デジタル
2017/2/16 16:30

【いまさら聞けない】じわじわと普及している「USB Type-C」とは? 未来の標準と呼ばれる革新的な規格の基礎知識

パソコンやスマートフォンが普及し、同時に広まったのが「USB」。現在はケーブルやメモリーを安価で手に入れることができて、データを移行する際に活用している人も多いことだろう。そんなUSBは現在、「USB Type-C」というものが普及し始めている。“未来の標準規格”と呼ばれる「USB Type-C」がどのようなものか、ここで予習&復習をしておこう。

 

そもそも「USB Type-C」って何?

「USB Type-C」とは、USBの最新規格「USB 3.1」で制定された“小型24ピンコネクタ規格”のひとつ。簡単にいうと、上下左右対称にデザインされており、どちらの向きからも差し込むことができるデザインの最新コネクタ規格のこと。2015年3月に発売された新しいMacBookに採用され、現在ではスマートフォンにも使われているため、実物を見たことがある人も多いかもしれない。

出典画像:Apple公式サイトより(以下:同)

 

メリット盛りだくさんな「USB Type-C」

「USB Type-C」のメリットは、ポートに入れやすくなっただけでなく、端子機器の機械的な耐久性を高められる点にもある。従来の「MicroUSB」は、設計上3000回程度の着脱を想定して作られているのに対し、「USB Type-C」は1万回の着脱に対応。これは、充電の機会が多いスマートフォンやタブレット端末などのデバイスの寿命を延ばすことにつながる。また、充電時間の短縮ができるところも見逃せない。これまで主流だった「USB 2.0ポート」の“5V×0.5A”に比べると、「USB Type-C」は最大で“20V×5A”と非常に大きな電力を供給できるようになった。

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さらにデータ転送速度が、「UBS 3.0」が最大“5Gbps”なのに対して「USB Type-C」は“最大10Gbps”に。その上、「USB Type-C」を使用することで、「HDMI」や「DisplayPort」などのポートを使わずとも動画の転送が可能になった。どちらからも通信ができるため、スマートフォンからPCへ動画を転送できるだけでなく、PCからスマートフォンへの転送にも対応する。

 

Twitter上では、「『USB type C』本当に便利だ」「Type-C 5本セット買ったんだけど、調子いいわ」「向きを確認する必要がなくて本当にイイネ」と実際に使った人からの声が続出。また「カオスなUSB事情に終止符を打ってほしい」「みんな『USB type-c』になーれ」といった声も上がり、紛らわしいUSBの規格を統一できることにも期待の声が上がっている。

 

ものすごい「USB Type-C」だけどデメリットは…?

MacやWindowsだけでなく、スマホのUSB規格も統一されると見られる「USB Type-C」は、次世代USBの本命であることは間違いない。しかし、やはりデメリットは存在する。それは、コストの問題。やはり大電力にも耐えることができ、耐久性もある「USB Type-C」はコストがかさんでしまい、「USB Type-C」の充電ケーブルを付けたことで、スマートデバイスの値段が上がるという可能性もある。また、ユーザーにとって打撃になるのが、規格が変わったことでUSBメモリーやスピーカー端子などのアクセサリを買い替える必要があるということだろう。

 

規格のひとつが変わっただけで盛り上がる「USB Type-C」は、それだけ革新的な規格だといえる。今後、USBポートがある製品の規格をチェックしなくても良い時代がやってくるだろう。