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2020/12/22 17:30

“店主ブッキング型”のラーメン店!? 行列ラーメンを月替わりで味わえると話題の「ラーメンWalkerキッチン」に潜入

年内は限定手打ち麺。年初はめでたいラーメンに舌鼓

内覧会で提供された一杯は「麺や 七彩」の「打ち立て麺 喜多方ラーメン 醤油」。併せて、スーパーバイザー各店の特徴的な素材やトッピングなども同時提供され、きわめて贅沢なラーメンを味わうことができました。

↑阪田店主。ビューシートから「金色不如帰」の山本店主と「我武者羅」の蓮沼店主が見守っています

 

「麺や 七彩」の特徴は“こねない、練らない、寝かさない”という、一般的な製法とは真逆の、型破りな手打ち麺。この日の喜多方ラーメンは、埼玉の蔵元である弓削田醤油をかえし(タレ)のベースに、丸鶏や煮干しなどによるスープを合わせた一杯です。なおスープには珍しく、鹿の骨を使っているのも特徴。こちらは鳥獣被害対策で廃棄される鹿を使っていて、SDGs(持続可能な開発目標)の側面があるのもポイントです。

↑「打ち立て麺 喜多方ラーメン 醤油」(1200円)と、スーパーバイザー各店のマテリアルの数々

 

しかもこのラーメン、食べ進めるとともに柔らかな麺肌がスープを吸収し、麺自体の味わいもタイムリーに変化が。さらに麺の表面が溶けることでスープの深みに奥行きが加わり、止まらないウマさです。

↑打ち立ての麺には、醤油と同じく埼玉県産の小麦「ハナマンテン」を使用。ちゅるりんとした舌触り、ほわわんとした食感が独特で激ウマです

 

阪田店主は前述の通り、12月28日までのブッキング。「麺や 七彩」の本店で腕を振るう山崎雄介店長とともに、同店出身の人気店「松屋製麺所」の手打ち麺を使ったスペシャルラーメンなどを提供しています。

↑筆者は2015年に「松屋製麺所」を訪問。自然に恵まれた筑波山のふもとにあり、ラーメンの提供も麺やスープの販売もしています

 

↑阪田店主。内覧会後に意気込みを語ってもらいました

 

「ぶっ倒れるぐらいまで本気で一杯に向き合うことって、なかなかできないじゃないですか。そこを僕らはやってやろうと思ってて、そしたら絶好の場所と機会を与えていただきました! だから、マジで自分の力の限界に挑戦し、この期間中にやり抜きたいって思ってます」(阪田店主)

 

今後のスケジュールとして、「麺や 七彩」の次は錦糸町を拠点とする「真鯛らーめん 麺魚」の橋本店主が登場します。同店は、愛媛県宇和島産の生の真鯛をたっぷりと使った濃厚真鯛ラーメンや、鴨と水だけで仕上げた鴨100%スープのラーメンで、一大センセーションを巻き起こしている存在。

↑「真鯛らーめん 麺魚」の橋本店主。隣は「中華そば ムタヒロ」の牟田店主、その隣は「饗 くろ㐂」の黒木大将です

 

初日となる大晦日は18時に開店して深夜1時まで年越しの濃厚真鯛ラーメンを提供し、元旦は11時開店で濃厚真鯛ラーメンのほかに高級魚「くえ」を使った贅沢な一杯も提供予定。新春は、めでたい一杯で“麺初め”というのもオススメです!

↑濃厚煮干ラーメンの名店「すごい煮干ラーメン凪」を手掛ける奇才・生田悟志大将からもコメントをいただきました。大将は2021年3月以降にブッキング予定です

 

「創業当時にやってた、足で踏んで作る麺を出そうかなって思ったりしてます。僕らはまだ先なので、わかんないですけどね。とにかく、これまで支持いただいた感謝をラーメンで伝えられるよう、初心に立ち返って頑張りますよ!」(生田大将)

 

ほかにもたとえば、次世代の味も楽しめる人気店主監修の「チャレンジ店主」企画や、不定期で開催される人気店コラボラーメン企画など、見どころは盛りだくさん。2021年も「ラーメンWalkerキッチン」から目が離せません!

 

撮影/我妻慶一(「松屋製麺所」以外)

 

【SHOP DATA】

ラーメンWalkerキッチン

住所:埼玉県所沢市東所沢和田3-31-3 ところざわサクラタウン2階 205

アクセス:JR武蔵野線「東所沢駅」徒歩10分

営業時間:11:00〜20:00 ※売り切れ次第終了
定休日:不定休

 

【フォトギャラリー(画像をタップすると閲覧できます)】

 

 

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