グルメ
2018/5/15 11:00

サントリーのペプシ/レモンティー/炭酸水の新旧飲み比べを実施! いちばん進化していたのは?

サントリーは昨今、「クラフトボス」が特にブレイクしてペットボトルコーヒーという新ジャンルを築いてきましたが、今年も注目商品は目白押しです。しかもこの春は新機軸やリニューアルが大豊作。ということで、旧作をキープして新作との比較をしました。有名な3ブランドに的を絞ってレポートしたいと思います!

 

 

新旧でいったいどこが変わったか?

最初は、まさかの大幅リニューアルで度肝を抜いた「サントリー 南アルプススパークリング」。こちらは国内アウトドアブランドの旗手・スノーピークと共同で開発した新商品となります。ただ、これまでも「サントリー天然水」ブランドから炭酸は出ていたので、どう違うのかは気になるところ。

↑中央から左の2本は旧で右は新。それぞれ右側はレモンです

 

中身的な進化は、従来品に比べて製造充填時のガス圧を大幅にアップとのこと。発表会では従来の3.4kgから3.8kgに強化されたと説明がありましたが、比べてみないとどれほどかはわかりません。ということで、さっそくチェック。

 

感想は、なんとなく強い気がするというレベルで、なかなかわかりづらいというのが正直なところ。無味、無臭で炭酸の強さの変化を比べるのがこれほど難しいとは。ただし、本商品はボトルの形状にも工夫がされています。直飲みで再度チェックしてみました。

 

↑このラムネの瓶のような新型ボトルには意味があるのです。それが傾けた際の中身の流量

 

 

これで納得! 流れる水量が多くなるぶん勢いも増して、刺激がアップしている気がします。また、ボトルの口径はグラスよりも小さいので、より炭酸の強弱がわかりやすい印象。直飲みで比べるまでは「そこまで変わらないのでは?」と思っていましたが、総合的な結論としては新商品のほうがパワフルな爽快感です! ちなみに、キャップ開封時の音も「ポン!」と鳴るように工夫されているので要チェックを。

 

↑レモンも、ボトルで飲み比べた方がはっきり違いがわかります

ペプシは大胆な変化を遂げて朝ティーも見ため以上に進化

お次は、日本ではサントリーが展開しているペプシコーラ。これまでも「ネックス」や「ストロング」などの進化をし、またあるときはキュウリ、ホワイト、ピンクなど挑戦的なフレーバーを限定発売する試みも魅力のひとつでしたが、今春にフルモデルチェンジといえる刷新となりました。「ペプシ Jコーラ」の誕生です。

↑一目瞭然でしょう。デザインだけを見ても大胆なリニューアル。中央は「ペプシ Jコーラ ミッドナイト」という特殊なフレーバーです

なんでも、日本の“コーラ好き”ヘビーユーザーが最も満足できる新しいコーラを目指したとか。開発はゼロベースから行い、100名を超えるコーラ好きの生の声からニーズを汲み取り、厚みのある飲みごたえや、すっきりした後味がもたらす爽快感を実現させたそうです。

 

まずはレギュラータイプからチェックしました。旧は「これこそペプシの味」と思えるストレートなコーラテイスト。当たり前ですが、コーラ特有のパンチや爽快感も期待通りの仕上がりです。ではJコーラはいかがでしょう。公式情報では「日本独自のスパイスとシトラスフレーバーの配合バランスで中味を設計」とのことでしたが、複雑味のあるフレーバーがファーストタッチから余韻まで感じられます。また、酸味も強まった印象。成分としてはカフェインが19mgから9mgと減っていますが、物足りなさは感じません。炭酸も期待通りの強さです。

 

 

一方でゼロのタイプは、レギュラーよりも違いがわかりづらい気がしました。もともとゼロにしているぶん、味わいもおとなしいからかもしれません。とはいえJコーラのウリであるスパイシーさは十分感じられ、特に香りにおける酸味が強くなった印象でした。ベタベタしない軽い飲み口ですが、しっかりと甘さもあって余韻の後切れも抜群。カロリーや糖類などが気になる人には、やっぱりこれがオススメです。

 

 

比較対象はありませんが、「ペプシ Jコーラ ミッドナイト」も試してみました。こちらは日本のコーラ好きの約半数が、コーラを夕方~夜の時間帯に飲むことに着目したフレーバーとのことで、カシスの風味が決め手になっているそう。飲んでみると、これは非常にアリ! セクシーさをにおわせる妖艶なニュアンスがあって、ラムコークやウイスキーコークなどの割り材としても合う印象。でも、大人だけでなく子どもにも好まれそうなブライトな甘酸っぱさがあるとも思いました。

 

最後は、パッケージデザインとしてはじっくり比べないと違いがわからない「プレミアムモーニングティー」シリーズを。リニューアルしたレモンティーと、5月8日から新発売となった白桃ティーを試してみました。

 

↑デザインはあまり変化ありませんが、イラストがやや大きくなっている右が新しいタイプです

 

でも味わい的には大きな進化を感じました。甘さはそのままに、旧はシャープなキレのある一方で、新作は自然でやさしいテイスト。それでいてレモンの酸味は豊かなので飲み口としては全体的においしくなっていて、ナチュラルな印象にも。より本格的になったというか、大人の味わいになったというか、プレミアム感がアップしています。

 

 

白桃ティーも飲んでみました。こちらはフルーティで甘い香りが芳醇。紅茶のテイストもしっかりあるので、桃のフレーバーウォーターとは一線を画すすっきり風味や大人の余裕も感じられます。あとはパッケージ的にもですが、女性に好まれそうな仕上がりですね。

 

↑ちなみに、レモンティーはリプトンの「香り贅沢茶葉」なのに対し、白桃ティーはアッサム茶葉を使用。同シリーズのミルクティーと同じですが、アッサムのほうが白桃と相性がよかったということでしょう

 

今回紹介した商品は、どれもゴクゴク飲めるタイプ。水分補給にはもちろん、のどの渇きを潤したい、リフレッシュしたい、といったシーンにもぴったりです。特にこれから暑くなる季節なだけに、よき相棒となってくれるでしょう。個人的には攻めたと思える今回のリニューアル、ぜひ体験していただけたら!