デジタル
2017/9/7 21:30

紙とペンが近い将来消滅? ウェアラブル端末採用、ペーパーレス化、工場に押し寄せるデジタル化の波

ますますデジタル化する現代社会。私たちの生活はテクノロジーの進化で大きく変わりつつありますが、その変化が急速に起きているのが工場です。

 

コスト削減や生産スケジューリングの短縮など、工場は効率化が強く求められる場所なので、世界各国のメーカーがデジタル化に取り組んでいます。しかし、それによって工場から姿を消す道具も出てきます。その可能性があるのが、なんと鉛筆やペンなのです。

 

テクノロジーソリューションを提供するグローバル企業のZebraは、北米、南米、欧州、アジア太平洋の航空宇宙、自動車、ハイテク、薬品など1100の製造メーカーを対象に製造業界の未来について調査を行いました。その結果をまとめた「Zebra’s 2017 Manufacturing Vision Study」は、工場におけるデジタル化が次の5年間で加速すると予測しています。

 

工場から紙とペンが消える日

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現在、この調査に参加した工場の62%は、重要な記録をとる時に紙とペンを利用していると回答しています。しかし、紙とペンの利用はミスを誘発する可能性が高く、非効率です。そのため、2022年にはこの比率が21%まで減少すると予測されています。

 

確かに紙は紛失する可能性がありますし、保管スペースも必要なので、ペーパーレス化にはメリットがあります。しかも、スマートフォンやタブレットのような端末を使って数値を入力し、クラウドに保存してしまえば、業務管理も容易かつ効率的になります。

 

ウェアラブル端末とインターネットで作業は一段と効率に

ウェアラブル端末については、現在40%の工場が導入しています。このテクノロジーは生産ラインを劇的に変える可能性があるため、これらの工場は5年後、ウェアラブル端末を現在よりも15%多く使用しているだろうと答えています。

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このようなテクノロジーの前提条件であるインターネット接続も、ますます増えます。2017年にあらゆる機械や端末がインターネットに接続された状態になっていると回答したメーカーは43%でしたが、2022年には64%に上昇しています。しかも、この動きに一番熱心に取り組んでいる地域はアジア太平洋なのです。

 

これから工場におけるデジタル化は急速に進んでいきます。私たちの生活から紙とペンが消えることは考えにくいですが、それがもし現実になったら、と想像してみると面白いかもしれません。

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