グルメ
2019/5/17 19:00

【街中華の名店】名店の味とボリュームを伝える令和時代のパワー中華「櫂ちゃん」

 

味も量も満足必至の料理がズラリ

一線を画すといえば、単品のチャーシューもハンパない。単品はラーメン類に添えるものより厚めにカットし、豪快なポーションで提供してくれる。

↑豚肉は肩ロースを使用。3時間程度煮込んでうまみを浸透させたこの塊を、極厚にカットし提供する

 

そのルックスは、まるで断崖絶壁を有する山。千切りキャベツに立てかけるように盛り付けるのだが、それがすっぽり隠れてしまうほどのレベルだ。一方で味付けにも手は抜かない。上から豆板醤を溶いた中華スープをかけ、山頂にはねぎ、さらに一味唐辛子をアクセントにしている。

↑「チャーシュー」<6枚>800円。値段はそれなりにするが、食べれば納得のボリュームとおいしさだ

 

飲みをメインで楽しむなら、まずはこのチャーシューと餃子をスターターに、ビールを合わせるのが必勝パターンだろう。なお、餃子は豚肉にキャベツ、にら、にんにく、しょうがなどを使うタイプだが、珍しい具としてにんじんも入る。

↑「ギョーザ」<6個>は400円。にんじんの甘味が効いた、クセになるおいしさだ。ビールは「ハートランド中瓶」と「キリンラガー中瓶」がありどちらも450円

 

おトクで人気のサービスセットも必見だ。前記の「木耳肉定食」に半ラーメンを付けて950円など全4種あるが、なかでも一番人気なのが半チャンラーメン。

↑「半チャーハン+ラーメン」800円。通常600円の「ラーメン」に、ハーフサイズのチャーハンが付く(通常の「チャーハン」は700円)

 

チャーハンの味付けは、塩、こしょう、うまみ調味料、しょうゆ。具にはチャーシュー、卵、ねぎ、刻みなるとが入る。街中華の王道系ながら、こちらもパンチのあるおいしさでつまみになるチャーハンだ。

↑ハーフとはいえ、量はかなりのもの

 

ラーメンは豚のげんこつと鶏がらなどを2時間炊き込んで作るスープに、しょうゆダレを合わせる中華そばスタイル。レシピは尚ちゃん直伝で、麺も同じ製麺所から仕入れている。同店のメニューのなかでは比較的やさしい味だが、それが濃いめのチャーハンと最良のアンサンブルを奏でるのだ。

↑むっちりとした食感の中細ストレート麺は150g

 

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