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2018/7/18 20:30

今夏のクラフトビールは「サワー」「副原料」、そして「ブリューパブ」というキーワードで読み解く

 

青山初のブリューパブは場所だけでなくメニューもお洒落!

ラストは、最近増えつつあるブリュワリー併設型のレストラン「ブリューパブ」です。特に、これまではあまりなかった都市型のマイクロブリュワリーが新設ラッシュ。今回はその最新店ということで、青山エリア初のブリューパブを紹介します。

↑「BEER& 246 aoyama brewery」の外観。右に見えるのが醸造タンクで、4本が鎮座しています

 

店名は「BEER& 246 aoyama brewery」(ビアランド ニーヨンロク アオヤマ ブリュワリー)」。“最高のペアリング体験”がコンセプトとのことですが、ペアリングに推奨しているフードがかなり特徴的です。一般的なおつまみもあるのですが、注目したいのはスイーツ。「東京ミッドタウン日比谷」への出店で話題の「Pâtisserie & Café DEL’IMMO」(デリーモ)のショコラティエ・江口和明シェフが考案したメニューがあるのです。

↑写真はイメージですが、「ブラックビールのガトーショコラ」650円や「ショコラオランジュ」950円など専門店レベルのスイーツが用意されています

 

オリジナルのビールは現在醸造中。完成までに時間がかかるため、11月ごろに提供開始とのことです。とはいえもちろんビールはラインナップされていて、シグネイチャーは6タイプ。すべて東京生まれの老舗クラフトビアブランド「アウグスビール」となっていて、価格は270mlが680円、360mlが980円。ちなみに醸造も「アウグスビール」のスタッフが行うとか。

↑左から、「ミックスベリージェノバモヒート」「ニューヨークキューカンバー」「東京グレナディン」。すべて780円

 

また、フルーツ、野菜、コーヒーなど、さまざまな素材を使って自分好みの味にアレンジができる「ビアサワー」も個性的。ホワイトビール×レモネードの「レモンビアサワー」やIPA×エスプレッソの「ポートランドエスプレッソ」など、見た目にも新感覚の味わいを楽しめます。

↑店内は暖色の明かりが灯る大人の空間。カウンター席もあります

 

 

【SHOP DATA】

BEER& 246 aoyama brewery(ビアランド ニーヨンロク アオヤマ ブリュワリー)

住所:東京都港区北青山2-3-1 B1

アクセス:東京メトロ銀座線「外苑前駅」徒歩5分

営業時間:平日11:00~14:00(L.O.13:30)/17:30~23:00(L.O.22:30)、土15:00~22:00(L.O.21:30)

定休日:日祝

 

 

ところで、この6月にアメリカのクラフトビール大手「ブルックリンブルワリー」の創業者であるスティーブ・ヒンディさんが来日しました。その際にヒンディさんは「アメリカのクラフトビールは、いまでこそ約15%を占めるようになりましたが、30年前まではほぼ市場に存在していませんでした。日本ではまだ数%と聞いていますが、アメリカ同様にこれから一層伸びていくと確信しています」と語っています。

↑スティーブ・ヒンディさん。米国クラフトビールカルチャーにおける最重要人物のひとりであり、「東京ビアウィーク2018」に合わせて来日しました

 

今回は、「サワー」「副原料」「ブリューパブ」と、抑えるべき最新クラフトビールトピックスを紹介しましたが、どれもアメリカではすでにおなじみのビアカルチャー。こうして、徐々にその存在を強めていくのでしょう。クラフトビールの最前線には今後も注目していきたいと思います!

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