グルメ
ラーメン
2021/11/20 19:30

開発まで2年! 超行列店「飯田商店」監修のラーメンがセブンから限定発売

スープ、麺、チャーシューすべてハイレベル。本気を感じる完成度!

店内のレンジ調理も可能ですが、筆者は持ち帰って家でじっくり試食しました。調理は簡単で、そのままチンしてスープとその他を混ぜるだけ。レンチン前に開封して見ると、それだけでもかなり豪華な内容です。

 

↑具材と麺の下にプラスチックのフタがあり、その下にはスープが隠れています。それにしても、大判のチャーシューがなんともウマそう

 

スペックは、内容量481gに対して麺が150g。401kcalで炭水化物52.9gと、同カテゴリーにおいてはなかなか低め。レンジの調理時間は500Wで5分が目安。なお、麺が150gというのはお店の量とほぼ同じです。

 

↑レンチン完了。左の4点を右のスープに投入し、混ぜれば完成です

 

きれいに盛り付けるコツは、麺の上からチャーシュー、メンマ、ねぎをいったんはずすこと。そして麺だけをスープINしたあとから、改めて具材を盛り付けるのです。

 

↑まずは麺だけを投入。なお、スペックで気になったのが「小麦ふすま」。低糖質かつ香り高いのが特徴で、比較的メジャーな全粒粉の麺とはまた違った風味と食感になるものです

 

発表会では、飯田さんとセブン-イレブンの松本さんが、各素材と製法のこだわりも語っていました。たとえば、麺は国産ブランド小麦を加えた特製の配合で、なおかつ表情が豊かな三層麺を同商品カテゴリーの麺で初採用。表面のしなやかさと、中心部のコシ・粘りを両立させたそうです。

 

↑そんなこんなで完成。優雅な香りには鶏のニュアンスを強く感じます

 

↑こちらは「らぁ麺屋 飯田商店」へ2回目の取材で筆者が訪れた際の「醤油らぁ麺」(都度進化し、現在は「しょうゆらぁ麺」1300円)

 

「飯田商店監修 しょうゆらぁ麺」のスープの大きなこだわりが昆布。だしを工場でいちから炊き出し、豊かな風味とうまみを抽出したとか。そして鶏と豚を合わせてベースとし、6種類の醤油を加えてバランスを調整しています。チャーシューは火入れから何通りも試し、低温でじっくり調理。肉感とやわらかさも両立させ、最終的に飯田さんが納得できる味に到達したのだそう。いやぁ、期待が高まります!

 

↑まずはスープから。表面には油がしっかり張っていますが、テクスチャーはサラッとしています

 

昆布も感じますが、メインに出ているのは鶏でしょうか。豚が骨格を補強しつつ、奥深さとふくよかさを高めているのが、滋味深い昆布のうまみ。ファーストタッチからラストの余韻までに変化する複層的な味わいが、円熟味のある醤油とともにおいしさに拍車をかけています。

 

 

「らぁ麺屋 飯田商店」や、飯田さんがリスペクトするレジェンド・佐野 実さんの「支那そばや」の麺は、トゥルンとした舌ざわりが特徴で、初めて食べる人は別次元に感じるレベルのおいしさ。そこが他店を凌駕するすごさひとつです。「飯田商店監修 しょうゆらぁ麺」の麺にも、その食感に近づけようとする探求心がキラリ。独特のつるみがあってなめらかなタッチは、コンビニ麺の同カテゴリーにはない独特なものです。

 

 

チャーシューは期待を超えるおいしさ。この手のチャーシューはサイズも小さく味や食感もそれなりといった味ですが、これは下手な専門店を凌駕するクオリティです。大きさもさることながら、噛みごたえがあるうえしっとりやわらかで、ジューシーさもお見事。セブン-イレブンさん、ぜひこのチャーシューで「飯田商店監修 チャーシュー丼」の商品化を!

 

名店監修の商品は全国で展開予定

全体的に感じたのは上品さと、力強いスープのうまみ。確かに、セブンイ-レブンの本気を感じる完成度でした。なお一点気付いたのは調理工程。もしかしたらチャーシューとメンマは麺と別にしてレンチン時間を短くし、ねぎは温めないほうがよりおいしいかもしれません。

 

販売エリアがさらに拡大するかは未定ですが、セブン-イレブンでは今後も名店監修の商品を全国で展開していくとのことで期待大。そして神奈川や東京以外在住の人は、もし上京する機会があればその際に「飯田商店監修 しょうゆらぁ麺」をご賞味あれ!

 

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