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2023/2/3 11:30

【KFC】地域と人のつながりをもっと。ケンタッキーの未来への取り組みとは?

地域と人がもっとつながって、ともにつくるより良い未来に向けて、ケンタッキーフライドチキンもさまざまな取り組みを実施しています。今回はそのなかからいくつかピックアップしてご紹介します。

 

 

KFC_社会貢献

 

すべての人に価値ある食事を。こども食堂等にチキンを寄贈

閉店時に余ってしまったまだおいしく食べられる調理済みのチキン。我々の思いと同じく、ケンタッキーフライドチキンもそれらを捨ててしまうことに、長らく心を痛めていたといいます。とはいえ、翌日お客さまに提供するわけにはいかない。なにか良い方法がないかと模索していたときに、海外のケンタッキーフライドチキンの取り組みを知り、日本でも廃棄せずに次に繋げようという取り組みが始まりました。それがこども食堂等への調理済みチキンの提供です。

食品を寄贈する場合、やはり気になるのが食の安全性。そこでケンタッキーフライドチキンでは、海外や国内のガイドラインを参考に独自に仕組みを構築しました。

こども食堂等に寄贈されるのは、オリジナルチキンと骨なしケンタッキー。閉店時に残ってしまったチキンは各店舗で凍結・保管され、こども食堂等を運営するNPO法人等の団体の物流ステーションへ。その後こども食堂等に届けられます。
KFC_社会貢献
大切なのは、店舗での保管方法から、こども食堂等での提供方法までのルールです。こどもたちの口に入るまでの安全を確保するため、ケンタッキーフライドチキンだけの取り組みではなく、関わる全ての人の協力が不可欠だといいます。
そうして無事にこども食堂等に届けられたチキンは、安全に配慮してオリジナルチキンは骨を外して食材として利用。再加熱調理を義務づけ、カレーやパエリアなどこどもが喜ぶメニューにアレンジして提供されているそうです。
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現在、横浜市・川崎市・埼玉県・富山県・千葉県・沖縄県・宮崎市・長野県で展開しており、2023年2月から鹿児島県も開始予定。今後もご要望のあるところにお届けしていきたいということです。

 

ダンボール箱112箱分の食品や生活用品を「地域の家族」にお届け

ケンタッキーフライドチキンの創業者、カーネル・サンダースの信念のひとつに「地域の人々は家族」という考えがありました。その言葉が表すように、カーネルは地域貢献に熱心に取り組む人でした。ケンタッキーフライドチキンもカーネルの意思を受け継ぎ、地域のために、人のためにできることを模索し、ひとつずつアクションに移しています。こども食堂等にチキンを寄贈するというアイデアも、そういったカーネルの精神が培った土壌があったからこそ生まれたもの。

さらに、2020年から横浜本社ではフードドライブも始めました。フードドライブとは、家庭に眠っている食品や生活用品を集め、フードバンクや地域の福祉団体などに寄付する活動のこと。2020年9月1日から、カーネルの誕生日である9月9日までの1週間(土日を除く)を活動期間として初めて開催されたフードドライブでは、米や乾麺、レトルト食品、生活用品などを集め、こども食堂でも連携関係にあるNPO法人フードバンク横浜を通じて、必要としている横浜市内の人々や、施設のもとに届けられました。

これまでに7回実施し、段ボール箱計112箱分が寄附されています。

 

もはやこどもの日の風物詩。5月には武者カーネルが参上!

なかには遊び心のあるユニークな活動も。そのひとつが1984年から続く武者カーネルの制作・展示です。もともとは、こどもの日にファミリーの来店が増えることから、当時の従業員たちが「お客さまに喜んでもらいたい」と、カーネル立像に手づくりの鎧・兜を着せたことがはじまりだとか。それが話題をよび次第に年次イベントになったとのこと。

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福知山店(京都府)【写真左】と長居店(大阪府)【写真右】のスタッフが手づくりした鎧・兜をまとった武者カーネル

このイベントですが「次は何をつくろうか」とスタッフも楽しく制作しているそうで、今では全国の立像のある店舗で実施され、2022年は約100の店舗で武者カーネルが出迎えてくれました。勇ましくもユーモラスな武者姿のカーネル、SNSにアップされている様子をチェックするのもスタッフの密かな楽しみだとか。5月に見かけたら、ぜひ一緒に写真を撮ってあげてくださいね!

創業者カーネル・サンダースの地域貢献の想いを受け継ぐケンタッキーフライドチキン。おいしさとしあわせがつながる場所なのだということを改めて感じました。