デジタル
2017/10/18 17:00

手首で温かいお茶を飲んでいるみたい??? 米国発「Embr Wave」が冷暖房に新風

オフィスや交通機関の空調テクノロジーがいくら発達しても、すべての人を満足させることは難しいですよね。人によって快適な温度は違いますし、着ている服、飲んでいる飲み物、人の多さなど様々な要素があるので、気持ちよいと感じる温度は変わるわけです。

 

日本のように1年を通して気温が大きく変わる地域では、夏でも冬でも「ちょっとエアコン強すぎない?」「暖房をもっと強くして」といった会話が繰り返されます。マサチューセッツ工科大学(MIT)出身のエンジニアたちが開発したウェアラブル「Embr Wave」は、そんな地域に住む方たちにピッタリのデバイスとなっています。

 

手首に快適な温度の「波」を届けてくれるスタイリッシュなデバイス

20171012_kubo10

Kickstarterで大注目を集めている「Embr Wave」。10月12日の時点で目標金額を大きく上回る約5600万円の開発資金を集めており、その勢いはまだまだ衰えそうにありません。

 

そんなEmbr Waveは手首に付けるウェアラブルです。敏感な手首の皮膚に直接、温度の波を送ることで、暑い時には冷たさを、寒い時には暖かさを届けてくれるとのこと。1つのデバイスで温かくも冷たくもしてくれるので、年間を通して利用することができます。

20171012_kubo09

 

「手首が暖かくなったり冷たくなったりするだけか」と思うのはとんだ早合点です。Embr Waveを試しに使ってみたテスターの方々の声を聞いてみましょう。

「このブレスレットを着けることは、まるで(温かい)お茶を飲んでいるような感覚です」とあるユーザーは述べています。確かに私たちは温かい飲み物や冷たい飲み物を飲んだり、氷に触れたりするだけで、一時的に不快な気温を一時的にしのげますよね。

 

「暖房に手をかざしているのに似ている」「手首に冷たい風が吹き付けているみたい」と似たような感想を述べている人は他にもたくさんいます。「身体全体の温度が下がってくれたように感じた」と言う人もいます。

20171012_kubo11

寒い時は温かい熱を、暑い時は冷たさを手首の皮膚に波のように断続的に伝えるEmbr Waveは、実は脳にメッセージを送って「快適だ」と感じさせる設計になっていたのです。

20171012_kubo12

蒸し暑い満員電車の中、手首に涼しい風が吹き付けてくれる。真冬の屋外のバス停で、手首から温かいぬくもりが広がる。想像してみると素晴らしいアイデアに思えてきませんか?

 

多くの体験者も「常に着けていたい!」と述べており、海外メディアも「Embr Waveを外した瞬間にまた付けたくなった」「外してみると、身体が手首を冷やすことをどれだけ欲していたのかに気付いた」とその威力に驚いています。

20171012_kubo13

Kickstarterでは1つ約2万5000円で予約購入を受け付けており、発送は来年7月の予定。そこ以外では希望小売価格は約3万4000円で、こちらは来年11月の発送予定となっています。残念ながらKickstarterでは日本への配送を受け付けていないようですが、海外で成功すれば日本にお目見えするのも時間の問題ではないでしょうか。