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2016/10/13 18:23

【今さら聞けない】ボルドーワインってどんなワイン? 4000円もあれば手軽に簡単にフードペアリングが楽しめる

少しずつ秋も深まり、ワインがおいしい季節になりました。そんな秋本番を控えたなか、ボルドーワイン委員会が主催する「《Escape to Bordeaux》フードペアリングof ボルドーワイン」というイベントに行ってきたので、今回はボルドーワインの魅力を中心にご紹介します。

 

ボルドーワインってどんな特徴?

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ボルドーといえば、ワイン大国フランスを代表するワインの産地。大西洋に面した北緯45度、北海道より少し北に位置します。大西洋気候という高緯度の割に温暖な気候と、水はけのいい土地がぶどうの栽培に適し、その生産量はフランスAOCワイン(※)の1/4の量を誇ります。ボルドーワイン=タンニン強めの重厚な赤ワインをイメージしがちですが、実は白やロゼ、発泡性のワインも生産されているんですよ。

※AOCワインとは、フランスの国が定める基準(ぶどうの品種や製造方法など)をクリアしその地域の名前を名乗れるワインのこと。例えばシャンパンがそれにあたり、シャンパーニュ地方で伝統的な製法で作られた発泡性のワインしかその呼称を使えず、それ以外はスパークリングワインなど別の呼び方になる

 

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ところで、ボルドーワインにはどんな特徴があるか知っていますか? ボルドーは複数のぶどう品種をブレンドして作られたワイン。ボルドーとともにフランスを代表する産地、ブルゴーニュのワインは、赤であればピノ・ノワール、白ならシャルドネと品種は単一です。それに対し、ボルドーではカベルネ・ソーヴィニヨンやメルローといった複数の品種をブレンド。ちなみに、ブレンドすることをフランス語では“アッサンブラージュ”といいます。

 

ボルドーワイン委員会 国際広報担当のセシル・ハさんによると「アッサンブラージュは、音楽に例えられる」とのこと。「もちろんギター単体でも素晴らしい音楽を奏でますが、そこに様々な楽器が加わることで、より複雑な音が生まれます。ボルドーワインも品種を組み合わせることで、豊かな味を生み出しているのです」(セシルさん)。つまりボルドーでは、ぶどうの栽培、ワインの醸造だけでなく、バランスよくアッサンブラージュする技術も必要なのです。

 

ワインと食事の組み合わせを楽しむ「ペアリング」

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ボルドーの特徴がわかったところで、今回のメインイベントへ。それは、タイトルにもある通り「フードペアリング」。ワインと食事の組み合わせという意味で、「マリアージュ」ともいいます。

 

↑ボルドーワイン6本に合う料理を考案したのは、目黒にあるフレンチ「Morceau(モルソー)」のシェフ・秋元さくらさん
↑ボルドーワイン6本に合う料理を考案したのは、目黒にあるフレンチ「Morceau(モルソー)」のシェフ・秋元さくらさん

 

今回提供されたどの料理もワインと個性をかけ算することで、お互いの味が引き立つ内容。せっかくなのでいくつかご紹介しましょう。

 

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一杯目に提供されたのは、「クロ・フロリデーヌ」という白ワインで、2015年のぶどうで作られたもの。グレープフルーツのような柑橘の香りの奥に、ほのかに燻したような風味が漂います。

 

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このワインに合わせてシェフが考案したのが、「サーモンの軽い燻製 シブレットのクリームを添えて」。小さな薄黄緑色のプチっとした粒(ライムキャビア)の爽やかさが、ワインの柑橘系の酸味とマッチ。ワインの燻した香りとサーモンのスモークもよく合っています。

 

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そしてこちらは、「シャトー・オー・フェランダ」という赤ワイン。まろやかな口当たりが特徴で、ふんわりと豆のような香りを感じます。合わせる料理は、「イチジクとナッツと生ハム」。

 

秋元さんが「豆の香りに合うと思って」と選んだのが、イチジクにかかったクラッシュカシューナッツとピスタチオ。豆とナッツの香ばしさが重なり合って、イチジクのフレッシュさを引き立てていました。

 

今回提供された6種のワインを飲んで驚いたのは、ボルドーワインの味の豊かさ。冒頭にも書いたように、ボルドーってボディ感の強い赤ワインというイメージがあったんですが、それが一転。軽やかさのある赤ワインやコクがありながらも華やかに香るロゼ、甘いデザートワインなど、振り幅がとっても広いんです。

 

秋元さんが「それぞれの品種のいいところを掛け合わせているので、アッサンブラージュ次第で力強くも柔らかくもなる。気分に合わせて選べるのがボルドーのいいところ。料理も余韻のあるものからパンチの効いたスパイシーなもの、酸味を活かしたものなど、合わせられるものがたくさんあります」と話してくれ、納得でした。

 

手軽にペアリングを楽しむには?

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とはいえ、ボルドー初心者はどのようにペアリングをすればいいのかわからないですよね。そんなときは、ボルドーワイン委員会のHPにアクセスしてみましょう。

 

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そこには「合わせたい食事」「好みの色」「予算(4000円、3000円、2000円未満の3段階)」の3つの質問に答えるだけで、ボルドーワインの中からぴったりの一本を紹介してくれるコンテンツが。

 

ちなみに、ボルドーワイン委員会が今年6月、コスパに優れたカジュアルワインとして認定した「バリュー(価値ある)ワイン 100」のなかから選ばれます。これは、気鋭のテイスター10名が、4000円(税込)未満のボルドーワイン516本をタイプ別、価格別にブラインドテイスティングし、厳選した100本。おいしいだけでなく、値段が手頃なのはうれしいですよね。

選ばれたワインは、バリューボルドーの公式マークのシールやタグが付けられ、リカーショップなどで販売されています。ワイン選びの参考に!
↑選ばれたワインは、バリューボルドーの公式マークのシールやタグが付けられ、リカーショップなどで販売されています。ワイン選びの参考に!

 

ワインのおいしい季節はこれから。今年は、ボルドーワインを家庭で楽しんでみてはいかがでしょうか。

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