」。世界の名だたるブランドが並ぶ「けやき坂通り」沿いに居を構え、1階に「ジョルジオ アルマーニ」が入っている建物の2階となります。

↑「六本木うかい亭」のエントランス。天井まで届く、大きなけやきの扉が印象的です

 

各店はひとつのフロアに併設される形となり、店内で行き来ができる内装になっていますが、入口はもちろん別々。まずは「六本木うかい亭」から紹介します。

↑けやきの葉が風に舞う様を表現したエッチングガラス。その向こうに見えるのは、日本画家の畠中光享氏の作品「風の中を仰ぐ」

 

うかい亭の魅力は料理だけにあらず。日本の伝統建築と西洋芸術の様式美を融合させた、物語のある食空間になっているのも特徴。六本木も同様に、重厚感のある設えのなかに数々のアートがちりばめられています。

↑2店舗をつなぐ通路は、香水瓶のコレクションを展示するギャラリーに。こちらは19世紀、ヴェネチア製の香水瓶。優雅な貴族文化を感じさせる逸品です

 

それはもはや美術館。“非日常な空間”や“五感で楽しむ”とはよくいいますが、どれもがワンランク上。これが世界に誇るうかいブランドなのです。

 

 

シェフズテーブルで味わう日本最高峰のステーキ

うかい亭の名物といえばステーキです。「六本木うかい亭」では、指定牧場である鳥取県の田村牧場の牧場長が34カ月もの時間をかけて肥育し、特別に選び抜いた雌牛「うかい極上牛(田村牛)」を使用。

↑どれも最高品質の田村牛。しかも2000頭のなかからさらに料理長が選び抜くそうです

 

こちらを、各席専属の料理人が目の前で調理するシェフズテーブルで焼き上げるのも同店の醍醐味。今回は特別に「うかい極上田村牛コース」のメインをいただきました!

↑シェフとの会話を楽しみながら、焼き上がる音や香りとともに料理を堪能。至福のひとときです

 

↑ピカピカに磨かれた鉄板で焼き上げることで生まれる音、水蒸気、香り。この臨場感はハンパではありません!

 

このメインでは、「うかい極上牛(田村牛)」の約3種の異なる希少部位を提供。ステーキのみならず、部位ごとのうまみを生かしたプレゼンテーションで味わえます。

↑焼いていただいたのは、町田大志さん。うかい亭150人のコックのなかでも6人しかいない“マエストロ”の称号を持った達人です

 

↑器は、特注したオリジナルの唐津焼を使用しています。ステーキのおいしさも当然の如く格別。口いっぱいに贅沢な脂の甘みと肉のうまみが広がり、幸せな気分に

 

「うかい極上田村牛コース」は3万7800円となりますが、そのほかにもプランは用意されており、ランチコースであれば1万2960円で楽しめます。六本木はステーキの名店が多いエリアですが、和牛好きならうかいに決まりといえるでしょう!

圧倒的な臨場感と独創的な割烹料理に感動必至!

お次は「六本木 kappou ukai」。こちらで味わえるのは、旬を大切にしながら、日本全国の厳選食材を使ったうかいならではの独創的な割烹料理。うかいの世界観を表する「美味方丈(びみほうじょう)」をテーマに、目の前で料理人が匠の技を披露します。

↑「六本木 kappou ukai」のエントランス。格子の扉を開けて石畳の路地を通り、エッチングガラスの青々とした竹林を抜けた先では、優雅な食空間がゲストを迎えます

 

↑こちらも、カウンター越しに伝わる臨場感が圧倒的。うかいならではの、五感に響くおもてなしを体感できます

 

この日に体験したのは、2皿のプレゼンテーション。どちらも、春の恵みを凝縮させた料理でした。合わせたドリンクは、日本酒ではなくワインとクラフトビール。もちろん日本酒も全国の蔵元による最高ランクの銘酒が集まっていますが、あえて大胆なペアリングを、という計らいでしょう。

↑丸焼き筍 削りたて鰹節と共に。ワインは、フランスが誇る自然派の名手・パスカル ジョリヴェの代名詞といえる「サンセール」

 

↑金目鯛漬け 温かい酢飯を添えて、旬の蛍烏賊(ホタルイカ) 木苺和え。合わせたのは、昨今話題の飲食店向けクラフトビールサーバー・タップマルシェから注がれる「グランドキリン JPL(ジャパン・ペールラガー)」

 

タケノコは若々しく力強い風味があり、削りたての鰹節がふんわりと包み込む上品なおいしさ。フルーティな果実味と、清涼感あふれるワインとも絶妙なマリアージュです。そして前菜2種は、凝縮したうまみと爽やかな酸味が相まった重層的な味わい。JPLのブライトな苦みが見事にマッチして、ペアリングの妙を感じました。

↑カウンター以外に個室やテーブル席も用意。こちらでも、料理人が目の前で調理をする演出をしてもらえます

 

同店はランチが1万800円、ディナーは1万9440円~。それなりにしますが、一度体験してみれば、価格以上の価値があることがわかるはず。また、両店は共通で利用できるバーラウンジがあり、ここでは食前・食後酒やコーヒーなどを楽しめます。極めて豪華な料理と贅沢な雰囲気を堪能できる美食の劇場。鉄板料理と割烹、ゲストの好みに合わせて選ぶといいでしょう。記念日やお祝いなど、特別な会食の際にぜひ!

 

 

【SHOP DATA】

六本木うかい亭

住所:東京都港区六本木6-12-4 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り 2F

アクセス:東京メトロ日比谷線ほか「六本木駅」3番出口徒歩6分

営業時間:12:00~14:00(L.O.18:00~23:00(21:00L.O.)、土日祝11:30~14:30(L.O.17:30~23:00(21:00L.O.)
定休日:月、年末年始

 

六本木 kappou ukai

住所:東京都港区六本木6-12-4 六本木ヒルズ 六本木けやき坂通り 2F

アクセス:東京メトロ日比谷線ほか「六本木駅」3番出口徒歩6分

営業時間:12:00~14:00(L.O.18:00~23:00(21:00L.O.)、土日祝11:30~14:30(L.O.17:30~23:00(21:00L.O.)
定休日:月、年末年始