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2022/10/19 20:00

アイリッシュウイスキーの革命児だ! 味もデザインも次世代を感じさせる「ロー アンド コー」をレビュー

リッチで甘やか。洋梨やりんごの果実味も芳しい

ここまでユニークであれば、味わいも気になるところ。当然例に漏れず、こちらもやはり個性的です。バーボン樽100%で熟成させたり、2回蒸溜の原酒を一部にブレンドしていたり。そのため、一般的なアイリッシュウイスキーよりも、甘く力強いフレーバーになっているのが「ROE & CO」です。

↑まずはストレートからテイスティング

 

やはり印象的なのは、リッチで甘やかな口当たり。ウッディなバニラフレーバーと、そのあとに続くやわらかなスパイス感が心地よく、クリーミーでまろやかな味わいが広がります。

↑少量加水してトワイスアップに。香りが開き、果実味とバニラ香がいっそう立ち上がります

 

フルーティーさも絶妙。洋梨やりんごに、マンゴーのような華やかさもあり、ラストは青りんごのような若々しいニュアンスも。リッキーさんはハイボールも当然オススメとのことですが、ぜひ試してほしいと言うのが、炭酸水とトニックウォーターを半々ぐらいで割ったハイボールです。

↑ソーダとトニックウォーターで割り、グレープフルーツをトッピング。グレープフルーツはピンクでもホワイトでもOKとのこと

 

「トニックウォーターを使うことで、甘みやビター感が『ROE & CO』のクリーミーなニュアンスをより引き出してくれるんです。グレープフルーツも、苦みをもった柑橘ですよね。この大人な爽やかさが、甘み豊かな『ROE & CO』とちょうどよくバランスを取り合うんです」(リッキーさん)

↑「ROE & CO」オリジナルのハイボール

 

うん、これもイイ! 甘くビターなトニックウォーターが、「ROE & CO」のまろやかでスイートな果実味と見事に調和。なお、リッキーさんは「オールドファッションド」もオススメと言います。こちらは、アメリカンウイスキーをベースにオレンジピ―ルのビターな爽やかさを加える、ほろ甘さと柑橘感が特徴で、世界的に人気のクラシックカクテル。

 

一般的なベースにはバーボンやライウイスキーを使いますが、確かにリッチでふくよかな「ROE & CO」であれば、アイリッシュで個性のある「オールドファッションド」になりそう。バーテンダーが監修したことにも納得です。

 

↑デザインや話題性も十分で、贈り物にもよさそう

 

デザインにも味にも独自のキャラクターが立っていて、そのままでもカクテルベースとしても多彩に楽しめる、遊び心にあふれた銘酒が「ROE & CO」だといえるでしょう。それはさながら、アイリッシュウイスキーの革命児。ぜひお試しを!

 

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